« ニーチェと哲学 | トップページ | 日本の風景・西欧の景観 »

カフカ論

ジャック・デリダ著,三浦信孝訳 1986. 『カフカ論――「掟の門前」をめぐって』朝日出版社,100p.,1500円.

ドゥルーズの次はというわけではないが,未読だったデリダを読むことにした。本書はポストモダン叢書に収録された1冊で,デリダの日本講演の内容だとのこと。とても短い文章で,目次もありません。

デリダにしてはとても分かりやすい一冊。そして,よく知られるカフカ理解を繰り返しているだけのような気がします。私の読みが甘いのかもしれませんが,デリダにしてはちょっと物足りない。1983年の講演ということですが,1980年代のデリダという雰囲気ではないですね。どんな主題を扱っても,デリダ独自のというか,デリダ的なという単純さでは理解できない奥深さを感じるものですが,まあ本書のようなものもあるんですね,と少し安心させてくれる一冊。

|

« ニーチェと哲学 | トップページ | 日本の風景・西欧の景観 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/218863/63488074

この記事へのトラックバック一覧です: カフカ論:

« ニーチェと哲学 | トップページ | 日本の風景・西欧の景観 »