« 4連休 | トップページ | 出産準備 »

宮崎美子3連続

金曜日は会社に行かない日なので、この週から大学が始まるが、一応4連休。そのなかで3本の日本映画を観たが、なんとその3本全て、宮崎美子が母親役。

9月23日(木,祝)

午前中は夫婦2人で美容院を予約。といっても、別々のところで、それぞれ散髪が済んだら府中で落ち合う。
夫婦で6月に台湾に行った時、妻が書店で購入してきたのが、吉田修一『悪人』の中国語訳。妻は日本語でも普通に小説を読むことができるが、なぜかこの作品は中国語で読みたかったのだそう。まあ、映画も観ておきましょう、という感じだったが、モントリオール映画祭で深津絵里が最優秀主演女優賞を受賞したということで、すっかり話題になったので、急いで前売り券を買っておいた。
混雑を予想し、早めに受付をし、ランチ。その日は雨だったので、映画館と同じビルの1階に入っているカフェだったが、メニューの選択ミス。イマイチだった。

府中TOHOシネマズ 『悪人
さて、深津絵里に注目が集まる本作ですが、監督は前作『フラガール』が非常に好評だった李 相日だから映画自体が注目されてもよい。『フラガール』は非常に前向きな映画だったが、本体この監督は人間のダークな部分を描くのを得意としているから、本作は全く違和感なし。名前で分かるとおり、在日朝鮮人何世かだが、主演の妻夫木 聡君も『ノーボーイズ、ノークライ』で監督人俳優と共演しているし、けっこう汚れ役だったし、この役にも違和感はなし。唯一、深津絵里がサチ薄い30女はよく演じていたものの、これまではコメディタッチで最終的にはハッピーで、しかも性的な絡みはなしという感じだったので、どう演じるかが見物。
他にも、妻夫木演じる男に殺されてしまう女性を満島ひかりが扮しているなど、見所は満載。しかし、結論からいうと、ちょっと予想とは違っていた。妻がいうにはほとんど原作どおりということなので、私の期待は既に原作の時点で満たされないわけだが、もっとディープな人間の心理を描くものを期待していた。確かに、主演の2人の演技は素晴らしかったと思うし、その演技を引き出した監督の演出も然り。しかし、その演技が何か大きなメッセージを伝えるかどうかというのは別の次元であって、その意味で私の欲求を満たす作品ではなかった。
ちなみに、本作では宮崎美子は殺される女性の母親役。柄本 明と夫婦役で理容室を営む。まずは殺人事件の被害者の母親として。

9月24日(金)

この日から、法政大学の後期講義が始まった。前期から引き続き受けてくれる学生が7人くらい、プラス後期から受けようとする学生がひどく遅刻して参加。相変わらず人気のない授業です。しかし、その分やる気のある学生と信じてやっていきましょう。
講義後、池袋に移動して妻と落ち合う。この日はなんと脚本家の今井雅子さんとランチをご一緒させてもらうことになった。今井雅子さんは6年前の映画『ジェニファ 涙石の恋』で知って、それ以来彼女のホームページの掲示板を通じて知り合い、2年前に初対面を果たす。このblogによく書き込んでくれる岡山のTOMさんの提案で一緒に食事をさせていただいたのだ。そして、昨年彼女の脚本映画『ぼくとママの黄色い自転車』の公開初日の舞台挨拶の際、2度目の対面を果たす。今井さんには娘さんがいて、今年の8月で4歳になった。彼女は布おむつで育てられたということで、妻が妊娠してから一度お会いしたいですねえといってはいたのだが、今井さんは現在NHKの朝ドラ『てっぱん』の脚本にとりかかっていて、非常に多忙。たまたまこの日は池袋で観劇の予定があり、その前のちょっとした時間をご一緒させてもらった。
池袋西口、立教大学近くのカフェzozoiで待ち合わせる。50枚近くの布おむつと今井さんの娘さんに似合いそうな派手な柄のおむつカバーを10着ほど。その他にも残っているベビーグッズは譲ってくれるとのこと。さすがに布おむつを人からもらうとは思わなかったけど、確かに毎日20枚も交換することを考えれば50枚あってもたりないくらいだし、それを買い揃えて、成長したらポイ捨てというのもどうかと思う。なんだか、布おむつの偉大さを知る。1000円のランチはそこそこだったけど、1時間強、いろんなお話を聞かせてもらって贅沢な時間。

妻はその後友人と会う予定があったので、私は池袋で映画。池袋で映画といえば、今井さんも連載を持っているフリーペーパー『buku』をもらう。

池袋シネマサンシャイン 『君が踊る,夏
予告編を観た時から観たいと思っていた、『ダイブ!』に出演していた溝端淳平君の主演映画。高知の本場よさこい祭が舞台になっています。本編が始まって、いきなり予告編の予想を裏切られる。溝端君演じる主人公の男は高校3年生。木南晴夏演じる女性と付き合っていて、卒業後は一緒に上京する約束をしていた。それが、彼女の突然のキャンセル。たまたま、路面電車から、その彼女が自分の親友の男に肩を組まれているところを見てしまい、浮気が原因だと誤解したまま東京で5年が過ぎる。彼は写真家を目指し、専門学校を卒業し、藤原竜也演じる憧れのカメラマンの助手として働いているが、仕事自体も、自分の写真作品もパッとしない毎日を過ごし、このままカメラマンという夢を追い続けられるのか疑問を抱いている。そんな時、母親が入院したという知らせがあり、急遽高知に帰省する。その帰省によって、5年前の誤解が徐々に解かれていく。
ここからが、予告編で伝えられる内容になっていくのだが、実は高校時代の恋人の幼い妹が、状況を目前に小児癌を発症したのだ。すでに母親を亡くしているので、彼女はやむなく自分の夢を捨て、家庭のことと妹の看病という道を選んだということだ。幸い、その5年の間に妹は回復に向かい、本人は主人公と5年前に約束したという、よさこい祭で踊ることを切望する。その少女の夢を叶えるために奮闘しながら、主人公は自分が失いかけていたものを取り戻すという、事実に基づく物語。
ヒロインの木南晴夏はちょっとぱっとしないが、けっこう存在感はあると思う。妹を演じるのは『アマルフィ』で誘拐される少女を演じた大森彩音ちゃん。ちょっと可愛すぎますが、その他にも主人公の母親役でまたまた宮崎美子が出演している他、それなりに豪華なキャストが経験の浅い主役たちを支えます。ちょっと予想したとおり、前半はいかにも高知県の観光PR映像的な印象。東京との差異を誇張し、祭に熱を上げるコミュニティを強調する。しかし、後半はよさこい祭の本番に向け、盛り上がっていきます。よさこい祭といえば、以前高知大学にいた地理学者内田忠賢さんが研究をしていて、それなりに知っていた。それが現在では私の住む調布でも行われ、本場高知では全国から200以上のチームが参加し、優勝を競うイヴェントになっているらしい。祭りだけど「伝統」というものを主張しないし、地元性を強要もしない。残念ながら、つい先日行われた調布のよさこい祭の様子を見ることはできなかったが、先にこの映画を観ていたら絶対に見たのに、と思う。

9月25日(土)

この日は東京経済大学で後期最初の講義。これまではそんなことがなかったのだが、なんと前期から継続して受けている学生は数人で、ほとんどが後期からの受講者だった。なんだか、慣れない雰囲気のまま1回目終了。
一度帰宅して自宅でランチ。先日鹿港で買ってきた肉まんと、妻が生地を手作りし、市販の餡子に胡麻を擂って混ぜたオリジナルあんまんでの昼食。肉まんよりも手作りあんまんがふかふかで美味しかった。その後は揃って地元の散歩。深大寺温泉ゆかりまで歩いていってひとっ風呂と思っていたが、なんとなく取りやめに。結局深大寺までは歩く。すると、ちょうどこの日は十五夜ということで、なにやら読み聞かせのイヴェント、十五夜の会ってのが始まるということで聴いていった。もっと素朴な、年配の方が語り聞かせるのかと思いきや、若者集団によるパフォーマンスでした。この手の最近多いんですね。結局、19時を過ぎてしまうと、この周辺の飲食店は全て閉店してしまっていたので、バスで調布駅まで戻って夕食。

最後の宮崎美子は次回に持越しです。

|

« 4連休 | トップページ | 出産準備 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

今井さんとご一緒されたんですね。そういえば、私が昨年、小豆島でお会いしたのも9月でした。
 
宮崎美子3連続、「君が踊る、夏」はイマイチ乗り気になれなくてパスしてしまいました。結構、評判も聞こえていたのですが。
最後の1本は、たぶんこの日が初日の作品ですね。岡山でも公開予定になっているので(時期は未定)、感想を目にしてもそれほど羨ましがらなくて済むと思います(笑)。

投稿: 岡山のTOM | 2010年9月29日 (水) 02時39分

TOMさん

そっか、TOMさんも小豆島で今井さんとお会いしたんですね。
今度はたまちゃんに会いたいなあ。

最後の1本はTOMさんも期待している作品ですね。
やはり、こちらはまさに主演2人の「役者が上手」ってところでしょうか。ネタバレはないように気をつけますが、まあ、基本的には予告編どおりなので。

投稿: ナルセ | 2010年9月29日 (水) 10時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/49552127

この記事へのトラックバック一覧です: 宮崎美子3連続:

« 4連休 | トップページ | 出産準備 »