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久し振り映画のハシゴ

借りるつもりの部屋は先日内装工事が終わり,明日最終的な出来上がりを確認し,問題がなければ本契約の予定。本契約を前に引越し業者は決定した。結局,5社に見積もりをお願いしたのだが,そのうち3社はほとんど同じ値段。まあ,それが標準ということでしょうか。で,結局決定した業者はなんと私たちが今の部屋に同居する際に,一緒にお願いした会社。東京都と神奈川県を中心に営業しているという「孫悟空」という会社。なぜ私が2年半前にそこにお願いしたかは忘れてしまったが,私の引越しが終わり,妻も同じ業者にお願いするから安くしてよ,みたいな感じでお願いしたのだ。そして,今回も他の業者とは違って,見積もりをお願いする際に,「以前もお願いしたのです」ということで,同じ見積もり担当の方に来てもらった。前回の引越しから結婚・出産ということで,「ご祝儀価格」とのことで,他の業者よりも2割ほど安くなりそう。

7月1日(金)

さて,この日は映画の日。先週は妻が台湾の高校の同級生に会うということで,成田空港の近くまで出かけて1日が終わったこともあり,この日は1日自由行動をさせてもらうことになった。というのも,前売り券を買ってあった『パラダイス・キス』は主要な上演館で最終日を迎えてしまい,またどうしても観たかった『クロエ』が本上映のシャンテ・シネでの上映が終了してしまい,シネ・パトスの夕方以降の上映を残すのみ。ということで,午前中の講義が終わった後に夕方まで,『パラダイス・キス』を観て,それでも余ってしまう時間で献血をすることにした。
講義が終わって急いで有楽町線で丸の内ルーブルに急ぐ。献血があるので,映画の後に昼食というわけにも行かず,近くのファミリーマートでサンドイッチと缶コーヒーを買い,既に予告編上映中の劇場に滑り込む。

丸の内ルーブル 『パラダイス・キス
最前列中央の席について,ちょうど本編が始まる。普段は本編上映中に食事をしたりする人ではないが,後方10列以上は誰もいないので安心して食事をする。さて,北川景子は特別に好きというわけでもないが,出演作はけっこう観ている。今が旬の向井 理君の演技もちゃんと観たことないし,急に向井君ファンになってしまったという友人がエキストラで出演しているというので,観ることにした。わざわざ説明する必要もないが,本作は矢沢あいの原作漫画の実写版。北川景子は高校生役で,向井 理は専門学校生役というかなり無理がある設定だが,デジタルカメラでの撮影を使った漫画的な作りはそれはそれで面白い。
特筆するほどの映画ではないが,一点だけ。原作漫画がどの程度の長さを持っているのか分からないが,映画を観る限りでは肝心なところの描写がひどすぎる。受験を目の前にした主人公は,渋谷で男に声を掛けられる。それが,向井演じる男の専門学校の友人で,かれらの卒業制作のショーのモデルに北川演じる女子高生をスカウトしたという設定。受験があるから遊んでらんないというが,ずるずると引き込まれてしまい,最後には「モデルくらいやってやるよ!」とタンカをきるが,「モデルになる」という努力をしているシーンは全くない。ショーの直前に自信をなくし,「モデルをなめていた」というが,なめるもなにもひどすぎる。その過程のなかでいくつかの場面でいくつかの人物から重要な忠告を受けるが,それらは何も活かされてない。そういうところを丁寧に描かない限り,結局は人気の原作,人気俳優以外記憶に残らない映画に過ぎないということだ。

落ち着いて献血ルームへ。成分献血もそれほど混雑しておらず,時間的にも余裕を持ってできました。

東銀座シネ・パトス 『クロエ
さて,今度は鬼才と呼ばれるほどのカナダの映画監督アトム・エゴヤンの最新作。正直前作の『秘密のかけら』は完璧とはいえなかったが,本作は主演にジュリアン・ムーアを迎え,若手注目株のアマンダ・セイフライドを正面からぶつけ,夫役をリーアム・ニーソンで固めるという徹底ぶり。期待は高まります。
振り返ってストーリーを反復すると大した物語ではないような気がするが,観ている間は全く無駄のない完璧な映画だと思えた。ジュリアン・ムーアは既に50歳になるが,相変わらず惜しげもなく裸体を披露し,アマンダ・セイフライドもこれから人気が出てくるというのに,こちらも惜しげない。嫉妬,裏切り,執拗な愛情,などなど相変わらず人間の負の感情を描き出す監督だが,その表現はどこかどれも美しいのだ。かといって,美でそうした負の感情を損ねてしまうのではなく,負の感情を誇張して絶対化しない,ということだろうか。ジュリアンの息子役として出演しているマックス・シエリオットも初々しくてよい。
こちらはこちらで,逆の意味でこれ以上言葉を重ねる必要はない作品。ともかく,見逃さなくてよかった。

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