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久し振りの再会

11月24日(土)

この日はこのblogにもコメントをよく寄せてくれている「岡山のTOM」さんとお会いする予定。名前の通り岡山在住のTOMさんは,23日に開催されたTAMA映画祭の授賞式に出席するために,上京していた。映画好きの人なので,1泊するついでに,翌日は岡山で上映予定のない作品をまとめて3本観る予定だと聞いていたので,そのうち1本でもご一緒できればと事前に連絡を取り合っていた。その結果,17時から渋谷シネクイントでの『ミロクローゼ』をご一緒することに。
午前中は大学で講義。17時に渋谷となると,それまでに映画を2本観るのはかなり難しく,かといって1本だと時間が余ってしまう。ということで,ちょっと吉祥寺に寄ることにした。どうせ,国分寺から中央線で吉祥寺乗り換え,井の頭線で渋谷に行くのだから。ちょうど昼時なので,昼食もそこで食べるつもりだったが,駅に隣接した喫茶店がいつのまにかファミリーマートになっていた。そこのクロックムッシュが美味しくて,コーヒーも安くはなかったが,たまに立ち寄っていたお店。古風で個性的なお店だったので,とても残念。古書店「百年」で1冊デリダの本を購入はしたものの,なんとなく吉祥寺で昼食をとる気になれず,とりあえず渋谷に移動。
シネクイントの『ミロクローゼ』はこの日が初日だったので,とりあえず先に受付。昼食はスペイン坂のカフェ「人間関係」へ。ここも随分前からお世話になっているお店で,古風で個性的。この店はなくならないことを願う。しかし,以前はあった総菜パンがなくなっていた。スコーンは相変わらず大きくて安かったが,この日は初めてホットサンドをいただく。最近は平日にサンドイッチのランチセットをやっているらしい。
シネクイントの前に観る予定にしていたユーロスペースに移動して受付。やはり時間が余ったので,東急本店の7階にできた書店「丸善+ジュンク堂」へ。渋谷の書店も変り続けている。以前は大盛堂という書店があったがつぶれ,続いて今はH&Mになったところにブックファーストが出店したが,これも間もなく閉店。渋谷で長らく続いているのはPARCO地下のパルコブックセンターくらいだが,ここも何度も改装をしていて,最近は私の好みの書籍は少なくなった。なので,この「丸善+ジュンク堂」出店は嬉しい限り。

渋谷ユーロスペース 『カミハテ商店
女優の高橋恵子が25年ぶりに主演という映画。こういう企画がなんとも嬉しいですね。日本海に面した断崖絶壁の自殺の名所の近くに店をかまえる女店主を演じるのが高橋恵子。自殺する人がその前に立ち寄りコッペパンとビン牛乳を買っていき,最後の食事として飛び降りるということが密かにネットで話題になっているという設定。最寄りの鉄道駅からの路線バスの運転手をあがた森魚を演じる。
思った通り,淡々とした雰囲気で進んでいくが,その展開を飽きさせないのが,寺島 進演じる主人公の弟の周辺の出来事も同時進行に進んでいくから。予告編でも流れる音楽は,ビリンバウという楽器の響き。私はこの楽器をドイス・マパス(現在は木下ときわ名義で活動)のサポートとして渡辺 亮さんの演奏で聴いたことがあるが,この映画でも演奏しているのは渡辺さんだった。音楽監督は谷川賢作さんだった。谷川さんは谷川俊太郎さんの息子さんだが,私も何度か演奏を聴いている。
ともかく,コッペパンが美味しそうで食べたくなる作品。そして,コメディ的要素もちょくちょく登場し,深刻なテーマを扱いながら,重々しくないこと。でも,日本の映画にありがちだが,どの登場人物も自殺をまじめに考えてしまうほど人生に行き詰まっているという雰囲気が醸し出されているのはちょっと残念。ちょっと近視眼的なんだよな。

映画が終り,パルコブックセンターへ。少し時間をつぶして,スターバックスでカフェミスト(カフェラテはベースがエスプレッソだが,カフェミストはドリップコーヒー)を2つ購入し,シネクイントへ。TOMさんのスケジュールはとても詰まっていて,2人でゆっくりお店でお話というわけにもいかないので,映画館のロビーで30分ほどお話しようということだったので,私がテイクアウトで持参する。幸い,エレベータで降りるなり,私の存在を気づいてくれる。TOMさんに会ったのはもう3年以上前で1
度きりなので,実は顔を覚えているか自信がなかった。TOMさんからはTAMA映画祭のパンフレットをお土産としていただき,映画談義で盛り上がる。しかし,お互い映画ファンなので,隣同士の席ではなく,お互い好きな席で鑑賞。私は最前列の中央だった。この日は眼鏡を忘れてしまったことを座席指定してから気づいたが,最前列で幸い。

渋谷シネクイント 『ミロクローゼ
『オー!マイキー』の監督が手がけた映画。山田孝之を主人公に,いくつもの物語が,それぞれ山田が演じる別の人物を中心に,錯綜しながら進行する。もう,ハッチャカメッチャカの映画。私的にはこういう映画,好きなんですよね。ミロクローゼとはそのなかの一つの物語のヒロインの名前。マイコが演じます。映画館を出る時に,ある女性が一緒に観ていた人に「マイコがあまり好きじゃないから,説得力がなかった」みたいなことをいっていたのが面白かった。確かに,男目線でできている映画ではあるし,私はマイコさんを美しいと思うが,映画のなかで「絶世の美女」として登場する女優さんがまったく好みでなかったりすると急に覚めてしまうという気持ちも分からなくはない。かといって,ミロクローゼが別の物語と関係する訳ではない。むしろ,ヒロインという意味では石橋杏奈ちゃん演じる女性の方が出番が多いような気もする。ミロクローゼが出てくる物語ではナレーションを美波ちゃんがやっていて,それも魅力の一つ。
石橋杏奈ちゃんはつい最近まで女子高生役がよくに会っていた女優さんだが,なんとこの映画ではどぎついメイクにミニスカート,場面によっては胸の谷間も拝めるような衣装。どぎつい化粧はあまり似合ってなかったけど,ショートパンツから覗く太ももなどはかなり魅力的で,といっても胸の谷間などは何か見てはいけないような罪悪感を覚えますが,彼女が大人の女性の役どころも演じることができるようになったことを素直に喜びたいと思う。そして,こういうぶっ飛んだ映画が日本でもさらに作られることを願いたい。

TOMさんはそのまま予約している新幹線に急ぐというので,私もすでに19時近くなっていたので,帰路を急ぐことにして駅までご一緒したのでした。

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コメント

先日は久しぶりにお会い出来て、嬉しかったです。
最初の対面は、私が映画「フラガール」のロケ地巡りをしに福島県のスパリゾートハワイアンズへ行った帰り、今井さんも交えて夕食をご一緒した2008年3月なので、正確にはもう4年8ヶ月前になります。「フラガール」がらみの出来事はしっかりと覚えているもので(笑)。
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24日は、時間潰しをさせてしまったようで、申し訳ありません。自由になる時間の少ないナルセさんなのに。
シネクイントのロビーでは、すぐに気づけて良かったです。偶然、街中ですれ違うような状況ではさすがに分からないでしょうが、そう広くないあのロビーでの時間を約束しての待ち合わせなので、楽勝でした(笑)。
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「ミロクローゼ」、お好みの映画だったのなら良かった。地震で上映が中断されたのには、ちょっとびっくりでしたね。東京では、たまにあるのでしょうか? そういうトラブルに足を引っ張られるような映画ではなくて幸いでした。
お話し出来たのは上映前の20分ほどながら、帰りに渋谷駅まで歩く際にも会話する時間が取れ、ラッキーでした。
あ、そうそう。新幹線は、自由席だったんですよ。格安のチケットが売切れで買えなくて。なので早目に並ぼうと東京駅へ急いだ次第。始発駅なので余裕で座れ、お蔭でこの日は効率良く時間を使うことが出来ました。
今度はまた、今井さんや奥様を交えてお会い出来ると良いですね。
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お付き合い下さり、ありがとうございました。

投稿: 岡山のTOM | 2012年12月 3日 (月) 05時14分

TOMさん

前にお会いしたのはもう4年8ヶ月前でしたか!
まだ妻とは付き合い始めの頃でしたが,知り合ってから5年ほど経っているということですね。

そうですよね。私も新幹線は大抵自由席です。
最近はのぞみでも自由席ありますもんね。
ともかく,無事に帰れて良かった。

そういえば,『ミロクローゼ』で一つ書き忘れました。
音楽はロック調の曲ばかりでしたが,音楽担当の3人のうち,2人はmama!milkというアコーディオンとコントラバスのユニットなのです。
かれらの音楽はかなり芸術性の高いものなので,冒頭でそのことを気づいたので,そのギャップに驚かされました。

それはそうと,24日はありがとうございました。

投稿: ナルセ | 2012年12月 5日 (水) 20時09分

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