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暑い日が続きますね

7月7日(土)

吉祥寺オデオン 『幸せへのキセキ
マット・デイモン主演映画。彼は個人的に容姿があまり好きではなく,出演作はあまり観ていない。でも,本作はスカーレット・ヨハンソンが「お色気封印」で出演しているというのも面白いし,なんといっても監督がキャメロン・クロウ。トム・クルーズ主演だが,レニー・ゼルウィガーの出世作『ザ・エージェント』や少女の頃のケイト・ハドソン主演映画『あの頃のペニー・レインと』はクロウ監督の素晴らしい作品。そういえば,これもトム・クルーズ主演だが,スペイン映画のリメイク『バニラ・スカイ』もオーランド・ブルームとキルスティン・ダンストの『エリザベスタウン』もクロウ監督作品だったとは。
さて,本作は妻であり母である女性をなくした家族3人が再起の場所として購入した新居が,動物園つきだったという事実に基づく物語。しかし,ちらっと原作本を立ち読みしたら,本当は動物園付きの家を購入し,開園するまでの過程で,この女性は亡くなったらしい。まあ,ともかくかなり脚色されたフィクションとして,それなりに楽しめる作品。『ザ・エージェント』もちょっとあざとい感じの盛り上げ方で涙を誘った作品だったが,本作もそんな感じ。映画で泣くのはちょっと久し振りだったが,主演2人のキスもちょっと無理矢理だった気もするし,長男と父親の和解はもうちょっと丁寧に描いてほしいきもする。でも,マット・デイモンはけっこうよかったかな。

7月13日(金)

久し振りに平日夜のライヴ。本当は金曜日は会社を休んでいるが,この週は水曜日に健康診断を受けて1日お休みしたので,この日は出勤。ちなみに,今回は府中市がやっている総合健康診査というのを有料で受けた。一応,この健康診断は人間ドックと称されている。普通人間ドックとなると行政ではなく,個人的に病院で申し込むもので,テレビドラマなどのイメージではCTスキャンなどもやるような1日がかりの大げさなものだが,そうではなかった。視力検査や聴力検査,肺活量の検査,胃のX線撮影などもあったが,調布市の時は40歳でこれとほとんど同じ内容が無料だった。ちなみに,これは一般16000円。私の場合は国民健康保険ということで,その半額。いやいや,バリウムがきつかった。前回はX線撮影前にコップ1杯を飲むだけだったが,今回は事前に小さなコップ1杯。いやいや,少なくて助かるなあと思ったら,移動するベッド(?)の横にも大きなコップがおいてあり,一通りグルグル回された後で,それを飲まされる。ほとんど拷問のようで,泣きながらやってました。その後の便も大変だった。
さて,そういうことで,会社で一働きした後で吉祥寺だったが,1時間ほど残業してしまい,19:30の開演時間には軽食を食べる時間しかなかった。しかし,stringの近くにヴェトナムのフォー専門店ができていて,なかなか美味しかった。日本ではベトナム料理屋の多くが飲み屋みたいになっていて,お酒を飲んだり,料理を何皿か頼んだりして,決して安く済ませることはできないが,このお店はファストフード的で,食事前に食券機で購入し,料理は5分ほどで出てくる。私は炒めた太めのフォーをいただいたが,他にもヴェトナム炒飯などのメニューもあり,またいきたくなるお店。

吉祥寺strings 大橋エリ
誕生日3日前に宮嶋みぎわさんによって企画された大橋エリさんの誕生日お祝いライヴ。私はみぎわさんにももう数年会っていないし,エリさんからお誘いのメールをいただいて行くことにした。stringsに行くのも2年ぶりくらい。2年くらいではほとんど変わりのない店内は落ち着きます。でも,ピアノを取り囲むテーブル席には禁煙のマーク。全席禁煙かは確認しませんでしたが,いいですね。
私は事前にお店のスケジュールで開演が19:30であることを確認して間に合うように到着したが,出演者よりも早かった。声で出演者の2人が戻ってきたことは分かったが,肩を叩かれ振り向くとみぎわさん。「後ろ姿で分かった。お久しぶりです」とのこと。みぎわさんの不手際で,お客さんへのお誘いメールなどの告知を20時スタートとしてしまったらしく,すでに来ているお客さんに確認を取りながら20時スタートに変更。
この日はゲストにウッドベースの高井亮士さんも迎えています。そして,この日はエリさんの誕生日というだけではなく,みぎわさんの壮行会も兼ねていた。といっても,本格的には彼女の主催するビッグバンドのライヴもまだあるけど,エリさんてきにはそんな感じ。まあ,私にとってもそんな感じ。みぎわさんはここ数年,ちょくちょくニューヨークに行っているので,はじめ話を聞いたとき「ああ,またか」と思ったが,今回はそうでもないらしい。なにやら国からお金をもらった正規の国費留学で一年間きちんと教育を受けてくるとのこと。覚悟も大分違うようです。
まあ,そんな感じのトークも交えながらのいつもながらの楽しいライヴ。しかも,お2人とも私がライヴに通いまくっていた全盛期によく聴いていたような懐かしの曲も多かったりして嬉しいステージ。お客さんのなかには私以上に久し振りにお2人と会うという人もいたし,エリさんへのお祝いのお花を持ってくる人もいたし,やはり女性同士はテンションの高い会話がはずんだりして,みぎわさんともいろいろ話したいこともあったけど,交わした言葉はわずか。でも,多くの言葉は必要ない的な感じで接してくれたことがなんとなく嬉しかった。そして,エリちゃんも自分の誕生日のライヴを他人が企画してくれるということが初めてだったらしく,少女のようにステージ上ではしゃぐ姿は素敵だった。

7月15日(日)

家族で立川に行って,お昼を改札なかのエキュートにある本屋のカフェで食べて,ルミネの上のキッズスペース。こちらはそんなに広くないけど,2歳までの年齢制限と玩具の充実さで息子もけっこうお気に入りの様子。立川は駅ビルや飲食店が充実していて,子連れだと新宿は敬遠がちだが,こちらだとけっこう楽しめる。献血ルームもあるし,映画館もある。ということで,14時まで遊んで疲れさせて,ちょこっとお茶をして私は映画館へ。

立川シネマシティ 『臍帯
たまたま映画チェックをしていたら見つけた作品。といっても,その頃にはすでに新宿武蔵野館での上映が最終日で,調べたら後日立川でやるというので,観たい作品は他にいろいろあったけど,家族で来やすい立川ってこともあってこの作品を観ることにした。市川 準監督作品『トニー滝谷』などをプロデュースしていた橋本直樹という人の長編初監督作品とのこと。『ハリヨの夏』で印象深かった於保佐代子さんが主演で,今井雅子さん共同脚本の『風の絨毯』の柳生みゆちゃんが準主演というのも魅力的。
作品ホームページには予告編もなく,ストーリーもごく簡単な説明しかない。臍帯(さいたい)とはいわゆるへその緒のことで,母親と子どもの結びつきがテーマ。ネタばれありで,少し詳しく解説しましょう。本編が始まっても,なかなか物語は進展しない。於保さん演じる女性が,高校生役のみゆちゃんがいる家庭の様子を日々観察しているという映像が続く。はじめは旦那さんとかつて関係を持っていたということをにおわせる。音楽もなく,台詞もほとんどなく,自宅と夫婦の職場である小さな漁港とを毎日行ったり来たり。ある日,主人公は女子高生の格好をして,みゆちゃん演じる女子高生に近づく。うまく騙して,監禁して,2人とも飲まず食わずの生活が始まる。娘の携帯電話に届いた母親からのメールに対し,「あなたの一番大事なものを壊してあげる。あなたが大事にしなかった娘より」というメッセージを返信する。ここから,回想シーン。要は,主人公はこの女性に捨てられた娘であり,その女性はその後今の旦那さんと結婚し,女児をさずかり幸せに暮らしていたという設定。娘の復讐はどういう結末を迎えるのか。
なんといっても,柳生みゆちゃんのがんばりがすごい。結局,飲まず食わずの生活は5日間続くのだが,あの可愛い顔がまさに死の直前を思わせる形相にまで変化するのだ。しかも,車に手錠で縛り付けられ,そこから逃れようとあがくシーンがあり,その後も体を張ったシーンが続くのだが,彼女の手足には多くのアザが。メイクによる演出家と思いきや,彼女のblogを久し振りに読んだら,なんと撮影の過程で実際にできたものらしい。朝ドラの『カーネーション』は珍しく女優としての本格的な仕事だったけど,あまり露出の多くない彼女。でも,高校を卒業して本格的に女優業に専念するのだろうか。そんな彼女の女優魂を観た作品だった。

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コメント

「臍帯」をご覧になるとは、さすが!
昨秋、隣県の福山・尾道で行われた『第一回お蔵出し映画祭』で上映された作品なんです。
みゆちゃん、すごく頑張ってましたよね。
そうかぁ、武蔵野館だけでなく立川でも上映されたのか。
  
本映画祭で上映された事も少しは後押しになったのか本作は劇場公開されましたし、DVDのリリースに結びついた作品も。
10月には『第二回』が開催される予定なので、また足を運ぶつもりにしています。

投稿: 岡山のTOM | 2012年7月17日 (火) 01時25分

TOMさん

ほほー、『お蔵出し映画祭』での上映作品だったんですね。
確かに、2010年作品ってクレジットにあったな。
そこがきっかけでってのは嬉しいですね。
なおさら、観ておいてよかった。

投稿: ナルセ | 2012年7月18日 (水) 11時37分

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