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ドフトエフスキイ論

バフチン, M.著,新谷敬三郎訳 1974. 『ドフトエフスキイ論』冬樹社,403p.

バフチンの書とは結構相性がいい。と言いつつ、まだ本書やラブレー論などの大著は読んでいない。本書はドフトエフスキイの作品を一つぐらい読んでからと思っていたがいつまでも読む機会もないので、本書をとりあえず読んでみた。目次自体は非常に魅力的である。

はしがき

第一章 ドフトエフスキイのポリフォニイ小説と従来の批評

第二章 主人公と作者との関係

第三章 ドフトエフスキイのイデエ

第四章 ジャンル,題材構成上の特徴

第五章 ドフトエフスキイの言葉

 1 散文の言葉の型とドフトエフスキイの言葉

 2 中篇小説の主人公の独白の言葉と叙述の言葉

 3 長篇小説の主人公の言葉と叙述の言葉

 4 ドフトエフスキイの対話

結び

しかし、正直今回は惨敗だった。ほとんど十分な理解に達する前に読了してしまった。それは単にドフトエフスキイの作品を読んでいるかいないかの問題ではないような気がした。

ただ、バフチン批評の基本概念のほとんどが、このバフチンと同じロシアの作家の作品から来ていて、バフチンによればドフトエフスキイこそが文学における新たな試みの先駆者であるといえるほど、評価されているということだ。そして、それが故に、これまでのドフトエフスキイ批評が達しなかったところバフチンの批評が達し、それによってバフチンは現代の批評家たちも魅了される批評家になったということだ。

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