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ホームパーティ

3月21日(月,祝)

春分の日だというのに,まだ寒い日は多い。この日も雨がぱらつく一日。前日,映画館まで行って『SP革命編』を観損ねた妻が朝からリベンジ。計画停電の関係で,同じ映画館でも毎日スケジュールが違っていて,この日は前日よりも早い時間。午後にはわが家にお客さんが来ることになっているが,彼女は観に行った。
おかげで,この日の料理担当は私。彼女がこれを作りたいといっていた「ケークサレ」というフランス料理を,クックパッドのレシピを見ながら作ります。いわば,おかずになるパウンドケーキというのか,小麦粉を入れたスペイン風オムレツというのか,ともかくレシピに加え,3色のカラーピーマンだのしめじだのを入れます。卵,牛乳,オリーブオイルなどを混ぜた後に少し炒めた具をまぜ,最後に小麦粉とベーキングパウダーを振るったものをざっくりと混ぜてオーブンへ。もう一品はラザニア。まあ,これは事前に用意していたものではなく,ひき肉とホールトマトが余っていたので,ミートソースとホワイトソースを作っておく。もし,料理が足りなくなったら,ラザニアを茹でて,耐熱皿に重ねて材料をいれ,オーブンで焼けばよい。もし,この日食べる機会がなくても,翌日の私たちの夕食にできる。まあ,お客さんが何を持ってくるかも分からないし。

てなことで,妻が帰宅する。私はすっかりお腹が空いてしまったので,外出先で昼食を買ってきてもらう。なんと,わが家ではなかなか食することの少ないお弁当でした。こんなにしっかり食べたらせっかく作ったものが食べれないよう,と思っていたが,お酒を呑む前にしっかり食べていたのはよかったのかも。

さて,この日は私のこのblogでもかつてはさんざんお世話になっていたTOPS氏を囲む会。彼は某有名企業に勤めるが,なんでもこの4月から仙台に転勤になったとのこと。彼も忙しい身なので,3月上旬にこの日に壮行会パーティを行う予定を立てたが,あの地震。彼も地震の翌日に仙台に家を探しに行く予定だったという。当然,当分仙台には行けないし,転勤も延期とのこと。まあ、このことと今回の地震はまったくもって無関係ではあるが、少し運命的なものを感じなくもない。
ともかく、TOPSさんが転勤前に行く予定だった多くのライヴも中止になったりするなかで、この会は中止にはしたくなかった。参加予定者の一人が計画停電に伴う職場の待機命令で欠席になってしまったが、急遽TOPSさんとは面識もないが地理学者仲間の荒又さんを呼び、そして一番のゲストがTOPSさんと私とがファンである女性シンガー鈴木亜紀さん。もちろん面識はあったものの、実は同じ町にお住まいということが発覚し、誘ってみることにした次第。他にも幾人かのミュージシャンに声を掛けたものの、皆さんお忙しいようで。でも、今から思うと直前にでももう一度連絡すればライヴの中止などで予定が空いていたかもしれない。
荒又さんは和菓子を持ってきてくれたが、妻お手製のリンゴケーキだけで皆さん満腹になってしまい、おはぎなどは私たちの胃袋へ。そして、鈴木亜紀さんが持ってきてくれたのが「黒はんぺんサンド」。静岡県焼津出身の亜紀さんですが、そこの名物「黒はんぺん」。そして、彼女が歌う「ハムカツサンド」という曲のなかに出てくる架空の食べ物が「黒はんぺんサンド」である。私なぞはこの曲を聞いてすっかり彼女の作品世界に魅せられてしまったわけだが、そのフレーズとは「カツなんて、パン粉で揚げたものをまたパンで挟むなんて」という。
さて、黒はんぺんとは私たちが知っている白いはんぺんとはかなり違う。使う魚も違うし、漂白もしていないし、膨れてもいない。ペチャンコで地元ではめちゃくちゃ安い食材なのだと。そんなこんなで、ご当地B級グルメとして発売してもなかなかいけるのではないかというお味で、5人の胃袋にすっかり納まってしまいました。
わが家のおもてなしは、妻が授乳がひと段落したら呑みたいといっていた赤ワインと、台湾の友人が買ってきてくれた「カラスミ」。あとはワインということでフランスパンにチーズ、そして私が午前中に作った「ケークサレ」。デザートがリンゴケーキということで満腹な会でした。

3月27日(日)

午前中は私が映画。前日妻も観た作品を同じ時間に同じ映画館で。

府中TOHOシネマズ 『英国王のスピーチ
選んだのは今年の米国アカデミー賞作品賞など主要部門をかなり受賞したこちらの作品。主演のコリン・ファースってあまり好きな役者ではないけど,今回は第二次世界大戦時に英国王になる男を演じる。20世紀に入って英国王は既に政治的権限など持たない単にプライドの高い男で彼にとってもあっていると思った。その一方で,『アリス・イン・ワンダーランド』で意地悪ばあさんを演じていた(といっても,台湾行きの飛行機でチラッと観ただけだが)ヘレナ・ボナム=カーターが夫に仕える献身な妻というからある意味で面白い。そして,加齢に応じてさらにグロテスクになっていくジェフリー・ラッシュ。まあ,ともかくこの役者たちを観ているだけで面白い映画です。そして,個人的にはこの国王のどもりを治す役どころのジェフリー演じる男の家族と彼自身の人となりがこの作品に深みを与えています。妻は,これがアカデミー作品賞か,と厳しい評価でしたが,私は受賞どうのこうのはおいておいて,十分楽しめる作品でした。

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