« 2017年8月 | トップページ

2017年9月

沖縄とベトナム

2017年8月19日(土)

新宿テアトル 『海辺の生と死

満島ひかり主演ということでチェックしていたが,それ以外にも観たい要素はあった。原作者である島尾ミホは島尾マホの祖父である。島尾マホは自身が高校生の頃に漫画家としてデビューした後,さまざまな雑誌でエッセイを書くなどの活動をしている女性。その父親が写真家の島尾伸三。彼女が娘マホを幼い頃に撮影した『まほちゃん』という写真集が印象的で,随分以前から所有していた。島尾伸三の奥さんも潮田登久子として写真家である。以前,水戸の茨城県立美術館まで,家族展を観に行ったことがある。トークショーに合わせていったのだが,その際の司会というかゲストがホンマタカシだった。

さて,作品だが,舞台は沖縄の離島ということになっている。モデルとされているのは加計呂麻島ということだが,さすがの私も知らない。撮影は奄美大島を中心に行われたらしい。満島ひかり自身沖縄県出身だが,作品ウェブサイトのプロフィールにそのことは示されていない。方言や歌において,出身地は活きているのでしょうか。まあ,ともかく彼女ならではの存在感のある配役でした。地元の子どもたちを使ったと思いますが,その生き生きとした姿もいいですね。

 

2017年8月26日(土)

新宿武蔵野館 『草原に黄色い花を見つける

米国アカデミー賞の外国語映画部門でベトナム代表として選ばれた作品とのこと。1980年代後半が舞台となっています。比較的貧しい農村に住む子どもたちを中心とした映画。前半は子どもたちの生活を淡々と描いていて,ちょっと退屈しますが,後半からは物語が展開していって,なかなかの脚本。子どもたちの想像と,大人社会が作り上げる差別と隠ぺい,ちょっと『ギルバート・ブレイク』などの作品を思い起こさせる雰囲気があります。タイトルも直訳に近いですが,なかなかいいですね。

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2017年8月 | トップページ