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頑張った女優2人

息子は今週で7ヶ月を迎える。けっこう苦戦していた寝返りも最近ではお手の物。横方向は寝返りで,縦方向はまだハイハイはできないものの,仰向けになって頭をのけぞり,足を踏ん張って,上のほうに進む。途中でひねりを加えれば,彼が居ることの多い和室はけっこう動き回るのが可能になってきた。そのせいか,体重の増加も落ち着いてきて,少し顔周りがほっそりしたように見えるときもある。
離乳食はけっこう慎重で,まだ一日一回だが,いろんな種類の食材を食べるようになった。今のところアレルギー的な反応はない。でも,やっぱり味の好みはあるようです。そして,ウンチの質はかなり変化してきた。布おむつでしたときには,その布おむつをトイレに漬けておくと,ぽろっと取れるようになった。雑誌などに書いてあった情報はこのことだったのだと納得。夜もよく寝るようになって,相変わらず2回ほどは起きそうになるが,以前とは違って,ちょこっと乳を吸わせればまた寝てしまうようだ。寝ながら布団をはだけてしまうのは,妻と一緒で,その姿を見るたび笑ってしまう。
平日は私が6時起きで,そのまま放っておくと,7時前に息子が目を覚まし,少したって妻が起きるという感じだったが,最近は6時前後に先に息子が起きてしまうこともある。

5月20日(金)

最近,土日に妻が撮影の仕事をいくつか引き受けるようになり,私の映画鑑賞はもっぱら金曜日になっている。この日は,講義終了後,仙川で妻と落ち合ってランチ。この日は,以前から私も何度か会ったことのある妻の友人と一緒。妻が栃木に住んでいたころにスターバックスでのバイト友だちとのことだが,このたび結婚して東京に住むようになったとのこと。
食事が終わってフラフラ散歩がてら,西松屋が入っている新しくできたショッピングビルで授乳する前におむつ替えをしようと抱っこ紐からおろしてみると,なんと紙おむつからウンチがもれていた。最近,ウンチのリズムが不規則になることも多く,この日は朝のウンチがなかったのだ。外出先で服を汚してしまうのは初めて。妻が西松屋で服を買い,私はおむつ交換。友人がいてくれて助かる。
その後,私は彼女たちと別れて,調布に移動して映画。

調布パルコ・キネマ 『
わが家にはテレビがないので,もっぱらニュースはネットだけだが,なぜかネットで叩かれる長澤まさみ。太ったり痩せたりするのをいつも仕事の不振のせいにされる。ここ数年の彼女の出演映画やドラマの受けが芳しくないのだという。まあ,正直なところ彼女の演技がどうかってのは私には判断できないが,出演映画をチェックしたくなるような存在感のある女優であることは間違いがないと思う。個人的には,あの喋り方をどうにかするべき後思うのだ。
さて,本作は『ロボコン』で共演した小栗 旬との再共演。といっても,私は『ロボコン』を観ていない。観ていないことを公開している作品はいくつかあるが,これもその一本。まあ,それはそれとして。小栗 旬も初監督映画が話題にはなったものの,集客はいまいちだったようだ(私も観ていない)。そんな2人の主演だったが,ひとまず公開後の滑り出しはいいようです。
ということで,けっこう宣伝費もかけている様子の本作。漫画を原作にする山岳救助の物語。長野県警の一つの勤務先としての日本アルプスでの遭難者の捜索という任務に就いたのが長澤まさみ演じる女性警官。表向きは「婦人警官のミニスカート制服とはおさらばしたい」という消極的な理由をつけているが,実は彼女には山岳救助隊に入りたいという強い意志があった。一方,小栗 旬演じる男性は警官ではない。ただ,一年中日本アルプスで山とともに生活をしている「山バカ」で,山岳救助ボランティアとして活動している。でも,映画のなかで登場する救助の場面の多くに彼が関わっていたり,単独で救助をしたりという物語展開。
詳しい説明は要りませんね。ともかく,長澤演じる女性は,小栗演じる男性と出会って,成長していくという物語です。山岳救助隊長を佐々木蔵之助,同僚に石田卓也,山荘の食堂のおばさんに市毛良枝,救助ヘリのパイロットに渡部篤郎,遭難して救助される青年に尾上寛之と豪華なキャストだが,それぞれがこれまで演じてきた得意とする役どころをそつなく演じている,そんな印象の映画。小栗氏もそんな感じ。もちろん,雪山のシーンなどに苦労はあっただろうが。そして,長澤まさみ。本作ではいつも鼻につくいやらしい喋り方は少なかった。役どころからして,男勝りに頑張る女性だから当然といえば当然。何とか認められたいと成長しようとする女性を演じたことで,一皮剥けたとまではいえないが,よかったのではないかと思う。映画自体はお涙頂戴的なところ満載だったが,基本は漫画だからこんなものでしょう。

5月22日(日)

土曜日,日曜日と妻が撮影の仕事が入り,撮影場所が近所だったものの,数時間は息子を私が世話することになった。思いのほか,いい天気で始まった日曜日。撮影が終わった午後,私は比較的近所で映画を1本観る許可をもらってでかけることにした。

府中TOHOシネマズ 『ブラック・スワン
ナタリー・ポートマンがアカデミー主演女優賞を獲得した作品。これも散々宣伝をしているので詳しい説明は必要ないが,長い間同じバレエ団に属していたナタリー演じるミナ。トップダンサー演じるのはウィナノ・ライダー。年齢的なことから退団となって,次なる新たな演目が「白鳥の湖」で,この主演を誰が演じるのかはこのバレエ団にとっても重要事項。ミナはすでに優等生的な踊りで長い間このバレエ団に貢献してきたのだが,主役を獲得するまでには至らず,次々と若手のダンサーが登場してくる。
ヴァンサン・カッセル演じる演出家とのやり取りで何とか主役をもぎ取るものの,その後のプレッシャーは大きく,そのなかで彼女は無事初日を迎えられるのか,という感じの展開。いろいろ書きたいことはありますが,これから観る人も多いと思うので,ネタバレは避けておきましょう。ナタリー・ポートマンは役者としてのキャリアが,ある意味でニナと重なっている。いつも頭脳明晰な役どころで,女の色気を売りにするような作品はあまりない。もちろん,『クローサー』などの演技は私はとても好きだし,アカデミー賞を受賞しなくても彼女は一流の女優だと思っているが,多分アカデミー賞はノミネートもあまりないと思う。まあ,バレエダンサーとは違って,女優に年齢的な制約はないが,もちろん年齢によってできる役柄という制限はある。
とにかく,何がいいたいかというと,本作はこれまでのナタリー自身の女優人生と重ね合わせてみないわけにはいかない作品なのだ。ニナにとって,この舞台が自らの命もかけるようなものであったように,ナタリーにとって本作は女優としての転換期にあたる作品なのだと。まあ,こういう演技に主演女優賞を与えるのが,この国際的でない映画祭の慣習となっている。まあ,へんな言い方だが,だからこそ彼女が受賞できたのではないだろうか。でも,個人的にはいつもどおりの力の入りすぎないナタリーをスクリーンで観るほうが私は好きだが。

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コメント

『頑張った女優2人』というタイトルから、てっきり「八日目の蟬」の永作博美と井上真央のことかと思っちゃいました。
ナタリー・ポートマンについては私も日記に書きましたが、「岳」の長澤まさみもなかなか良かったように思います。公開前から公開直後まで映画の宣伝でテレビに出まくり、その甲斐あってか結構ヒットしているみたいですね。確か先生役で出演しているという「奇跡」も楽しみ。それから、「冬の日」もぜひ観たいのですが、岡山で公開されるかどうか・・・・。

投稿: 岡山のTOM | 2011年5月25日 (水) 16時45分

TOMさん

『八日目の蝉』は妻がいち早く観て,よかったようで,薦められてはいるのですが...
『奇跡』はちょうど,予告編をやっていました。まさみちゃんもちこっと写っていました。

『冬の日』はノーチェックでした。短編なんですね。他の作品も菊池亜希子ちゃんが豆腐屋で出演なんて,魅力的ですが,東京でもレイトショーのみ公開ですね。
やはり難しそうだ...

投稿: ナルセ | 2011年5月25日 (水) 21時24分

妻は何者なんですかー?
地質学者と女優って、出来すぎやん!笑。

投稿: あおみ | 2011年5月29日 (日) 14時27分

ミッコさんて、長澤まさみと上戸彩好きだよねー。笑。
まさみは、のぞみよりもかつ舌良いからいいんじゃない?

投稿: あおみ | 2011年5月29日 (日) 14時29分

あおみ

誰が地質学者だ!
のぞみってのも誰?
そもそも「あおみ」は誰でもない。
その存在すら誰も信じない。

投稿: ナルセ | 2011年5月30日 (月) 21時58分

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