【映画日記】『知らないカノジョ』『アノーラ』『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
2025年3月1日(土)
府中TOHOシネマズ 『知らないカノジョ』
以前娘と二人で観に行った,プロジェクトセカイの初音ミク映画を,娘がもう一度映画館で観たいと言い出した。以前にも何作品か,そうやって再び二人で観に行ったが今回は断った。ただ,彼女も少し大きくなったので,同じ時間帯に同じ映画館で私が別の作品を観,彼女は一人で観る,ということで一緒に出掛けることにした。そういう制限付きだと観る作品はかなり妥協しなくてはならないなかで選んだ作品。
中島健人の主演作も観たことはないし,歌手が歌手役で出演するというmiletの存在も気になった。監督が三木孝浩というのは私にとってはさほど魅力ではないが,まあ外れはないだろうとも判断。歌手が映画で歌手を演じるというのは,『月とキャベツ』の山崎まさよしや,『タイヨウのうた』のYUI。『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の大原櫻子など,いずれも魅力的な作品で,やはりこういう場面での音楽の力ってすごいなと思い知らされる。本作もmiletの歌声もメロディも,女性シンガー好きの私にはとても魅力的だったし,その表情も素敵だった。そういう意味で,あまり期待はしていなかったが,十分楽しめる作品だった。中島健人も泣きざまが素晴らしかった。なお,本作の音楽担当はおそらくmiletのプロデューサーなんだろうけど,なぜかエンドロールに亀田誠二の名前があって気になった。Wikipediaをみたら彼は椎名林檎なども手掛けていたようだが,私にとっては広沢タダシと矢野真紀のプロデューサーである。どうやら俳優として出演していたようだが,どこにいたのか。
https://gaga.ne.jp/shiranaikanojo/
2025年3月2日(日)
調布シアタス 『アノーラ』
この日も時間的な制約があり,立川で観るかといういくつかの選択肢の中から選んだ場所と作品。セックスシーンの多い作品だということは事前に知っていた。最近はそういう作品を観ることは少ないので,久し振りになんとなく観てみようと思った次第。しかも,なんとなくで米国映画ではなくラテンアメリカの作品だと勘違いしていた。上映開始直後に,本作がカンヌ映画祭でパルムドールを受賞したことは知ったが,観終わった後,本作が米アカデミー賞の作品賞や主演女優賞を受賞したことを知った。主演のマイキー・マディソンという俳優がどんな人かは知らないが,本作は日本でありがちな「体当たりの演技」という表現では到底釣り合わない,ちょっと演技としてはやりすぎなのではないかと思ってしまうが,それほど作中人物そのものに見え,その上である意味で魅力的な人間に映っていた。こういう映画表現をどのように評価したらよいのかは私自身で語る言葉を持たないが,刺激的な映画鑑賞であったことは間違いない。
https://www.universalpictures.jp/micro/anora
2025年3月9日(日)
府中TOHOシネマズ 『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
ここのところ毎年観に行っているドラえもん映画。中学生になった息子は主題歌を目当てにいったりいかなかったりだが,今回は素直に,しかも父娘と3人で観に行くことになった。エンディング曲は私も名前は知っているあいみょんによるもので,ゲスト声優としてはサンドイッチマンの2人が出演しているが,その他脚本やタレント声優など客寄せパンダ的な要素は少ない。本作は絵画芸術をテーマにしていて,オープニングや冒頭では世界の名作を用いた教養的な要素も大きく,そこには東京芸術大学が協力しているらしい。そんなこともあり,かなりしっかりと作り込まれた脚本で大人にも十分楽しめる作品だった。
https://doraeiga.com/2025/


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