【映画日記】『ジ・エンド』『白い花実』『在日ミャンマー人』
昨年末から映画日記が滞っていました。数は少ないものの、なかなか刺激的な映画ばかりです。
2025年12月22日(月)
この日は別件で午後から新宿で用事があった。しかも、午前中は特に用事がなかったので、都心でしか観られない映画が観たいということで、閉館のニュースを聞いていたシネマカリテで鑑賞することにした。
新宿シネマカリテ 『ジ・エンド』
ティルダ・スウィントン主演の奇妙な映画。核戦争か感染症の蔓延か、人類の滅亡危機のなかで、地下生活を営む家族の物語。地下の人工洞窟を生活空間としているとはいえ、入念に準備され、文明的な生活を維持している。そこに黒人の若い女性が突如現れ、表面的に秩序を保っていたこの家族に亀裂が生じ始める。ミュージカル仕立てになっており、深刻なテーマ(ディストピア)ながら美学的に完成された美しい作品に仕上がっている。そして、ある種のユートピア的結末。
https://cinema.starcat.co.jp/theend/
2026年1月3日(土)
立川キノシネマ 『白い花実』
年始にも一人で自由にできる時間があり、立川に日本映画を観に行った。こちらも非常に美しい作品。そして、複雑な人間関係や、大人の社会や組織の問題などが描かれている。人間の本質に切り込む作品だといいたいところなのだが、どうしてもキャストの外見の美しさや演出も含めて説得的でないと感じてしまう。そういう感覚自体が私自身に宿っているルッキズムなのかもしれないと思いつつも、なんとなくもやもや感が残る鑑賞でした。
https://www.bitters.co.jp/kajitsu/
2026年2月7日(土)
私は翌日告示される日野市議会議員選挙への立候補が決まっていて、さらには翌日投票日を迎える総選挙でも一日本共産党員として選挙活動をしていた。連日の活動では疲弊してしまうので、週一日は休むことになっており、この日は吉祥寺に出かけて映画を観ることにした。吉祥寺の街は騒然としていた。この選挙区の自民党候補者の応援に、小泉進次郎が来るというのだ。総選挙の結果は自民党の圧勝。武蔵野市でもこの盛り上がりなのだから仕方がないと思いつつ、有権者の心理は理解できていない。
吉祥寺アップリンク 『在日ミャンマー人』
ミャンマーの軍事クーデターのことは知っていたし、フォローしているInstagramのアカウントでも日本でのミャンマー支援活動については頻繁に情報が流れてきていたが、事実関係や、そうした活動をどのような人が、どのような思いでやっているかについては全然知らなかったので、非常に勉強になった作品。
日本政府がクーデターを起こしたミャンマー国軍側に立っているという話は報道で目にしていたが、日本ミャンマー協会など日本とミャンマーの深い関係を知ることができる。また、ミャンマーのために活動している日本人、両国の関係改善のために活動しているミャンマー人、技能実習生として日本で生活している多くのミャンマー人、それぞれのより具体的な姿が見えるのがドキュメンタリー映画の存在意義だと感じる作品だった。
なんと、上映後は急遽監督による舞台挨拶があった。土井敏邦監督の過去作品もチェックしておきたい。
http://doi-toshikuni.net/j/myanmar/
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