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涼しい朝を迎えるようになりました

201881(水)

新宿武蔵野館 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない
前回武蔵野館に行った時に初日を迎えた作品。吃音をテーマとした作品ということで,舞台挨拶にはNHKも取人公に公衆電話から電話をするシーンなどもあり,調べてみると1990年代が舞台とのこと。そういえば,最近私は見たこともない若手俳優による作品でしたが,皆さんそれぞれキャリアのある俳優さんだったようです。主演の南 沙良さんは『幼な子われらに生まれ』に出演していたとのこと。そういわれれば。演技も初々しさが前面に出る感じでしたが,泣きじゃくる2回のシーンで,鼻水が垂れている様はとても良かった。この手の作品にありがちな冗長さはありましたが,結論的にはなかなか良かったと思う。彼女たちが立派な俳優に成長する頃に,本作が貴重な存在になるのでしょう。
ところで,この映画の時代設定に違和感を抱いたのは冒頭のシーン。確かに,私の時代には吃音(いわゆるドモリ)の生徒は身近にいた。大抵はそのことがからかいやいじめの対象になってしまう。だから,現代ではそういう情報は必ず進学の際に伝えられ,学校側で対処することになっていると思っていたからだ。しかし,映画ではそうではない。そういうのはいつ頃からだろう。

2018811日(土)

日比谷シャンテ 『追想
いくつかの作品で悩んだが,シアーシャ・ローナンの作品はなるべく観ているので,観ることにした。上映時間ギリギリになってしまい,少し遠いチケット屋で前売り券を購入して久しぶりのシャンテ・シネに向かう。すぐ近所にTOHOシネマズ日比谷がオープンしたので,当然TOHOシネマズに組み込まれたシャンテ。シネは閉館のはずだったが,なんとか存続するようです。本作も私の指定席,最前列中央が埋まっているなど,なかなかの盛況でした。
舞台は1960年代のイギリス。シアーシャ演じる女性が参加していた核廃絶運動の集会にたまたま潜り込んだ男性。彼は学校の試験にうまくいって,その通知を身近な人に自慢するが相手にされず,バスに乗ってオックスフォードに向かう。そこで,酒を飲みながら町を徘徊してたどり着いたのがその集会。主人公の方は電車を乗り継いでロンドンまでという話をしているので,その辺りが舞台。
相手役の男性が1974年の時点で街を歩くシーンに,背後の建物には「NO EVICTION(立ち退き反対)」という落書きがあったりして,時代を感じさせる。ストーリーはなんてことのない話。でも,逆に最近のヨーロッパ映画は,アクションやファンタジーものでない限り,どこか社会問題を組み込むようなものが主流のような気がするので,こういう素朴な恋愛ものはある意味で新鮮です。しかし,主人公の親の職業など,随所にその場所と時代,社会階層の雰囲気が散りばめられているところがさすがです。

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