« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011年1月

音楽映画

金曜日は法政大学の成績提出締切日だったので,いつもどおり会社はお休み。でも,私がやるべき作業が山積みで,結局2週間連続で土曜日出勤。ちなみに,金曜日は家族3人で出かけ,法政大学によった後に,谷中ボッサへ。
谷中ボッサのご夫婦にもわが家と2週間違いでお子さんが産まれたので,ご対面。臨月からお休みしていた平日のランチメニューをこの週から再開しており,夫婦ともにお店に出ていました。そして,その息子はというと,替わりばんこにおぶわれています。おんぶされると寝てしまうらしく,元気に動き回る姿を見ることはできませんでしたが,こちらもご夫婦どちらにも似た顔つきでした。わが息子は終始ご機嫌。トイレに新しく設置された台でおむつを交換し,妻はなんと客席で授乳。それも許される,相変わらずなリラックス空間でした。
しかし,いつもどおり少し長い時間お出かけした後には家でよく泣きます。

1月22日(土)

という週末だったので,映画を観る時間がなさそうだと諦めていましたが,妻が出勤後に行ってきなさい,というのでお言葉に甘えて,15時までの勤務を約束してもらって新宿へ。

テアトル新宿 『アブラクサスの祭
加藤直輝という30歳の監督作品。主演のスネオヘアーとともさかりえとの熱愛報道で話題になった映画。でも,お客の入りはそこそこです。私の好きな今井雅子脚本作品『ジェニファ』ですらこのテアトル新宿でレイトショー公開のみでしたから(主演は山田孝之だったのに),ここでロードショーということでもすごいことか。そして,たまたまですが『ジェニファ』と同様,お寺が舞台。『海炭市叙景』に続いて出演の小林 薫演じる住職の下に通勤している僧侶を演じるのがスネオヘアー。その妻をともさかりえが演じ,息子もいる設定。『ちょんまげプリン』に引き続きお母さん役。そして,福島県を舞台としているこの映画ですが,その子役が地元のオーディションで選ばれたとは思えないほど芸達者。お父さんと歌うシーンや,郡山の楽器屋で父親を見失い店内をウロウロするシーンなど,素晴らしく愛らしい。小林 薫の妻役にはちょっと年齢離れすぎとは思いますが,本上まなみが扮します。なんか,彼女がスクリーンに登場するとほんわかしますね。ともさかりえとまなみちゃんの2ショットもなかなか貴重でちょっとドキドキします。
最後のライヴのシーンでは,チラシに「東京から豪華ゲスト」みたいにこそっと書いてあって,実際に會田茂一が登場したのにはちょっと嬉しかったりする。やはりこの人でたがり屋ですな。この映画でも音楽といってもノイズが重要な役割を果たすのですが,やはり音楽担当は大友良英でした。『ウルトラミラクルラヴストーリー』もそうでしたからね。まあ,普段はお寺のシーンが多く,アコースティックギターなどで音数少な目のBGMなのですが,だからこそ爆音ノイズがここぞという時にきいてくるのかもしれません。きちんとした原作がある作品なので,話の展開はしっかりしています。しかし,恐らく原作ではこれほど音楽性を重視していないと思うので,主演のスネオヘアーと音楽担当の大友良英によって,映画のオリジナリティがきちんとでているのではないでしょうか(なんて,原作も読んでいないのに偉そうですね)。ともかく,なんどか涙が頬を伝うような,いい映画でした。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

久し振り休日出勤

金曜日,また会社に行く。しかも,帰宅してからメール。なんと,私の作業した内容にミスがあり,土日中に対応願いたいとのこと。まあ,そういう場合は仕方がない。数年ぶりに土曜日出社。土日で私と妻が1本ずつ映画を観る予定だったので,土曜日に妻が観ることに変更。府中で待ち合わせて,息子を預かって私は帰宅。

1月16日(日)

そんなことで,私は日曜日に映画を観ることにしました。最近あまり行かなくなった渋谷。行くにしても,映画か献血で,ついでに他の用事ってのはあまりできない。渋谷は渋谷内で移動するだけでもけっこう時間がかかるので,用事が済んだら直帰する,という感じ。この日は前売券を購入していた作品をようやく観ることができた。

渋谷ユーロスペース 『海炭市叙景
最近だと『ノン子36歳(家事手伝い)』を撮った熊切和嘉監督の最新作。同監督の『青春☆金属バット』主演の竹原ピストルや,2003年の『アンテナ』主演の加瀬 亮など,数多くの俳優が出演しているオムニバス映画。原作のなかで「海炭市」と呼ばれるのは映画のなかでは函館市が用いられている。函館には実際に造船所があるようですし,函館山があり,路面電車がある。その名前から,勝手に炭鉱町を想像していたのだが,実際には造船所が縮小され,竹原ピストルと谷村美月が演じる兄妹が同時に勤めていた造船所を解雇されてしまう,という話から物語は始まる。いや,精確にはこの兄妹が小学生の頃の場面もある。この造船所で事故があり,親を亡くし,やはり同じく造船所に勤めていた親類のつてで成人した兄妹は揃ってこの会社に就職した,というような設定。
この兄弟の解雇通知が届くのが年末なのだが,同じ時期にいくつか平行した物語が進行している。小林 薫と南 果歩の夫婦の物語は,高校生の息子を持つ,すれ違い家族の話。地元のガス屋の若社長を加瀬 亮が演じ,東京から営業でやってきた三浦誠己とともに,浄水器を売るという話。加瀬 亮演じる男の息子が,学習塾をサボって,小林 薫演じる男が勤めるプラネタリウムに通いつめるとか,物語の接点は非常に少ない。ここ10年くらい流行のオムニバス形式のものは段々接点に無理がある方向性になってきたが,本作は無理に接点を作らずに,この町全体の雰囲気を描こうとする,極めて地誌学的な作品だといえる。相変わらず谷村美月ちゃんは可愛かったけど非常に控えめな演技が少し物足りなかったかな。でも,全般的には淡々とした雰囲気がとても好きです。これまで私が観た熊切作品とは随分違うかな。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

もう春休み

1月8日(土)

今年度の法政大学は年明けの講義はなし。1月は会社の出勤日が少ないので,金曜日も出勤。土曜日の東京経済大学もこの日で最終日。いつもどおりに金曜日に映画に行けなかったので,土曜日に許可が出る。

新宿シネマート 『ばかもの
選んだ作品は成宮寛貴と内田有紀が10年来の恋人関係を描くという,絲山秋子の原作。彼女の作品といえば,『逃亡くそたわけ』というのが映画化され,美波ちゃん主演だったために,原作を読み,初日舞台挨拶に行き,そしてもう一回鑑賞したくらいだ。『逃亡くそたわけ』はうつ病の主人公が病院から逃亡し,九州北部を旅するというものだった。本作もアルコール依存症の主人公と,彼が生活する群馬県高崎市が舞台。どちらも,人間のダークな部分を描き,またローカルなセッティングが重視されるという映画になっている。
なんと監督の金子修介は『デスノート』の監督らしい。内田有紀の濡れ場シーンは下着までの露出で,あとは風呂場のシーンの背中だけだったが,主演2人の演技はなかなかだったと思う。成宮君はすでに28歳だが,大学生から実年齢までを演じるが,童顔で背もあまり高くない彼だから,大学生くらいは許せますね。でも,その同級生として池内博之君ってのはどうだろうか。しかも,その同級生で結婚相手がつい最近までよく高校生役を演じていた岡本奈月ちゃん。彼女は高鈴のPVに主演しているので密かに注目しているのです。そして,成宮君の母親役には浅田美代子,姉役には浅見れいな。れいなちゃんは今井雅子脚本映画『ジェニファ』で重要な役どころをしていて,こちらも密かに注目しているので,嬉しい配役。原作のストーリーもなかなかいい展開なのだが,残念ながら映画の方は多少間延びしている。そして,音楽。まあ,ドラマティックな展開にストリングスは映画音楽の常套手段ではありますが,本作ではかなりわざとらしく耳障り。同じようにエンディング曲もいかにもの女性シンガーでイマイチ。1時間15分くらいにまとめたらかなりいい映画だったのに。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

初年越しの昭君

最近はほとんど粉ミルクを使わなくなった。ちょっと体重増加は緩慢になった気がするが,毎日オシッコもウンチもたっぷりしているので問題はないと思う。夜中に私が起こされることも少なくなり,妻が工夫して夜中の授乳をしてくれているせいだ。最近は夜中にあまりウンチをしないので,紙おむつを交換しなければ,添い寝授乳をすることで,ほとんど泣かれることもないようです。布おむつだと吸収できるオシッコの量は限られているが,さすが紙おむつはオシッコをジェル状にして吸収するので,かなりの量を吸収できる。そして朝はたっぷりウンチをする。息子なりに少しずつ1日のリズムを覚えつつあるということだろうか。
しかし,それはそれで寂しいところがないでもない。妻と息子は完全に授乳と睡眠のサイクルが出来上がっているのだが,そこに私が参加していくのが難しくなっているということ。泣いていても,それがおっぱいを欲しがっているのか,おむつなのか,ねんねなのか,イマイチ分からなくなってしまった。
まあ,それはともかく,息子は確実に成長している。布おむつを使うようになったのは1ヶ月を迎える前後だったと思うが,いただいたおむつカバーは新生児用の50cm用が2枚しかなかったので,新しく2枚買い足したのだが,2ヶ月を過ぎる頃から,50cm用はきつくなってしまった。もちろん,50cmの肌着もそうだ。しかし一方では,まだまだ着れないと思い込んでいた,もらい物のベビー服がけっこう着られることを発見。すでにもう着れないものもあったりして。女の子用が多いですが,かまわず着せています。
Photoこんなお姫様のような服も活躍

また,感覚も少しずつ変化しているようです。以前は,泣き止ませる音といったらレジ袋をシャカシャカすることくらいでしたが,最近はもらいものの鈴入りぬいぐるみをチリンチリンならしても,喜ぶようになった。ちなみに,レジ袋の話はおそらく『伊東家の食卓』か『はなまるマーケット』で数年前に得た情報でしたが,今では定番化しているようですね。ベビー雑誌を見ても,レジ袋を自分でしゃかしゃかやって喜ぶ子どもの姿や,市販のおもちゃでも,子どもが触るとシャカシャカいうものが売ってたりします。一説によると,その音はお母さんのお腹になかにいた時に聴いていた音に近いとか。いろんな周波数の音が混在しているところが良いようですね。かといって,それを録音してエンドレスで流すということは難しいようです。結局,簡単な録音機器では記録できる周波数に限界があるでしょうから。
そんなことで,いただいたおもちゃでも少しずつ喜ぶようになったし,ご機嫌な時にはウーウーうめき声を出すので,こちらも言葉を返してやるとそれなりにコミュニケーションが取れるようになっています。最近,中古で購入したcombiのハイローチェアも活躍していて,このなかでも長いときには2時間ほど寝てくれるようで,妻が家事をするときなど,かなり助かっています。

それから,意外に嬉しいのが近所づきあい。以前は挨拶をする程度だったのですが,さすがに子どもが産まれるというので,退院の前日にお茶をもって隣の家と上の家に挨拶に行ったのです。すると,その後は夜泣きとかで相当迷惑をかけていると思うのに,マンションの入り口で会ったりする時に声を掛けてくれたり,ちょっとしたおすそ分けをしてくれたりで,一人暮らしを始めて20年経ちますが,初めて近所づきあいらしきものができています。やはり,迷惑をかけていたとしても,実際に子どもの顔を見せてあげると許すしかなくなっちゃうんでしょうね。やはり子どもってすごい,というかずるい。

さて,そんなわが家の昭君ですが,あまりの可愛さで誰に見せても評判上々ですが,果たして私たち両親のどちらに似ているのか。まあ,産まれた時からの一致している意見は,目が父親似,口から顎にかけてが母親似ということになっていますが,果たして鼻は?助産師さんの話だと,赤ちゃんの鼻はおっぱいを吸う時に邪魔にならないように潰れていて,しかもそれでいて呼吸ができるように小鼻が横を向いているとのこと。人によっては昭の鼻を高いといったりするので父親似か?ちなみに,耳の形も父親似らしいし,決定的なのが小指の形。私の小指は確か祖父譲りだったと思いますが,内側に曲がっています。それは息子にも遺伝したようです。産まれた瞬間にそれに気づき,間違いなく私の遺伝子を持った子だと確信。写真では分かりにくいとは思いますが,こんな感じです。
Photo_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

恵比寿ガーデンシネマ

恵比寿ガーデンシネマが閉館する。最後の作品として選ばれたのが,この映画館でよく上映されていたウディ・アレンの最新作『人生万歳!』。しかも,今回のヒロインはエヴァン・レイチェル・ウッドだというので観に行くしかない。
ガーデンシネマが開館したのは1994年だという。オープニング作品は華々しく,『リアリティ・バイツ』と『ショート・カッツ』。どちらも未だ観ていないが,いつかはスクリーンで観てみたいと思っている作品である。現在配っているチラシに,ここで上映された全作品のリストが載っているが,どうやら私がここで初めて観た映画は『スリーサム』らしい。若者の三角関係を描く青春恋愛映画だが,ドロドロ系の三角関係ではなく,同性愛も含めて三人で仲良くという感じの物語だったと思う。私自身も三角関係ではないが,この作品をダブルでートみたいな感じで観に行った記憶があるが,具体的に誰と行ったかは覚えていない。しかも,学生時代かと思ったが,すでに25歳になっているので,大学院時代だ。この作品リストを観ても,どれが私が観た作品か確実に覚えているものはさほど多くはないが,けっこう思い入れのある映画館ではある。
『エキゾチカ』を観たのは1997年のことらしいが,非常に大きな印象を私に残し,後にそれがアトム・エゴヤンという有名なカナダの映画監督の作品だと知る。また,名前は知っていたものの,ウディ・アレンの作品を初めて観たのも,ここでの『世界中がアイ・ラヴ・ユー』で,それ以降の作品はほとんどこの映画館で観ているし,『世界中がアイ・ラヴ・ユー』で印象的だったエドワード・ノートンの主演作として『アメリカン・ヒストリーX』を楽しみにしていたのもここ。『ロッタちゃん はじめてのおつかい』ではニュースになるほどの行列が連日できて,立ち見を断っていたこの映画館で,2度ほど映画館まで行ったものの観れずに帰ってきた記憶もある。それからしばらくは相当時間に余裕のある日にしか行かないようになった時期もある。『ショート・カッツ』は観なかったけど,『クッキー・フォーチュン』で知ったロバート・アルトマン作品をよく観に来たのもここだったし,『ウェイキング・ライフ』や『テープ』など,リチャード・リンクレイター作品もよく観に来た。2005年くらいはほとんど観に来ていたといってもよい。ちょうどその年はガーデンシネマ10周年記念で,初めて日本映画を上映したというのも記憶がある。豊川悦司主演の『丹下左膳』がその記念すべき作品である。
そう,この映画館はこだわって外国映画だけを上映していた。予告編には2種類あって,はじめに上映されるのが他の映画館で上映するものも含めた予告編で,後半はガーデンシネマの予告編。それが始まる前には「これからご覧頂くのはハリウッドからの選りすぐりの作品です」というクレジットが表示された。ハリウッド映画といっても,いわゆる巨額をつぎ込んだ超大作ではなく,上に挙げた監督達の作品など,日本では大体的に宣伝もしない良質なハリウッド映画を専門に上映していたのだ。しかし,徐々にその上映作品の基準が変わってくる。日本映画の2本目は『ベロニカは死ぬことにした』という渋い作品だが,その次は『かもめ食堂』。これはシネスイッチ銀座での大ヒットに便乗して後から上映を開始したものだ。新宿にもガーデンシネマができたのはこの頃だろうか。だんだん,恵比寿に行く必然性が薄れ,私の足も遠のくようになった。実際,きちんと観た映画を記録するようになった2006年には6回行っているのに,2007年は0回,2008年は4回,2009年は5回,2010年は2回だった。
新宿ガーデンシネマの歴史は短く,間もなく角川シネマとなった。どうやら,この頃は既に恵比寿のガーデンシネマも角川映画の運営だったらしい。まぁ,そんなことで閉館はやむをえないが,かなり残念ではある。一時期かなり腰を痛めて,2時間の映画鑑賞も辛かったことがあるが,そんな時に久し振りに行ったここガーデンシネマで全く腰が痛くならず驚いた記憶も新しい。ともかく,映画館はすぐに潰さず,とりあえず次の運営会社が決まれば再会する可能性もあるらしいので,少し期待しておきたい。

1月4日(火)

恵比寿ガーデンシネマ 『人生万歳!
ということで,2011年初映画鑑賞はウディ・アレンの最新作となりました。最近はロンドンを中心に活動していた彼ですが,久し振りにニューヨークを舞台にして,本人の出演はなし。コメディアンのラリー・デヴィッドがいつもどおりのウディ・アレンばりのまくし立てる喋り方で主人公を演じます。そして,ここ何作かヒロインだったスカーレット・ヨハンソンに代わってバカ女のヒロイン役を務めるのがエヴァン・レイチェル・ウッド。彼女の存在は『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』という初主演(?)映画で既に知っていて,その頃の儚く危うい美しさから,最近の安定した美しさを確認していましたが,本作でもその魅力満載です。といっても,これまではどちらかというと知性のある役どころで,本作はそれとは正反対,そして髪型やファッションもこれまでになかったもの。そんな演出にも見事に応えていますね。さすがウディ・アレン。安心して楽しめる作品です。

恵比寿ガーデンシネマでは,今月末の閉館を前に,過去に上映した作品から16作品をアンコール上映するそうです。私が是非観たいのは,スカーレット・ヨハンソン出演の『ゴースト・ワールド』。本当はもう一人の主演のソーラ・バーチ目当てで観たかったのに,見逃してしまった作品。しかも,その後からスカーレット・ヨハンソンがあれよあれよという間にトップ女優になってしまったので,この作品を見逃したことを後悔していたのでした。ガーデンシネマの最後として観られたらいいな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

謹賀新年

子どもと動物について
乳幼児向けのグッズにつけられる模様の多くは動物である。わが家にあるもらいものも,枕に牛,着ぐるみにコアラ,毛布にひよこ,アフガンにうさぎなどなど。あまりに氾濫しすぎて,その不自然さに気づかないほど自然になっている。絵本に登場するのも多くが動物だ。童話だって,子ども向けのアニメだって。
なぜ,動物なのだろうか?言葉を覚えさせるのに,その単純化された図像と二文字や三文字の普通名詞(ねこ,いぬ,うさぎ)などが,動物という種類の普通名詞としてヴァリエーションに富むからであろうか。それとも,人間も動物であることを認識させて,同種の存在物の存在を子どもに知らしめたいのか?妻が妊娠して子ども服売り場などを冷やかすようになって急に私に湧いた疑問である。そして,そうしたグッズや絵本を通して,大人が子どもに「クマさんですよ~」などと言葉を覚えさせようとしている。しかし,私たちの日常には身近に実際の「熊」はいない。犬や猫,カラスなどは身近にいるし,もっと身近には豚や牛や鶏がいるのに,食卓の料理を指差して,「ブタさんですよ~」と大人は子どもに教えない。もちろん,人参やジャガイモなどの食材の名前は,植物の名前として教え,皿とか箸とか,道とか電車とか,そういう日常生活に直接関わりあうモノについては教えると思う。しかし,なぜそれと同列に動物園にでも行かない限り一生目にすることもないような存在物の名前を初期段階で学ぶ必要があるのだろうか。しかも,恐らく動物園などで熊を初めて見るとする。すると,大人は「これが本物の熊さんですよ」というはずだ。絵本や服の柄で見るような可愛い図像とは似ても似つかない,場合によっては子どもを怖がらせるような存在物のことを。

こんなことを考えて改めて,アリエル・ドルフマンとアルマン・マトゥラールの『ドナルド・ダッグを読む』(邦訳晶文社)はすごいと思う。この本では,なぜ子ども向けアニメとしてのディズニーがアヒルやネズミを使うようになったのかという理由よりは,可愛い動物のキャラクターを使って,恐ろしい大人の社会の仕組みを無意識に刷り込むようなことを告発しているわけだが。
わが家はベビーグッズはなるべく人からお下がりを譲り受けることにしているので仕方がないが,息子が喋れるようになったら,動物キャラクターの存在については注意したいと思う。

12月31日(金)

埼玉に帰省する。新宿での乗り換えは人混みが危険なので,分倍河原から南武線,武蔵野線を経由して東鷲宮に向かう。道中,合計4回の乗換えがあったが,息子はスリングの中でほとんど目を覚まさず。東鷲宮駅に着き,駅前のダイエーでおむつ替えと授乳。ここの授乳室はなかなか広い。さすが,田舎のスーパーだ。体重計もあります。そして,ダイエーと近くのマツモトキヨシとで品比べして,結局80枚入りの紙おむつを購入し,タクシーで帰宅。
この日は出産祝いをいただいた,母の友人宅を訪れる。息子もご機嫌で,愛想の良い姿を見せられた。一方,この家ではテレビで多部未華子出演のドキュメンタリー番組をやっていて,私は思わず見入ってしまう。母親の家に戻っても,息子は終始ご機嫌で,昼寝もほとんどしない。そう,一つ大きな想定外があった。私たち夫婦にとっては母親の家はそれなりに落ち着ける場所だが,息子にとっては初めて来る場所であり,なんと産まれてすぐの助産院以外では初めての外泊となる。そもそも落ち着いて寝るどころではないはずだ。
結局,夜になってもまともに30分も寝てくれず,心配になる。しかも,この日は大晦日だ。いつもであれば,いくらテレビ番組がつまらなくても,だらだら夜更かしをして年明けを迎えるものだが,母も心配して結局,21時半の就寝。わが家よりも室温が高いことも手伝って,夜はなんとかいつもと同じように寝てくれました。ひとまず安心で元日の朝を迎えます。

2011年1月1日(土)

8時起床。この日は兄夫婦がやってきます。結局,年越しそばが年明けそばに。雑煮にそばを入れた一度で二度美味しい朝食。
昼飯前に兄貴夫婦が飼い犬とともに車でやってくる。わが息子とは初対面。もう8歳になるミニチュアダックスフントは赤ちゃんに興味津々。でも,それより意外だったのが兄嫁がけっこう子ども好きだということ。昼食前に父親のお墓参り。息子の顔を見せようと思っていたが,ベビーシートがないので息子と妻は自宅待機。そういえば,そんなこと良く考えずにタクシー乗っていたな。息子は前日機嫌よくしすぎて疲れたのか,あまり愛想を振りまかず,眠たくてぐずぐず。
ちょっと寝させるために,スリングに入れて外に連れ出そうとすると,兄貴たちも帰るとのこと。ちょうど外に出ると,妻が栃木に住んでいたころ,スターバックスのバイト仲間の友だちが古河から車で遊びに来てくれたところにちょうどのタイミング。近くのサイゼリアでお茶をする。隣のテーブルには男子中学生の6人組。ほー,現代の中学生はこういうところでたむろするのか。この日も母親宅に泊まります。さすがに,ちょっとこの家にも慣れてきたようで,眠れるようになってきました。

1月2日(日)

箱根駅伝やってます。この日は午前中に,今度は妻の専門学校の同級生が遊びにくる。なんと,鷲宮に住む女性。未だに家族と住んでいる22歳。家でしばしお茶などを飲んで過ごし,われわれを駅まで送りついでに昼食をご一緒する。母とはここでお別れ。『三名様』で観て,妻が一度行きたいといっていた「Big Boy」でハンバーグランチ。今回の帰省も良く食べました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »