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測量の日

6月3日(金)

この日は京都に住む地理学者仲間,二村君が上京するというので,いつものメンバーで集まることになった。といっても,それは夜の話なので,講義後から新宿で時間を潰すことにした。映画+献血でちょうどよい時間だが,新宿東口の献血ルームは混雑しているので,映画の受付を済ませてから献血ルームに立ち寄り,混雑具合を確認。まだ時間があったので検査までを先に済ませて,映画の後に採血ということで準備万端。ところで,この新宿東口献血ルームは同じビルの6階から4階に移転した。吉祥寺の献血ルームなども同じビルで移転したのだが,内装は全く新しくなったのに対し,ここは以前とほとんど同じレイアウト。待合室のテーブルや椅子などは新しくなったかもしれないが,ほとんどのものはそのまま移動した感じ。ということは,一時期閉鎖していたのだろうか。

新宿ピカデリー 『八日目の蝉
選んだ映画はこちら。4月末に公開だったので,そろそろ上映終了だが,妻も良いといっていたし,同い年の永作博美の活躍も見ておきたかったので,観ておくことにした。監督は『孤高のメス』で渋い演出をみせてくれた成島 出。原作は角田光代。井上真央演じる女性は,生後4ヶ月で永作博美演じる女性に誘拐され,4歳で保護されるまで,母親と信じて疑わず育てられたという設定。誘拐の過程を描いた部分と,女の子が大人になってからを描く部分とが交互に展開する。大学生(?)になって一人暮らしを始めた彼女を訪れる一人の女性。小池栄子が演じるこの挙動不審の女性はドキュメンタリーライターで,かつての誘拐事件を取材するのだという。なんだかんだで2人は仲良くなって,取材旅行と称して誘拐時の軌跡をたどる2人旅をする。おそらく原作は面白いのだろうと思うし,出演俳優の演技はよかったと思うのだが,『孤高のメス』ほど集中して作品世界に入り込むことができなかった。
まず,誘拐時のシーンだが,母親が生後4ヶ月の娘を家において父親と一緒に車で出かけるという,信じられない設定。いくら,柵のあるベビーベッドに寝かせてあるからといって,また後で母親の言葉にあるように,単に雨だから車で駅まで送りに行くだけだといっても,7ヶ月の息子を持つ私からみると信じがたい。それから,永作博美がその4ヶ月の子どもを抱きかかえて雨の中を走るシーン。あれも,あんな軽がると走るのはありえない。一つの目玉は誘拐犯が東京を離れて大阪のホテルで子どもと2人で過ごすシーン。子どもは本当に泣いている。哺乳瓶で粉ミルクを与えようと思っても咥えずに床に落としてしまう。そこで,永作は自分のおっぱいをあげようと思うが,当然吸ってもくれないというしーんだが,ここで永作が焦っている演技は本当だろう。自身子どもを持っていないからこそ,本当に泣いている子どもと2人にさせられれば誰でもこの世の終わりを感じるほど焦るはずだ。しかし,その何日かを彼女がどう乗り切ったのかは映画だから分からない。やはり私には乗り切れたようには思えないのだ。ちょっといやらしいが,ここでもし永作が本当に乳を出していれば説得力を増したと思うがそうではなかった。
またまたいやらしい話で恐縮だが,一方で井上が自宅で過ごすシーンはなかなかいい。本当はどうか分からないが,ノーブラでタンクトップに見えたり,劇団ひとりとのベッドシーンでは華奢な美しい背中を披露している。まあ,それはどうでもよいのだが,脇役は結構豪華。岡山のタクシー運転手でちょこっと出ている徳井 優とか,小豆島でそうめんやの夫婦として登場する風吹ジュンと平田 満,そして写真館の田中 泯など。そして,逮捕のシーン。なぜ,誘拐犯が子どもと一緒に写った写真が新聞に載ったことが逮捕につながるのか。まあ,おそらく永作演じる女は容疑者として指名手配でもされていたのだろうが,だとしたらなぜ警察は写真を公表しないのか。誘拐された子どもが殺害されることを避けてか。でも,もう何年も経っているのだから。この辺の展開は詰めが甘い気もした。ということで,私の評価は微妙な作品。

映画が終わって献血。やはり15時過ぎになるとかなり混雑している。でも,あまり待たされることなく採血開始。テレビはあまり面白い番組をやっていないので,国会中継などを見たりする。菅さん,いじめられています...

献血が終わって,二村君との待ち合わせに急ぐ。あまり時間の余裕がなかったですね。新宿駅西口地下を経由して歩いていくと,なにやら西口地下広場でイヴェントをやっています。この日は「測量の日」ということで,測量&地図関係の共同したイヴェント。二村君と落ち合って,戻ってちょっと見学します。もちろん,地理学と地図とは深い関係にありますから。すると,地図会社昭文社に勤めた私の大学の先輩がいました。会うのは18年ぶりくらい。二村君と名刺交換をしてしばし雑談。その後も,震災関係の展示などを見て,コクーンタワーのブックファーストに移動。私が一人で新刊チェックしている間に荒又さんが合流。1回のタリーズコーヒーに移動します。
一通り情報交換をしたところで杉山君登場。場所を移動して飲み屋を探す。この集まりでは,チェーン店の居酒屋には入らないという暗黙のルールがあり,客引きのお兄さんがしつこく寄ってくるなかで,20分ほど優柔不断に歩き回る。結局,生ビールの値段で決めた焼き鳥屋に入るが,店内はかなり空いていてちょっと不安になったが,料理は美味しかった。私はひとしきり食べて,20時の電車でお先に帰宅。

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コメント

 いいなぁ、献血できて。私も昔は赤血球は多いし、血管は太いしで歓迎されたものですが、今は抗うつ剤に睡眠薬まで飲んでいるのでしたくてもできません。

投稿: ムツダ | 2011年6月 8日 (水) 21時11分

ムツダ君

そうですね。
献血の検査結果で健康チェックができると思ってたけど,献血できるかどうかで健康チェックができるということですね。
なにやら,はじめの質問表の項目も増えてましたよ。

投稿: ナルセ | 2011年6月 9日 (木) 18時09分

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