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有給休暇で映画ハシゴ

6月27日(木)

前日の水曜日に,大学講義後に会社に出勤したため,代わりに木曜日に有給休暇を取った。なので,当然映画をハシゴします。当初の予定では渋谷で『華麗なるギャッツビー』と『スプリング・ブレイカーズ』を観る予定だったが,観る予定の回の『ギャッツビー』が3D上映だと知り,予定変更。まだ3Dは観たことないが,抵抗がある。CGアニメだったら大丈夫だろうけど,そういう作品を観る機会もなかなかない。ということで,以下の2本を観るために有楽町へ。

有楽町スバル座 『さよなら渓谷
公開1週目だったので,平日にもかかわらず,年配の人を中心に結構入っていました。大森立嗣監督の作品はなるべく観るようにしているが,本作は原作が吉田修一,濡れ場も多い真木よう子主演ということで,けっこう話題のようだ。でも,タイトルにもあるように,舞台が渓谷なのと真木よう子出演ということで,西川美和作品『ゆれる』を思い出す。相手役の大西信満はあまり知らなかったが,『キャタピラー』で手足のない役を演じた役者。といっても,私は観ていませんが。
私の感想としては,まあそれなりといったところか。吉田作品は読んだことはないが,映画で観た『悪人』とよく似ている。訳ありの男女が一緒に放浪の旅をするあたり。雰囲気はやはり『ゆれる』にも似ているし。真木よう子の過去の回想シーンが長髪ってのがいけなかった。このいかにもカツラなのがどうも気になってしょうがない。個人的には監督の弟である,大森南朋にまつわる話の方が面白かった。鶴田真由演じる奥さんとの数少ないシーン,そして雑誌記者の同僚として搭乗する鈴木 杏ちゃんの役どころ。これがいいですね。しかし,木下ほうかと三浦誠己の刑事コンビってのはよくありすぎて平凡だった。

銀座シネスイッチ 『パパの木
予告編を観た時から密かに期待していた作品。ジェリー・ベルトゥチェリ監督のデビュー作『やさしい嘘』は観たかどうか覚えていないが,予告編は何度も観たので,作品自体の印象は強い。監督はフランス人だが,『やさしい嘘』はグルジア,そして本作はオーストラリアを舞台とする。こういう雰囲気の外国映画は大好きなので,私としては今年一番の期待作といってもよい。
主演はフランス人女優シャルロット・ゲンズブール。役どころで「最高の夫」に急死され,子ども3人とともにどう生きるかという物語。シャルロットが『最終目的地』の時と同じように,最愛の人を失った後に出会った男にすぐになびいてしまうあたりはちょっとどうかと思うが,そんな母親に対して,3者3様に振る舞う子どもたちの姿が微笑ましい。特に長女役のモルガナ・デイヴィスって子が非常に魅力的で,脚本,そしてオーストラリアの大地の風景,主人公たちの住む家とそれを守るように立つゴムの木。それぞれが,フィクションとしての映画とは思えない,といいつつ映画でしか成立しえない美しい映像をつくり出している。結末もありかなしか真面目に考える必要もない位に,ある意味しっくりきて,ある意味唐突だったり。まあ,ともかくこういうの,愛すべき作品ですな。
ところで,こういう主題は映画であっても,小説であってももっと日本にあっていいと思う。かつて小栗康平という監督の作品で『埋もれ木』という映画があった。あまり詳細は覚えていないのだが,とても好きな作品で,再度スクリーンで観られる機会があれば良いと思っている。一般的には西洋は自然を支配し,日本は自然と共存する文化だなんていうけど,そんな主題は宮崎 駿くらいなもののように思う。でも,そんなシリアスではなく,自然に翻弄される人間の姿をコメディタッチで描く作品,そんなのを観てみたい,読んでみたい。

6月29日(土)

この日はちょっと時間ができたので,近所まで1本観に行った。今年は張り切ってシネマイレージをためようと,6回鑑賞で1回無料というポイントは使わずに,TOHOシネマズで観られる作品はなるべく観るようにしているが,まだまだ6000マイルには遠い。そして,最近のTOHOシネマズでは宮崎 駿最新作『風立ちぬ』の4分間予告編を流している。これが荒井由美の「ひこうき雲」のフルコーラスに合わせて作られていてもうかなり見飽きてしまった。それにしても,この曲を改めて聴いて,彼女にまでキャロル・キングの影響が強いことを知る。同時代的には五輪真弓の『少女』がレコーディングに実際にキャロル・キングが参加したりしているが,この「ひこうき雲」も楽曲そのものというより,ピアノとシンセサイザー,ドラムスとベースという楽器の組み合わせ,そして特にベースラインやシンセサイザーのアレンジなどが非常にキャロル・キング的である。まあ,ともかく名曲ですな。

府中TOHOシネマズ 『二流小説家
さて,実際に観た作品はこちら。上川隆也の初主演映画ということで話題になりましたが,原作は米国人によるもの。もちろん舞台は日本に置き換えていますが,その辺はまったく違和感ありません。推理小説ということで,事件の犯人を演じるのは武田真治。本作では過剰な彼の演技もマッチしています。特にくどくどとコメントを書きたくなる作品ではありませんが,なかなかの秀作です。主人公の姪役として,事件や彼の人生にいろいろと首を突っ込む少女を演じている小池里奈という子,なかなかキュートです。

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