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都市の記憶

トニー・ヒス著,谷村秀彦・樋口明彦訳 1996. 『都市の記憶――「場所」体験による景観デザインの手法』井上書院,299p.,2500円.

ちょっと前に読んだので内容はかなり忘れてしまいました。同様の建築的な場所論として『場所との対話』という本はとても面白かったので,本書を古書店で見つけた時はちょっと期待して購入。本書の原題は『The experience of place』というのだ。しかし,実際には著者が建築家や建築研究者ではなく,ジャーナリストだったこともあって,ちょっと期待はずれだった。目次は以下の通り。

はじめに
I 都市空間の体験
1 環境を同時に知覚する能力
2 「場所」体験の連結性
3 新しい景観デザインの可能性
4 豊かな「場所」体験の創造
II 田園空間の体験
5 農耕のつくり出す景観
6 高速道路の建設が引き起こすもの
7 次の世代へ何を手渡すか
8 共有できる価値の創造
9 自然・田園・都市の連合体で考える
新しい始まり

目次だけみると一般的な議論が展開されるかと思いきや,都市について書かれた第I部はほとんどニューヨークの話。というのも,著者は雑誌『ニューヨーカー』の記者だったというから仕方がない。確かに,研究書の類もかなり読んでいる勉強家ではあるが,本文はかなりエッセイ的で,目次はついているが,それに対応した議論が展開されているわけではなく,淡々と続く読み物的な本でした。

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