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設計打ち合わせ

多くのハウスメーカーが、契約の前に有料で家の概略設計をお願いすることができる。賢い消費者は、複数のハウスメーカーに概略設計をお願いして、それらを比較して実際に建ててもらう会社を決定するらしい。わたしたちの場合はそういう比較検討をしていなかったので、概略設計のための5万円は契約前の手付金のようなものです。ちなみに、ハウスメーカーによっては、その概略設計料を契約に至らなかった場合に返却する会社もある。住友林業の場合は契約しなくても5万円は返却されない。契約された場合にはそれは設計料の一部となる。
まあ、わが家の場合は土地も住友林業グループ会社で契約したし、ここで建物を別の会社にお願いすることになると、住宅ローンの関係などややこしくなりそうだったし、ともかく住友林業を信じて、他の会社との比較検討はしなかった。しかし、一応段取りとして、その5万円を使っての概略設計をみてから契約を結ぶことになる。ということで、立川駅近くにある、ショールームを兼ねた住友林業多摩支店にお邪魔する。ショールームというのはモデルハウスとは違って、ビルの1フロアにある。確かに、玄関ドアや屋根材、床材、ユニットバスやキッチン、トイレなど一通りの一軒家の構成要素が所狭しと並んでいて、見るだけでも面白いが、基本的に素人が見てよく分かるようなつくりにはなっていない。そして、フロアの一部は顧客との打ち合わせスペースとなっていて、契約した人が訪れる場所になっている。
ということで、営業担当の人に一通りの家の部材を見せてもらい、打ち合わせブースに入って、第一段目の設計図を見せてもらう。残念ながら、この頃は非常に多忙で、わたしたちの家の設計担当を予定していた人ではなく、多摩支店の設計責任者のような人が突貫工事で作ったような設計図を持って現れた。それを見て、わたしたちは失望する。全く面白味のない間取り。一応、事前に営業担当者にはいろいろと要望を伝えていたはずなのに、おおまかにどの部屋が1階か2階かということくらいは合っていたが、詳細な要望は何一つかなえられていない。まさに建売住宅的な間取り。しかも、北側斜線がどうのこうのと理由をつけ、勝手にこの家の場合はツーバイフォーになります、と説明される。まだ木造建築の工法の説明も受けていないし、北側斜線についても詳細は説明されていない。ともかく、不親切でかつつまらない間取りで、わたしたちは反論することもできず、すでに時間が遅くなっていることもあり、閉口するしかなかった。それで建物本体が2千万円するというのだ。
特に妻は帰宅してから怒りっぱなしで、興奮状態。ということで、これから間取り決定までの紆余曲折が始まります。

4月17日(水)

この日は東京経済大学の講義初日。昨年度までは土曜日に講義をしていたが,年々受講者が減ってきて,危機感を募らせ,苦肉の策で平日にしてみた。すると,最近はネット上のシステムで事前に履修者数が確認できるが,なんと77名が登録をしている。やはり私の講義内容に対する評価の低さや,採点が厳しいことが口コミで広まって避けられているというよりも,単に土曜日に登校する学生が少ないということだったのかもしれない。
といっても,履修者がそのまま出席するわけではないので,まだ気は抜けない。しかし,その不安は国分寺駅から大学に向かう道で解消された。平日とはいえ,朝一の1時限にしているので,やはり受講を避ける学生は少なくないと想像していたが,なんと国分寺駅から行列がそのまま大学まで続いているのだ。圧倒的に土曜日とは通う学生の数が違う。
ということで,欠席者を考慮して配布プリントを60部刷って教室に向かう。なお,教室は昨年度と異なり,昨年度新しくオープンしたばかりの校舎でちょっと嬉しい。私は初めてその校舎に足を踏み入れるのだ。法政大学に新しくできた講義棟とは違い,こちらにはエスカレータはない。また,教室も黒板は手動で上下させるもの。プロジェクタでの講義を前提とした作りにはなっていないようだし,ちょっと安心。でも,建物自体はガラス張りで,3階にはテラスもあったりして,妙にデザインされているが,まあ,良しとしましょう。数人途中退出したりしましたが,特に騒がしくもなく初日はそつなくこなした。60枚のプリントは若干足りなかったが,最終的に出席票を提出したのは63人。

新宿に移動して献血。この日も献血ルーム「gift」で『宇宙兄弟』の続きを読む。

新宿シネマート 『らくごえいが
その後観た映画はこちら。最近シネマートで映画を観ることが多いが,そこで予告編を観て前売り券を購入したのがこちら。1日に何度も上映していないので,早めに観ておかないと。なお,前売り券を買って帰って,家で予告編を見直すと,エンディングでなにやら聞き覚えのある歌声。ふと思い出して,先日届いたHARCOのメールマガジンを見てみると,なんとこの映画の音楽をHARCOが担当しているのだ。
彼が担当している映画はそんな全国公開するようなものではなかったと勝手に思い込んでいたのだが,それもそのはず。この映画は東京芸術大学大学院在籍の人たちが製作したものだからだ。しかし,出演者はけっこう名の知れた俳優を使っているので,劇場公開してもおかしくない。
さて,この映画はその名の通り,落語の原作を脚色して映画化したオムニバス作品。3人の学生監督が撮った3つの作品から構成されています。1作目では斉木しげるが,2作目では山田孝之と安田 顕,そして本田 翼が,3作目ではお笑い芸人を中心に加藤貴子や田中要次などが出演している。そして本編の前後に現役落語家のインタビューも交えて構成されている。落語家にはこの映画の企画を伝えた時の反応を本編の前に,実際の映画作品を観てもらった後の感想を本編の後に挿入している。その辺も面白い。
まあ,落語を生で聴いたことがない映画ファンの私としては単純に楽しめる3本だった。特に素人っぽいところはなく,純粋にお金を払ってみる水準に達していると思う。しかし,やはりインタビューの答えた落語家の多くは落語目線でものを語っている。この映画を観て,落語を聞く人が増えたら成功ではないかと。それは確かに正しい。でも実は,この作品は一人の人間が語りと身振りだけで表現する落語を映画にいかに翻訳するかということだけではなく,映画という表現方法自体を表現そのものに組み込んだ映画,つまりメタ映画でもあるというところが面白いところだと思う。
1作目の「ビフォーアフター」という作品は「ねずみ」という古典落語を基にしていますが,その旅館の物語を,この映画では映画製作の一場面として脚色している。すっかり寂れてしまった旅館を映画のセットとしてリフォームし,高級ホテルのスウィートルームにしてしまうという話。3作目の「猿後家はつらいよ」は古典落語「猿後家」を基にしていますが,それを忠実に映画化している撮影現場を舞台とし,その映画監督とプロデューサーのやり取りというかたちに脚色している。つまり,こちらにいたっては,原作の落語は劇中劇にすぎないということですね。だから,鑑賞者はこの映画を観て,落語について何かを知るということはあまりなく,逆に映画について考えさせられる。

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