今年の映画は61本
何やら年末は忙しくなった。東京経済大学で非常勤講師として教えるようになって10年以上になるが,そこのコミュニケーション学部にあるコミュニケーション学会の雑誌『コミュニケーション科学』に初めて論文の掲載をお願いした。原稿提出は9月だったが,何の音沙汰もなく,突然初稿チェックが送られてきて,先日はその確認としての第二校。学内の人は基本的には無条件で掲載されるようで,この雑誌は大学の紀要扱いでもあるが,私のような学外の人間には一応レフェリーがつくとのこと。でも,全く修正要求もなく,掲載が決定したようです。来年2月発行予定。
一方,『地理科学』に投稿中の下北沢論文も大詰めを迎え,なんとか条件付きの受理。なんと,前回の審査結果の紙の両面印刷された裏面を見逃していて,英文要旨のネイティヴ・チェックをしていなかったのだ。私は英語のネイティヴ・スピーカーなど知り合いがいないので,学会に紹介してもらうことになっていた。ということで,急いでウェブ上で依頼。どうやら1日2日でやってくれるらしい。しかも,1ワード6円ということで,200ワード足らずの英文要旨だったら1000円強でできちゃうらしい。どんなものが仕上がってくるのか。
今年の後半は『地政学入門』という英文教科書の翻訳にも携わった。11月の人文地理学会の時の会合で,訳者がつかなかった1章も受け持ってしまったので,その翻訳を進める。年内が締め切りだったが,まだ5分の3。急げ。そうした翻訳の仕事は会社勤めの平日に,昼休みを使って行っている。以前はそれこそこのblogの更新などをしていたわけだが,ウェブ利用の管理が厳しくなって,やることがなくなったので,翻訳をすることになった。『地政学入門』の仕事がくるまえにコツコツと翻訳していた1996年の論文があるのだが,これを『空間・社会・地理思想』に掲載してもらおうと,この時期になって連絡をしたら,ちょっとした大事になってしまった。翻訳権を取得してほしいというのだ。しかも,その支払い方法について出版側と編集側とで意見の不一致があったり。ともかく,私は英国の出版社のウェブサイトから申し込みをしたり。
さらに,1月後半が締め切りの日本地理学会の春期学術大会の口頭発表に申し込もうと準備を進めている。年末年始は3泊4日で帰省する予定だが,やらねばならないことがたまっていてちょっと不安。
さて,ということで日記もたまってしまっていたが,今日で今年の映画も観納めたので,それについてだけは書いておきたい。ちなみに,先週から観てきた3本はそれも女性の裸体が拝めるベッドシーンありの作品だった。
12月18日(日)
新宿テアトル 『恋の罪』
園 子温は最近勢いづいている。『奇妙なサーカス』から彼の作品はよく観ているが,あの作品が2005年だったことに驚く。宮崎ますみ主演だったせいもあって,もっと昔かと思った。途中観ていない作品もあるが,7年間で7本の作品を観ている。『奇妙なサーカス』から,その溢れるエネルギーを感じ取ることはできたが,上映時間4時間の『愛のむきだし』以降,そのエネルギーがさらに加速している。しかも,1年に複数本を撮影している。
本作は水野美紀を含む3人の女性の体当たりの演技というのが話題になっていたが,水野美紀が裸体を披露したのは冒頭の短いシーンだけ。『冷たい熱帯魚』で裸体を披露し,本作にもさらに磨きを上げた体当たり演技で出演している神楽坂 恵はなんと監督と結婚してしまった。と,いろいろ話題のつきない作品ではあるが,やはり疲れる映画鑑賞ではあった。しかし,精神的な刺激があったかというとそれほどでもない。彼の作品世界に慣れてしまったのだろうか。何度となく繰り返されるセックスシーンはある意味で退屈で,逆にそれが狙いだと思えるほど。欲望と金にまみれたセックスなど,傍観する価値もないつまらないものなのだと。
12月24日(土)
渋谷TOHOシネマズ 『フィフティ・フィフティ』
妻が最近お気に入りのジョセフ・ゴードン=レヴィット主演作。どこかの記事で評論家が,この俳優をエドワード・ノートンと似ていると書いていたが,私も同感。これから,どんな俳優になっていくのだろうか。本作は主人公が27歳にして治療の難しい癌におかされ,生存率が五分五分だという設定。後に別れることになる主人公の恋人役を演じるのはなんと,『マンダレイ』主演の美女でした。そして,『マイレージ・マイライフ』のアン・ケンドリックも出演。なんだか,ぎこちない2人の関係が面白い。主人公の母親役にはなんと,アンジェリカ・ヒューストンが抜擢されているが,もう少し面白い役どころでも良かった気もします。
12月29日(木)
新宿シネマート 『ラブ&ドラッグ』
今年最後の作品として選んだのはアン・ハサウェイ出演作。一応主演はジェイク・ギレンホールの方だが。最近多いこの手のラブコメ。ラブコメといえば以前は健全な男女の恋物語だったが,最近はどちらかが何かしらの問題を持っているものが多い。そして,セックス先行。後から愛情みたいなパターン。本作は女性の方がパーキンソン病を抱えているという。しかし,病気のことは忘れてセックスを楽しみたいということでつながる2人。本作で,アン・ハサウェイの脱ぎっぷりがいいという情報は仕入れていたけど,あれほどとは。でも,なぜか嫌らしい感じがしないのが不思議。監督は『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィッグだというからちょっとびっくり。冒頭はいかにもアメリカンなコメディタッチでいまいち乗れなかったが,アン・ハサウェイの出番が多くなってきてからはなかなかいい展開でした。やはり彼女はいい女優さんです。
| 固定リンク
| コメント (3)
| トラックバック (0)


最近のコメント