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最近の息子

息子ネタ続きですみません。
現在の彼の状況など。言葉少なな私とは違って,ともかく息子はおしゃべり。生まれた後からよく泣いていたので,声帯が強いのだろうか。でも,私もよく泣いていたけど,喉は弱いし。まあ,ともかくよくしゃべるので言葉の発達はそれなりです(けっして良いわけではない)。今より小さい頃は男の子が夢中になりがちの電車や車にはあまり興味がなかった彼ですが,最近はすっかり電車好きです。訳もなく,「でんしゃ」「しんかんせん」などと口走り,毎日のように眺めている電車の本も,見るたびに何を驚くのか,「おっしんかんせんだ!」と叫んでいます。歌を歌うのも好きなようで,覚えた歌はもちろん,何の歌かよく分からないようなものまで歌っています。創作なのだろうか。言葉を覚えるといっても,間違えて覚えているのも多い。「おなか」を「おかな」,「おむつ」を「おつむ」,「おばけ」を「おかべ」。その間違い方が面白い。この時期は次の段階として2つの単語をつなげることができるというが,まあ標準的に「みかん食べる」とか「お父さん来ないね」などと話しています。私の目の前で「お父さん来ないね」というので,私のことを「お父さん」と認識している訳ではないのかと思いきや,まあそれなりには認識しているようです。
標準より背は低く,体重も少ないのですが,その短い足はよく発達しています。これまたよく走ってよく歩く。よく転ぶけど,きちんと手が先に出るので,運動神経,反射神経的には問題なさそう。でも,落ち着きがなく,親が行きたい方向に歩いてくれないというのは困る。けど,仕方がありませんね。トイレはまだまだ覚えそうにありません。最近は遊びに夢中だと,おむつ替えも「いらない」というし,「おしっこ出る」というからトイレに連れて行っても,言葉と行為は一致していません。
最近はクレヨンを買って,お絵描きをして遊んでいますが,わたしたちと一緒に遊んでいる方が楽しいようで,一人で夢中で遊ぶ時間もありますが,まだまだかまってもらわないと不機嫌になったりもします。
スプーンとフォークもそれなりにうまく使えるようにはなりましたが,毎回の食事がうまく一人でできるわけではない。よっぽどお腹が空いているか,よっぽど美味しいかでないとすぐに飽きてしまう。しかも,空腹に耐えられる訳でもないので,こちらの食事の準備と彼の空腹とが一致するというのが難しい。準備ができていないととりあえずなにか食べさせないと騒いでしまうし。「待つ」ということを覚えるのはかなり先のことですかね。

11月4日(日)

日曜日は妻がママ友の家に息子を連れて遊びに行くというので,私は映画二本立て。機会があれば観ようとは思っていた作品が夕方しかやっていないということで,この日は夕食を一人で外食することにした。

渋谷ユーロスペース 『よみがえりのレシピ
山形県庄内平野の在来野菜にスポットを当てたドキュメンタリー。在来野菜とは、例えば一般的に売られているきゅうりより色が薄く、太く短く、皮が薄く、苦味の強いきゅうり。同じきゅうりでもかつては日本全国地方によって、それぞれの特色を有していた。今でも京野菜や下仁田ネギなど、その土地固有の野菜がそれを一種のブランドとして市場に流通しているが、多くの在来野菜はそうした農産物市場の全国化、あるいはグローバル化の波に負けて絶滅していっている。上述したきゅうりも栽培しているのは一軒の農家。そのきゅうりは病気や環境の変化に弱く、手間がかかる。それに加え、形が揃わないことや苦味が強いなどで、その農家でも市場には出さず、自家用として栽培していたとのこと。それもそろそろやめようかというときに、地元の漬物会社がそのきゅうりの商品化に乗り出す。軌道に乗り出すには数年かかったようだが、消費者の嗜好の変化や有機野菜などへの関心から少しずつ広まっていく。
この映画では、その漬物会社の社長さんの他、在来野菜の保存に貢献したいく人かの立役者が登場する。一人の大学の農学研究者は自ら焼畑の実践に参加するなど、単にそこにあるものを研究するだけでなく、さまざまな実践を行っている。もう一人は地元でレストランを経営するイタリアンのシェフ。彼は地元産の野菜にこだわり、これまで漬物くらいしか調理方法のなかった野菜をさまざまな方法で調理し、生産者のモチベーションを高める。
まあ、そんな感じで、この映画は廃れていく在来野菜の生産が盛り上がりをみせている地域の成功例の紹介である。一つ、歯車がかみ合うと次々とそれは発展・拡大していく。それぞれの農家には後継者ができ、上述したきゅうりは地元の小学校で栽培されるようにまでなる。こうしたドキュメンタリー映画は野外調査に基づく研究に似ているとつくづく思う。現実社会には複雑な人々のネットワークがあって、研究者や映画監督がそのなかに入って過ごしているうちにそのネットワークの全容が見えてくる、といったような。
終映後、監督が登場した。けっこう若くて素朴な監督。若い割には腰を痛めているといっていたけど、今回は自分の地元を対象にしたようですが、次はどんな作品を撮るのでしょうか。

渋谷ユーロスペース 『恋に至る病
またやってきました、ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップ作品。以前からこの日記でも、スカラシップ作品ははずれなしと公言していますが、本作はどうでしょうか。正直なところは予告編を観て、あまり期待していなかった。妻が「観てくれば」といわなかったら行かなかったかもしれない。でも、主演女優の我妻三輪子という子がなかなか魅力的だし、結局観ることになった。しかし、実はこの女優さん、『苦役列車』など、けっこう私も観た作品に出演していたとのこと。脇役でも映える俳優さんもいるけど、彼女はそうでもないのか。本作は、主人公が女子高生で、彼女が思いを寄せる理科の教師、そして染谷将太と佐津川愛美演じる同級生と、ほぼこの4人芝居。
ストーリーは予告編がほぼ全てなので、見ていただければ分かる(というか、こういう場で自分の言葉で説明するのは恥ずかしい)。確かに、いろんなディテールの設定は面白い。余計な登場人物も出てこないというミニマリズム的姿勢は素晴らしいと思うのだが、いかんせん上映時間が長い。この一言に尽きる。これが60分程度の中編映画だったら、さぞかし良かったのにと思う次第である。まあ、PFFスカラシップでの女性監督は珍しいので、今後もオリジナル脚本で頑張ってもらいたい。

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コメント

スカラシップ作品は私にとっても面白いものが多いのですが、なかなか岡山では上映されなくて。
「恋に至る病」もなかなかそそられるタイトルなのですが・・・・。映画評が芳しくなくて、今回の東京行きでも候補には入れませんでした。23日までやっているかどうかも分かりませんし。
ご覧になったのは『ユーロスペース』ですよね。同館でやっている「ニュータウンの青春」に注目しています。行けるかな?

投稿: 岡山のTOM | 2012年11月 9日 (金) 03時15分

TOMさん

やはり映画評は芳しくないのですね。
はい,ユーロスペースです。
『ニュータウンの青春』やってましたね。
でも,レイトショー上映なので,私は未見です。
一応,スケジュールは23日までになっていますね。
期日的にも時間的にも難しいかも。

投稿: ナルセ | 2012年11月 9日 (金) 05時43分

成瀬様
こんにちは、唐突に書き込んですみません。竹下と申します。

『恋に至る病』私も見ました。不思議な、難解な映画と思いましたが、この映画を見た方は私に好みが近いのかなと思いお伝えします。よろしければ私どもの映画をやるので、暮れの忙しい時期ですが、もしも近くについでのあるなどの際にはちょっとよってみてくださいませんか。

お忙しいところ、大変失礼しました。


下北沢トリウッドにて
2012年12月26日~30日 連日 18:50から上映
入場料 ¥500

公式サイト:
http://q-do.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-9113.html

投稿: 宣伝で恐縮ですが・・・ | 2012年12月23日 (日) 22時27分

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