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児童館デビュー

5月29日(日)

日曜日は雨。私は一人で渋谷に出かける。映画館の受付をして,久し振りにタワーレコードへ。tico moonの新譜と,昨年10月に出た高橋ちかのアルバムを購入。

渋谷ヒューマントラストシネマ 『少女たちの羅針盤
この日選んだ映画は『西の魔女が死んだ』の長崎俊一監督による少女4人の物語。主演は成海璃子。なぜか彼女には親近感があり,しかも彼女の出演映画はほとんど観たつもりになっていたが,そうでもなかった。まあ,ともかく主演作だけは見逃さないようにしたいものだ。『神童』のピアノに始まり,剣道や書道,文科系も含むスポ根ものが定着している彼女だが,今回は演劇。まさに等身大といったところか。『書道ガールズ』でも多くの若き女優たちと演じたが,本作も『半分の月がのぼる空』の忽那汐里,『蘇りの血』の草刈麻有といった主役をはれる存在感の女優,プラス失礼な書き方だが彼女たちの引き立て役として活躍するであろう森田彩華という4人が,劇中劇でも女優魂をぶつけ合うという意味で,非常に見所満載な作品。
ただし,それだけに残念なのが,物語。まあ,基本的に原作が先にあるので,その基本的なプロットを映画で全く変えてしまうことはできないとおもうが,小説の方ではそれが目玉になるであろう,この4人のうちの1人が亡くなり,しかも自殺にみせかけた殺人という展開が随分この映画を安っぽくしてしまったと思う。小説であれば,正直いって劇中劇のリアリティは二の次である。しかし,映画の場合はそこが重要で,そこをいい加減に撮ってしまっては,鑑賞者の集中力を欠いてしまう。しかし,この映画はこの主演4人の女優がいい感じで魅力を出し合っていて,素晴らしい。まあ,成海璃子にこの手の熱血少女はちょっとマンネリな気もしないでもないが,やはり演劇部員というところでその演技が真に迫っていていい感じです。
ともかく,見逃さなくてよかった。

6月1日(水)

私が平日勤務している会社にはもう15年ほど通っている。博士課程に入って,週3日勤務で始めたアルバイトだが,修了しても就職が決まらず,個人契約という形で週5日勤務となる。その後,大学での非常勤講師が入るようになって,週4日勤務になり,最近はまたアルバイト契約に戻った。入った頃は羽振りがよかったが,主な取引先が国なので,ここ数年は受注が全く読めない自転車操業で,年度末が過ぎた今はかなり厳しい状況。しかも,今年はかなり深刻だ。ということで,私のような立場の人の仕事はあまりなく,有給休暇消化を薦められる。ということで,急遽お休みにした映画の日。

こういう時に,妻に平日でないとできない用事を済ませてもらい,私は午前中息子の面倒をみることにする。妻は普段よく「児童館」に行く。そこで出会ったママ友もいるし,子どもにも一日中家にいるよりいいし,お金もかからない。ちょうどこの日も,まだ児童館に子どもを連れて行ったことのないという近所のママ友から妻がお誘いを受けていた。その人は私も何度か会ったことがある人だったので,じゃあということで,私が一緒に行くことにした。
ところで,皆さんは子どもの頃児童館というものに行ったのだろうか。そういえば,映画『白夜行』では児童館が重要な役割を果たす。そこはもっぱら共働きの両親を持つ小学生が,下校後の時間を過ごすためのものだと私は認識していた。確かに,一度日曜日に妻と一緒に出かけた児童館は,小学生たちの遊び場になっていた。そこが,平日の午前中は保育園に通っていない乳幼児のために開放されているのだという。もちろん,単に空間を開放しているだけではなく,乳幼児用のおもちゃや絵本も多数ある。また,親子で楽しめるような遊びを教えてくれたり,定期的にイヴェントも開催されているとのこと。ちょうどその日は,主に産後ママを対象としたエクササイズをやっていた。残念ながら,同行してくれたママ友の都合が合わず,エクササイズが始まる前まで遊ぶだけの参加となったが。
この日はそのエクササイズが10組まで受付ということで,その準備が始まる11時までに10組前後の母子が集まっていた。当然父は私だけ。そこに,写真で見た女性がいた。そう,妻が児童館で知り合って,付き合いのある女性。そして,次々とやってくるなかにも見覚えのある人が。そんなつながりで妻が一緒に花見に出かけたママ仲間3人組が揃いました。もちろん,彼女たちも私のことを知らなくても息子のことは知っているので,「あー,昭君のパパだ!」という感じで挨拶をする。上は11ヶ月の子から下は4ヶ月の子まで,十数人の乳児が揃うと面白いです。その日は男の子率が高かった気もしますが,同じような月齢でもそれぞれ特徴があって見ているだけで面白い。この日はエクササイズの関係で出されたおもちゃは少なかったようだが,よく来る子どものなかには,ここで必ず遊ぶ特定のおもちゃがあったり,職員の人が手作りしたと思われるペットボトルのキャップを使ったおもちゃがあったり。そんななかで,気ままに授乳したり,おむつ替えしたり,なかなかいい空間です。
残念ながら,滞在時間が少ないこともあって,ママさんたちと会話が弾むほど溶け込むことはできませんでしたが,そんなに違和感はなかった。いい経験になりました。機会があればまた行きたい。

帰る頃に息子はちょうどおなかが空いていて,眠かったこともあり,粉ミルクを飲んでいる途中にバタンキュー。ちょうどその後に妻がパンを買って帰宅したので,一緒に昼食。私はその後映画を観に出かけます。

下高井戸シネマ 『死刑台のエレベーター』
映画の日ということでいろいろ観たい作品はあったが,なかなか時間的に都合がよいのがなく,再映作品を観ることになった。最近日本でもリメイク版をやったばかりのこの作品。リメイク版上映に併せてオリジナル版を上映する映画館もあったけど,結局観ずに終わってしまった。本作は『地下鉄のザジ』のルイ・マル監督が25歳の時,1957年に撮影したという作品。主演は若かりし頃のジャンヌ・モロー。今観ると飛びきり美人でもナイスバディーでもないような気がするが,確かにスクリーン上の存在感はすごいです。やはり当時の作品はスタイリッシュで無駄がなく,2つの殺人事件が絡む物語だけど深刻さがなくユーモアがあって,面白かった。一時間半ほどの短い上映時間もいいですね。

下高井戸まで行くということで妻に頼まれて買い物。世田谷線に乗って上町で下車。程近くの鹿港というお店で饅頭(マントウ)を購入。鹿港(ルーガン)とは台湾の地名。マントウとは肉まんの皮だけですな。これがうまいんです。蒸して,そのまま食べてもよし,サンドイッチのように何かを挟んでもよし。

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