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2022年5月

【読書日記】小長谷有紀『モンゴル草原の生活世界』

小長谷有紀(1996):『モンゴル草原の生活世界』朝日新聞社,228p.1,200円.

 

著者は小長谷一之さんの配偶者として名前は知っていた。一之さんはリチャード・フロリダの翻訳などもしている経済地理学者。有紀さんも地理学出身だが,Wikipediaでは文化人類学者と書かれている。本書は彼女が研究者として歩み始めた15年間の成果を一般向けにまとめたもの,とされているが,本書刊行の時点で,着歴にはすでに3冊の本が紹介されている。『モンゴルの春』『モンゴル万華鏡』『モンゴル風物誌』という具合に書名と出版社から,やはり一般書だろうか。
それはともかく,最近ではモンゴルの遊牧民の研究をしている相馬拓也さんや,ウランバートルの研究をしている松宮邑子さんなど,モンゴル研究の地理学者が出てきているので,まずはかつてのモンゴルの状況を知ることができる本書を読もうと思った。まあ,たまたま古書店で見つけて買っておいたものではあるが。ちなみに,相馬さんは近年『E-journal GEO』によく書いているが,所属は地理学ではない。そして松宮さんは昨年『都市に暮らすモンゴル人』という著書を出し,埼玉大学に勤務されたようだ。

プロローグ――民主化のゆくえ
第一章 一年のサイクル
第二章 子とらせの歌
第三章 去勢のしきたり
第四章 乳をしぼるしきたり
第五章 家畜を屠るしきたり
第六章 結婚式
第七章 葬式
エピローグ――自由化の始まり

プロローグに,モンゴル人民共和国が1992年の初春にモンゴル国となったことが書かれ,社会主義から民主化されたことが記される。エピローグには,著者がモンゴルに留学した頃のことが書かれている。1980年前後にモンゴルに留学をしたとのことだが,ソ連と中国に挟まれたモンゴル人民共和国は当然社会主義国家だった。資本主義国からの留学生を素直に受け入れるわけではなく,行動制限が厳しかったとのこと。思うように調査ができず,中国で文化大革命が終わって10年経った頃から少しずつ調査・研究ができるようになったという。
ということもあり,本書はいわゆる著者がフィールドワークで観察したものだけを元にした研究ではない。モンゴルでの調査・研究に関わる十数年の間にモンゴル側でも民族誌の成果が蓄積されるようになり,そうした成果の紹介も含めた内容である。よく考えればそうであり,外国人である著者が見聞きしたもので現地のしきたりなどのすべてが把握できるわけではない。本書は遊牧民の習慣を,特に家畜との関りを中心にまとめられ,後半で人間社会のこととして結婚式と葬式という事例を中心に通過儀礼について論じている。当時の都市の暮らしは本書からは分からず,こうした遊牧民たちが国民のどれだけの割合を占めているかという,モンゴル国全体を俯瞰する記述はないが,これが当時の遊牧民の典型的な暮らしだとすると,おそらく今日では少数派となると同時に,おおくのしきたりは変更されているものと想像される。本書でも民主化の影響を示唆するような記述もあるが,はからずも本書に記録された,そして私たち日本人がイメージしやすいモンゴル人の暮らしに関する半ば失われつつある貴重な記録なのかもしれない。

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【読書日記】佐々木千佳・芳賀京子編『都市を描く』

佐々木千佳・芳賀京子編(2010):『都市を描く――東西文化にみる地図と景観図』東北大学出版会,265p.3,000円.

 

出版時に読みたいと思っていた本だが,延ばし延ばしになって12年後になってしまった。この頃は,2013年に『地理学評論』に風景論文を書き,2014年に『人文地理』に場所論文を書こうとしていた(おそらく,『人文地理』の原稿は書き始めていたと思う)頃だったので,どちらにも関わる良書で読むべきだったと後悔。
それはそれとして,少し奇妙な本である。本書は佐々木,坂本,石橋の3人が「若手研究者萌芽研究育成プログラム」に採択されたものをベースにしているという。東北大学に関わる3人の報告であり,それを書籍化するにあたって教員だった芳賀が協力し,佐藤が寄稿した形だとあとがきにある。しかし,芳賀と石橋は同じ1968年生まれ,佐々木と坂本は1974年生まれ,佐藤が1970年生まれ。本書が12年前の刊行だといえ,決して若くはないし,皆同世代といってもよい。本書を読み終え,佐々木さんに連絡をとろうと思ったが,未だに研究教育機関に所属はないようで,一抹の寂しさを感じる。本書に寄せられた文章はいずれも素晴らしく,美術の分野は地理学よりももっと厳しいことを想像させる。
と,書いた後に,Twitterで検索したらウェブに書いた記事が出てきて,秋田大学で教鞭をとっていることが分かった。残念ながら,eメールアドレスなどの記載はなかったが,少し安心した。その後の研究成果についても読んでみたい。

序:佐々木千佳
第一章 西洋古代世界と地図と都市図:芳賀京子
第二章 15世紀フィレンツェにおける都市図の展開――フランチェスコ・ロッセッリの地図制作と都市の理念:石橋靖典
第三章 ヴェネツィアの地図・都市図にみる共和国表象:佐々木千佳
第四章 16世紀の日本における地図と都市図:坂本明子
第五章 18-19世紀の日本における都市図――鍬形蕙斎筆《江戸ー目図屏風》:佐藤 琴
あとがき:芳賀京子

本書は地図と都市図を同列に扱い,また洋の東西ということで,イタリアと日本の状況についても同列に扱おうという試みである。とはいえ,第二章と第三章に日本の話はほとんど出てこない,という意味では非対称だが,ヨーロッパの地図が客観的で正しくて,日本のものはアジア的でそれがヨーロッパの影響でより正しいものになるという発展史観ではない。美学の観点ではどちらも同列である。
第一章は本書を読み進めるための予備知識としてヨーロッパにおける地図と都市図の歴史が辿られる。この辺りは地理学者による貢献もあるので,ある程度知ってはいたが,やはり分野の違う著者による解説は一味違っている。古代といっても一括りにはせずに,メソポタミアとエジプト,ギリシア,ヘレニズム,ローマと分けて論じ,地図的なものに限定されない議論は美術史的な観点によるものだと思う。
第二章の冒頭ではウッドワードの地図研究の解説から始まる。私も地理学者なので,ウッドワードの業績は知っているがきちんと読んだことはない。続いて,プトレマイオスのヨーロッパにおける再発見の話に進む。この辺りも何となくは知っていたが,短いながらきちんと解説されていて勉強になる。本論であるロッセッリの都市図の話に入る前に美術史の議論があり風景芸術の議論が,地図と都市図を連続的に思考させる。その他にも地理学と地誌学などについて知らない事柄が多く議論されている。
第三章もフィレンツェに続いてイタリアの都市国家,ヴェネツィアについての考察。こちらも中世の世界図の伝統の話から入り,有名なヘリフォード図が三連祭壇図であると推定した研究なども紹介されている。ヴェネツィアでは同様の世界図として,フラ・マウロという人物が描いた1459年のものがまず検討される。地図だけではなく,その余白に書き込まれた図案についても考察され,それに関連する地図以外の図像の分析もあるのが美術史的観点である。都市図については,ヤコポ・デ・バルバリによる1500年の作品が検討される。当時の他のヴェネツィア図との比較より,この都市図の先駆性とその意義が解読される。
第四章は日本の話に移り,京都を描いた洛中洛外図の考察から始まり,当時の屏風絵が考察される。特に,江戸時代には鎖国に入るわけだが,それでも少なからずヨーロッパとの交流において都市図的なもののやり取りが検討される。しかも,それはヨーロッパ的なものが日本に輸入されるという一方向的な観点ではなく,対等な視野を持っている。描かれる対象も時代を追うごとに,安土城や佐賀の名護屋城,広島の厳島へと移っていくことも地理学的には興味深い。書き込まれる人物の考察なども面白い。後半では,行基図からの日本の地図の歴史をたどり,ヨーロッパで描かれた地図における日本の描写を比較しその知的交流を論じている。
第五章は江戸時代に描かれた江戸図を,そこに描かれた富士山の描写を中心に考察される。これがまた面白い。ミッチェル, W. J. T.編『物語について』にネルソン・グッドマンが書いた「ねじ曲げられた話」でハンス・メムリンク「キリストの生涯」という絵画作品の分析で明らかにしたような,一枚の画像における時間的推移というテーマを論じている。鍬形蕙斎が1809年に描いた「江戸ー目図屏風」には一年の四季や,月や太陽が描かれることで一日の複数の時間も表現されているという。

とにかく,とても豊かな読書体験をさせてくれる論文集だった。

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【読書日記】ギデンズ『社会の構成』

ギデンズ, A.著,門田健一訳(2015):『社会の構成』勁草書房,461p.6,000円.

 

言わずと知れた英国の社会学者アンソニー・ギデンズの1984年の著書が30年の時を経て日本語訳された。本書の刊行は地理学者が最も待ち望んでいたといってもいいかもしれない。そう,ギデンズの構造化理論はスウェーデンの地理学者ヘーゲルストランドが開発した「時間地理学」から発想を得た社会学理論として知られているからだ。しかし,ギデンズの著書の翻訳は多かったものの,構造化理論について日本語では読むことができなかった。
私自身,大学院修士時代にエスノメソドロジーに関心を持っていたが,当時はそれこそ日本語で読める文献は少なく,1987年に翻訳の出ていた,ギデンズの『社会学の新しい方法規準』(原著は1976年)のなかでエスノメソドロジーも登場していたので,私もその頃(1990年代前半)に読んだが,さっぱりわからなかった。その後,グローバル化という概念が社会学を中心に日本でも紹介されつつある頃に,1990年の『近代とはいかなる時代か?』の翻訳が出され(1993年),これも読んだ。こちらは原著タイトルが『モダニティの帰結』となっていて,前近代と近代以降の社会の変化をわかりやすく解説していて,こちらは読みやすかった。
同じ頃に分厚い社会学の教科書『社会学』も翻訳出版されたが,それは読むことなく,日本でのギデンズ流行もひと段落したこともあり,他の著書を読むことはなかった。その後も『国民国家と暴力』や『モダニティと自己アイデンティティ』など読みたい本は出版されたがなんとなく読まずにここまで来てしまった。

第1章 構造化理論の諸原理
第2章 意識,自己,社会的出会い
第3章 時間,空間,範域化
第4章 構造,システム,社会的差異生産
第5章 変動,進化,権力
第6章 構造化理論,経験的調査,社会批判

もともと私が学問の道を進もうと思ったのは,卒業論文に向けて読み始めた書籍の面白さを知ったことだった。卒業論文はメディア研究的なものだったので,その方面の古典ももちろん面白かったが,社会学的な面白さを知ったのはシュッツの『現象学的社会学』とピーター・バーガーの『社会学への招待』だった。目先の社会問題を具体的に論じるようなものよりも,社会のしくみの本質を批判的に抽象的に論じることに面白さを感じたのだ。とはいえ,最近の学問の傾向はそうした抽象的な議論よりも具体的な議論に偏っている気がする。とはいえ,もちろん目先の問題に捕らわれているわけではなく,100年単位の時間的視野と,グローバルな空間的視野を持っているので,それはそれで非常に面白い。そんなものを読むことが多くなってしまったので,本書の読書はなかなか難しかった。読んではいるのだが,内容が頭にすっとは入ってこない。まあ,ギデンズに関しては『社会学の新しい方法規準』を読んだ時もそんな感じだったので仕方がないのだが。
ただ,これまでギデンズの構造化理論について,地理学者の議論を通じて私の頭の中で出来上がっていたものとはだいぶ違うことが分かった。やはり翻訳といえども原著を読むことの意義はここにあると思う。まず,私は勝手に,構造化理論は本書によって出来上がったと思っていたのだが,そうではなかった。1984年に出された本書の前に1981年の『史的唯物論の現代的批判』や1982年の『社会理論の輪郭と批判』という翻訳されていない著作があり,すでにそういうもののなかで作り上げられたものだということだ。本書のなかで「構造化理論」は所与のものとして登場する。そして,構造化理論は時間地理学から大きな影響を受けていると地理学者は習う。しかし,構造化理論自体が社会の主体と構造の相互作用的なことを論じているように,構造化理論と時間地理学は相互発展的に進展してきたものだと分かる。時間地理学の創始者であるヘーゲルストランドはともかく,その影響下で時間地理学を論じていたグレゴリーやプレッドなどはギデンズとのやり取りの中でお互いの議論を深めたように,本書を読むと思う。特に,本書にはかなり抽象的な図表があり,これは概念や考え方を図式化したものだが,まさにこれはグレゴリーが得意とすることであり,本書の冒頭にもそうした図式化の考えはグレゴリーから学んだ的なことが書かれている。そして,一番大きいのは地理学のなかで学ぶような,構造化理論のある程度分かりやすくて一括した説明は本書にはほとんどない。もちろん,主体と構造の二元論的理解が誤りであるということは随所で指摘はされているがその先にある一元論的解説はない。
いろいろ細かいところを説明しようとするときりがないが,この頃のギデンズの社会学はタルコット・パーソンズの社会学を批判してその先を目指していることが分かる。特に本書で私が大きく学んだのは社会進化論に対する批判だ。もちろん,ダーウィンの生物学的進化論を社会科学に援用することは科学史や思想史の分野でも根本的に批判されてきた。しかし,ギデンズはそれをもっと根源的に,現代の社会学の根底にも息づいているものとして批判している。この点については本書から40年経つ今でも今一度自省する必要があるように感じた。
今回の読書日記はこの辺りにしておきたい。機会を見つけて,ギデンズの他の作品を読み,また抽象的な社会理論に手を伸ばしていきたいと思う。

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【映画日記】『劇場版名探偵コナン』『チタン』『わが青春つきるとも』

2022年430日(土)

府中TOHOシネマズ 『劇場版名探偵コナンハロウィンの花嫁』
娘と2人で観に来ました。名探偵コナンはご存知の通り,子どもに人気はありますが,毎回のように殺人事件が起こり,トリックもそこそこ難解なので,息子は(前者の点において)好きにならずに,アニメも含めこれまで見てこなかった。コロナ前の2019年くらいだったと思うが,多摩映画祭のファミリー上映作品として,コナンとクレヨンしんちゃんを親子3人で観たのだが,その時から劇場版については観るようになり,最近では娘がコミックを中古で買うくらい。しかし,前作『緋色の弾丸』を息子はあまり気に入らなかったらしく,今回は2人で観ることに。
動画サイトも含めて,劇場版コナンは何作か観ましたが,本作はこれまでの原作&アニメで進展してきた物語の延長線上にあるということでなかなか愉しめる内容でした。とはいえ,劇場版のための演出もあり,今回の舞台は渋谷ということで,馴染みもあってよかったのかもしれません。一度もまともに渋谷に行ったことのない娘も行きたがっていました。
https://www.conan-movie.jp/

 

2022年54日(水,祝)

立川シネマシティ 『チタン』
ふと見つけたYoutube動画で作家の松田青子さんが解説していた(しかし,動画は最後まで見ていない)作品として気になっていたので,観ることにしました。ネタバレあります。幼い頃,自動車事故で頭蓋骨に金属を埋め込んだ女性の主人公。その事故の原因ともなったのが,主人公の乗用車やバイクなどへの執着。大人になってもその界隈で仕事をしていて,自動車との性行為によって胎児をはらみます。しかし,連続殺人の容疑者として追われる身となり,子どもの頃行方不明になった男性になり代わることで,とある消防団長の家に住み込むことになる。息子が疾走し,離婚をしてマッチョな男性消防員たちとのホモソーシャルな生活をする中年男性との二人暮らし。女であること,妊娠していることを隠しながらの,消防員としての生活。なんて,分かったように書くと,この作品に潜むフェミニズム的思想を分かったような気になりますが,正直私には理解不能な作品です。後でゆっくり,松田さんたちの解説を聴くことにしよう(まだ残っているかな)。
https://gaga.ne.jp/titane/

 

2022年56日(金)

ポレポレ東中野 『わが青春つきるともー伊藤千代子の生涯ー』
私は『東京民報』と『しんぶん赤旗日曜版』をとっていますが,そうすると否が応でも知ることになる作品。伊藤千代子という治安維持法によって弾圧され,24歳で獄中死した伊藤千代子(1905-1929)という人物を描く作品。日本共産党の創立が1922年ですが,映画によると当初は労働農民党の選挙の手伝いなどをしていて,その後1928年に入党したとのこと。入党間もなく検挙され,そのまま獄中生活となってしまうので,日本共産党員としての活動をそれほどしたわけではない。ということで,今日の共産党としては彼女の党員としての云々よりも,その貫かれた意志の強さから学ぶというところでしょうか。主演の井上百合子さんはなかなか魅力的な女優さんで,本作のようなお堅い作品が似合いますが,それ以外での活躍も目にしたいもの。
https://chiyoko-cinema.jp/

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【映画日記】『カモン カモン』『パリ13区』

2022年428日(木)

立川キノシネマ 『カモン カモン』
ホアキン・フェニックス主演のモノクロ映画。『人生はビギナーズ』と『20センチュリー・ウーマン』しか観ていないが,画面の雰囲気がとても好きな監督マイク・ミルズ作品。未婚の叔父と9歳の甥のひと時の共同生活というたまらない設定。このチームで面白くないわけがないですね。そして,子役のウディ・ノーマンの存在がまた素晴らしいのですが,すでにかなりのキャリアを積んでいる俳優とのこと。将来も楽しみです。子育て中の親には学ぶことたっぷりだし,そもそもの人間関係において,じっくりと相手の話を聞き,しっかりと自分のことを話す。この基本でいてなかなか実行できない当たり前のことを意識させてくれる作品。
https://happinet-phantom.com/cmoncmon/

 

2022年429日(金)

立川シネマシティ 『パリ13区』
二日連続でモノクロ映画を観ることになりました。たまたま,場所と時間からなんとなく選んだ映画でしたが,なかなか面白かったです。原題は「Les Olympiades(レ・ゾランピアード)」といいますが,映画の舞台となっている地名。「オリンピアード」とはオリンピックが開催される間の期間4年間を意味します。まあ,それはともかくパリといえば,高層建築物に対する規制があり,古い建築物を活かして中身をリフォームするということで有名ですが,この地区は映画でも描かれるように,高層マンションが林立しています。そして,主要登場人物の一人の女性は台湾系のフランス人です。主要登場人物の男性が黒人なのはフランス映画では珍しくありませんが,中華食材を売るスーパーや中国系が働く中華料理屋なども多く登場します。そうしたこの地区の特徴が描かれているのもこの作品の魅力です。原作はいくつかの短編作品をつなぎ合わせているようで,ストーリー的にもとても面白い。
https://longride.jp/paris13/

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