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久し振り舞台挨拶

11月4日(金)

いつも通りの時間で法政大学に行くと,なんと自主学園祭をしていました。もちろん,前週からこのことは知っていたけど,もらっている年間予定表には学園祭で休講になるなんて書いてなかったし,とりあえず教員控え室に行くとこちらも終日閉鎖。他の大学事務所も全部閉まっています。念のため,私が講義で使用している教室に行っても学園祭で使っています。手元にある年間スケジュールを確認すると「11月上旬のスケジュールについては別途お知らせします」とある。そういえば,少し前に法政大学からのハガキが届いていたような。まあ,ともかく休講ってことですね。この日は妻から映画でも観て献血でもしてくればと,自由行動の許しをもらっていたので,講義の後に映画,そして献血の予定。
ということで,予定変更。ちょっと予定していた映画の1本前を観るのは間に合わないので,先に献血をすることにして,とりあえず有楽町に移動。献血ルームは10時から。映画は11:45からだから間に合うと思いきや,10時から採血ではなく,問診が始まり,やはり予約客が優先されるため,私が血液検査をしたのは既に10:30。血液検査の看護士さんが「時間に余裕はありますか?」と尋ねるので,映画の予定を伝えるとそれはちょっと難しいという。ゆっくり考える余裕も与えずにその看護士さんは「血液の濃さも濃いので,全血にしたらどうですか?」と畳み込んでくる。全血献血をすると,その後約2ヶ月献血できないので,なるべく避けたいのだが,まあ仕方がないということで,今年2回目の400ml献血。あっという間に終わってしまいます。でも,そのおかげでいろいろ特典をいただきました。
映画の前に昼食ということでブラブラしていると,かつて西武百貨店だった有楽町マリオンがルミネとして新装オープン。10月31日にオープンしたばかりだということで,平日なのに混み合っていました。といっても,私が行ったのは飲食店が集まっているところ。パン屋のアンデルセンのなかにイートインコーナーがあったのでそちらで軽くいただきます。スタッフさんもあまり慣れていない様子。

日比谷シャンテ・シネ 『幸せパズル
選んだ映画はアルゼンチン映画。予告編で観たいと思っていたものの,なかなか機会がなかったが,最終日に観られることになった。アルゼンチン映画はあまり日本で公開されないが,その分公開される作品のレベルは非常に高く,ここ数年で私が観た作品でつまらなかったものはない。
本作は,男の子ども2人を持った家庭の主婦がジグソーパズルに目覚め,これまで完璧にこなしてきた家事をおろそかにして大会に挑むというもの。冒頭のシーンは主人公自らの50歳の誕生日パーティ。祝われる身なのに,集まった多くの客のために料理を作っては出し,の繰り返し,最後にはバースデイケーキも自ら作ったものを自ら運び,ロウソクの火を消すという始末。まあ,要するにこの一家の図体だけでかい3人の男たちは妻であり母親である彼女がいなければ何もできないのだ。そんな彼女が密かに楽しみにしているのがジグソーパズルだったのだが,誕生日プレゼントのなかに本格的なジグソーパズルが入っていて,寝る間も惜しんで没頭する(なにせ,この家では彼女自身の時間は皆が寝静まった深夜しかないのだ)。そのプレゼントの主にそのパズルを買った店を聞き出して訪れると,なんと「パズルマニア」というジグソーパズル専門店だった。ということで,ジグソーおたくたちの集まる店で,そこには大会出場のパートナーを募集するチラシが。
まあ,そんな感じの展開。結末も含めて,映画としてはもう一捻り欲しいところでしたが,実際には50歳ではなく45歳だった主役の女優さんも裸体は披露しないベッドシーンがいくつかあったけど,それに無理のない魅力的な人だったし,そして音へのこだわりもなかなかよかった。箱に入ったジグソーパズルって,一つ一つのピースが奏でる音が独特なんですよね。冒頭の料理のシーンなども含めて日常の些細な音への注目というところにもこの監督のセンスの良さを感じます。

11月6日(日)

日曜日は朝から映画。モーニングショーのみ公開の作品を観に行きます。この作品は,妻が『家族X』をユーロスペースで観てきた時に前売り券を買ってきてくれたもの。というのも,この作品には一十三十一ちゃんが出演しているのです。しかも,チョイ役ではなく主演級で。で,この日はその夫役の大杉 漣さんが舞台挨拶のゲストだということで,少し早めに出かける。
すると,ユーロスペース手前のクラブ・エイジアに長蛇の列。しかも,そのほとんどは小学生くらいの女の子たちとその母親たち。このホテル街に異様な光景です。同時に向かいのO-Eastにも同様の人たち。どうやら,夜から深夜にかけてのみ営業のこうした店舗が土日の午前中に別の用途で利用することで稼働率を上げているようですね。すると,ユーロスペースの入ったビルにも長蛇の列。まさか,大杉ファンがこんなにいるのか,と思いきや,一部の人の手には試写会の招待状のようなハガキが握られていたので,同じビルの別の映画館で何か催し物があるようです。といっても,ユーロスペースもそれなりに混み合っています。私の整理番号は36番。なんとか安心して開場を待ちます。

渋谷ユーロスペース 『百合子,ダスヴィダーニャ
本作の監督,浜野佐知は知っている。もうつぶれてしまったが,下北沢の映画館シネマアートンで,彼女の作品『こほろぎ嬢』を観たからだ。私が観た時は特別舞台挨拶が計画されていたわけではなかったようだが,監督は大体映画館にいて,この日も衣装のスタッフか誰かとのトークが上映後に行われたのだ。この作品は尾崎 翠という昭和初期の女流作家の短編を映像化したもの。
今回の『百合子,ダスヴィダーニャ』も実在したロシア文学家湯浅芳子と女流作家宮本百合子という20世紀前半を生きた女性たちを題材としている。その強い意志からなる製作活動ゆえに,「浜野佐知を支援する会」などという団体も存在している。今回は菜葉菜という『ヘヴンズストーリー』に出演した若き女優を主演に迎え,一十三十一ちゃんの起用ってのは面白いが,大杉 漣もチョイ役ではなく出演しているし,何よりもモーニングショーながらもユーロスペースでの公開というのは監督にとっても嬉しいことに違いない。そういえば,舞台挨拶について書いてませんでしたね。公開してから毎週のように土日に舞台挨拶を入れているようですが,この日はさすがに大杉氏の登場ということで,ほぼ満席でした。そして,司会は監督自身がつとめます。大杉氏はスクリーンで観たまんまの人物ですね。そして,この日嬉しかったのは,大杉氏が登場するということで主演女優の2人が応援に駆けつけたこと。私は整理番号が36番だったのに,最前列の中央を確保していたのです。1年以上ぶりに見る一十三十一ちゃんは髪が短くなり,髪の色も薄くなってかなり爆発的なスタイルでしたがよく似合ってます。ライヴの時は必ず目が合いますが,残念ながらこの日は目が合わず。菜葉菜さんもスクリーンの印象とさほど変わらず。なかなか贅沢な舞台挨拶でした。
さて,映画の中身ですね。舞台挨拶の時にすでにしゃべってしまっていましたが,妻を女性に寝取られる(?)という役どころの大杉氏はかなりコメディタッチの演技です。この時代の日本における同性愛ですから,普通だったら暗く演出しがちですが,この作品はそうではありません。もちろん,深刻なシーンもありますが,主演女優2人の表情にはどこか明るい未来があるのです。そういう意味で一十三十一ちゃんの起用は正解だったのでしょうね。実際の百合子自身がニューヨークへの留学経験がある設定だったりして,「ワンダフルですよ」という何度も出てくる台詞は一十三十一ちゃんのアドリブとさえ思えるほど。洞口依子さんの存在感もいいですね。

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