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大学は春休み

18日(水)

2013年度の講義も最終日。受講者は多く、授業の感想を書かせるといいことを書いてはくれるが、3ヶ月間で名前と顔を覚えたのはほんの数人。いまいち手ごたえのなかった学期でした。公然と会社を休めるのは最後なので、仕事はたまっていたが休むことにする。でも、観たい映画もそれほどないので、水曜日がサービスデーの吉祥寺に行くことにする。

吉祥寺バウスシアター 『ブリングリング

選んだ映画はこちら。ソフィア・コッポラの作品も取り立てて好きなわけではないが、1000円だったら観ておいてもいいかなという感じ。先日『ウォールフラワー』での演技をみたエマ・ワトソンも出演しているし、綺麗な女の子が多数出演しているので、目の保養にはなるでしょう。

本作は米国で実際に起きた事件を基にしている。ブリングリングというのもメディアがかれら窃盗団につけた名前のようです。ロサンゼルスのセレブリティの自宅の空き巣を重ね、クラブやパーティで遊びほうけていた若者たちの話。まあ、ソフィア・コッポラらしい作品。とりたてて、社会的なメッセージがあるわけでもなく、まとまりのよい物語展開でもない。まさに、退屈しのぎに窃盗を繰り返していた若者そのものを象徴するような映画。

本作のエマ・ワトソンは美しくない。とにかく表情がひどい。もちろん、役どころとして良心的な人間ではないので、彼女が演技として共感を得ることができないような人物を表現しているのであれば、その演技を評価すべき。個人的にはレベッカ役のケイティ・チャンに魅力を感じた。今後に期待したい。まあ、さほど言葉を重ねるだけの価値があるとは思えない映画。

113日(月、祝)

この日は妻が息子を連れてママ友の家に遊びに行くということで、早く帰る約束で一人行動をとらせてもらった。映画2本は厳しいが、せっかくなので献血とセットにしようと思ったが、献血ルームのある街で観たい映画がいい時間にやっていないので、献血は断念。そして、下高井戸で再映の作品を観ることにした。

下高井戸シネマ 『ベニシアさんの四季の庭

ロードショー上映の時から夫婦で気になっていた作品だったが、結局見逃していた。英国貴族生まれの女性が単身で日本にやってきて、京都大原に住み着くというお話。予告編では、子どもが重度の病気を抱えているということだけは知らされていたが、さすがドキュメンタリーになる(制作はHNK)だけの人物はあり、壮絶な人生を送ってきた人だった。

予告編では京都の田舎の古い一軒家の広大な庭を趣味のガーデニングで満たし、それらをすべて日々の生活に活かすようなエコロジー的生活の紹介、と適当に理解していた。しかし、出身が貴族なだけで、その生活が肌に合わないベニシアさんはお金もほとんど持たずにアジアを旅し、日本にたどり着いたという。

一つ面白かったのは、東京で出会った白人男性の友人が出てくるのだが、当時欧米から日本にたどり着いた人がまず行くべきところは銀座の特定の喫茶店で、そこに行くと同士に会えるというのだ。それはもう40年ほど前の話だが、地理学的に興味深い。

さて、その友人から京都に行くことを薦められ、そのまま京都に移り住む。結婚し、3児をもうけ、13年で離婚。英会話学校を創設し、家計のやりくりをする。40歳で9歳年下の山岳写真家と結婚し、1児をもうけるが、夫が浮気で出て行きそうになる。戻ってはきたものの、登山中の事故で生死をさまよう。前夫との娘の1人が未婚の母となるが、その直後精神を病む。

そんな壮絶な人生を歩みながら、彼女の心を癒したのが、決して広くはない古民家。夫婦で少しずつリフォームをし、庭を作っていく。いいお話でした。

ただ、映像が素朴なドキュメンタリー映画というよりは、やはりNHKっぽい美しい映像が多かったのが個人的には残念。

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コメント

私も、ソフィア・コッポラ作品はそれほど好きではなく迷ったものの「ブリングリング」には一応、昨年の暮れに足を運びました。200本越えの目標もあったもので(笑)。
やっぱりノレませんでした。
「ウォールフラワー」は今年になってから鑑賞。 なかなか良い作品で、エマ・ワトソンも魅力的でした。
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「ベニシアさんの~」は、贅沢にもスルー(汗)。
下高井戸シネマでご覧になったのですね。 昔から名前だけは良く知っている劇場で、漠然といつか行けたらなと思っていました。
調べてみると、TAMA映画祭の会場の最寄り駅と新宿を結ぶ京王線の途中駅なんですね。 今度、同映画祭に参加する機会があれば、もしかしてこの映画館を初体験できるかもしれません。
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それから、「麦子さんと」ですが、まずまず面白く観たものの、日記を書くほどではありませんでした。
今日は、「熱波」の予定です。

投稿: 岡山のTOM | 2014年1月18日 (土) 05時30分

TOMさん

『ウォールフラワー』良かったですよね。
そうですね。下高井戸は新宿と多摩センターの間にあります。
ただし,基本的に各駅しか停まらないので,途中下車をするとずいぶん余計に時間がかかります。時間には余裕をみておきましょう。
しかし,一度訪れていい価値がある映画館だと思います。この日も大盛況でしたよ。

『麦子さんと』はそこそこだったんですね。
TOMさんの昨年のベストテンも拝見しました。私の未見の作品が多くて汗。

投稿: ナルセ | 2014年1月22日 (水) 06時00分

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