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ジュリアン・ムーア

5月13日(金)

日比谷シャンテ・シネ 『キッズ・オールライト
『ハイ・アート』(1998年)や『しあわせの法則』(2002年)という小ぶりで良質な,記憶に残る作品を撮るリサ・チョドレンコ監督による共同脚本による作品。この監督の作品,2004年のものは日本非公開だったらしい。残念。本作はジュリアン・ムーアとアネット・ベニングをレズビアンカップルとし,彼女たちがお互い精子の提供を受け産んだ子どもが一人ずつ。18歳の姉を演じるのが『アリス・イン・ワンダーランド』でアリス役を演じた,ミア・ワシコウスカ,15歳の弟を演じるのが,『テラビシアにかける橋』に出演したジョシュ・ハッチャーソン,そして精子提供者を演じるのはマーク・ラファロというキャスティングは映画ファンにはたまらない。当然原題は「The kids are alright」。
脚本も魅力なのでストーリーを書いてしまってはつまらない。まあ,いうことなしで楽しめる作品です。一言だけ書くならば,ジュリアン・ムーアはさすがだということ。私が彼女を知ったのはチェーホフの『ワーニャ伯父さん』を映画化したものだと思っていたが,調べてみると,『42丁目のワーニャ』という作品で,映画のなかで『ワーニャ伯父さん』が劇中劇として使われているということらしい。当時,『ショート・カッツ』にも出ていたというから,そこで名前は知られていたようだ。しかし,私にとっては,非常に透明感のある,不思議な魅力に溢れた女優さんだった。その場では名前も覚えなかった。どちらも1994年の作品だから,1960年生まれのジュリアンは当時すでに34歳。遅咲きの女優だといえる。しかし,その後『SAFE』(1995年)という謎の映画も観ているし,『ブギーナイツ』(1997年)で前編裸で出演したかと思えば,『ハンニバル』(2001年では『羊たちの沈黙』のジョディ・フォスター演じた女性捜査官を引き継いだりしている。とにかく,知的な役も,おバカなセクシーも,哀れなおばさん役も何でもこなす。そして,50歳になった本作でも大胆な濡れ場を惜しげもなく披露しているのだ。

『シングルマン』は観なかったけど,『クロエ』は超楽しみ。

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