映画・テレビ

ここ一週間で観た映画3本

2020年912日(土)

立川シネマシティ 『宇宙でいちばんあかるい屋根』
清原果耶主演映画,といっても私はこの女優を知らない。とはいえ,京王電鉄のCMに起用されていて,ホームには大きなポスターが貼ってあるので顔は知っていた。といっても,動画では見たことがなく,ポスターの静止画だけだ。ネットでは彼女の演技などが高評価で書かれていることが多く,特に本作では共演の桃井かおりが太鼓判を押したとか。最近の若い俳優にはすっかり疎くなっている私だが,この映画は書店でも原作の映画化ということで見かけたので,観ることにした。
桃井かおりをはじめとして,贅沢な配役の本作。両親を吉岡秀隆と坂井真紀,生みの親を水野美紀,書道教師を山中 崇が演じる。そんな配役でいい加減な演技はできませんね。私から見た清原果耶の演技は顔の表情がとても丁寧に作られている。自然体というよりは映画的に記号化された表情を無理なく形にしているというべきか。ともかく,一般人にはできない表情だ。優等生タイプの俳優という印象。ストーリーはやはり日本の小説的だと思うが,映画化される素材としては私が好きなタイプ。特に本作に関しては,屋根にこだわった原作のモチーフをドローンなどを駆使した映像で見事に描いている。日々屋根の下で日常生活をおくる人々の姿を,かれらが立つことのできない鳥の視点,神の視点で描くのだ。ただ,一つ気になったのは,主人公が実の母親の名前を知っていて,彼女が書道家だと知って書道を始めたのか。映画では語られないが,原作小説ではその辺りが丁寧に書かれているのか,気になる。というか,それ次第で彼女の行動をどう理解すべきかは大きく変わってくる。監督は2014年に『オー!ファーザー!』でデビューしたという藤井道人というが,伊坂幸太郎原作のこの映画を残念ながら私は観ていない。いずれにせよ,監督や俳優,今後も活躍するだろうからひそかに楽しみにしたい。
https://uchu-ichi.jp/

 

2020年915日(火)

立川シネマシティ 『はちどり』
珍しく1週間に2本映画を観る。しかも,同じ映画館で。この映画は韓国映画だが,予告編ではできの良い長男を溺愛する家庭でぞんざいに扱われる中学生の妹が,ある女性教師(本編を観ると塾の講師だと分かる)に出会い,救われるというか,危ない関係に発展して...的な展開だが,実際に観るともっと淡々と女子中学生の日常を描く作品。自国の映画やドラマを観るのと,他国のそれを観るのとはやっぱり見方が違うのは確かだが,どうしても日本のものが不自然に見えてしまうのはなぜか。ともかく,演技をしているという感じがせず,かといってドキュメンタリーのような感じはせず,やはりフィクションなのだが,自然に見入ってしまう素晴らしい作品。こういう韓国映画,好きなんですよね。しかも,監督は本作が長編初作品だという,女性の監督キム・ボラという。次回作も楽しみにしたい。
https://animoproduce.co.jp/hachidori/

 

2020年919日(土)

調布シアタス 『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ4人の勇者』
子どもが2人とも観たいといっていたので,3人で観に行きました。最近は息子の野球のスケジュールが土日休日を埋めてしまうので,3人で出かける機会もなかなかない。この日は野球が午前中のみだったので,それに合わせられる時間で上映している調布まで。
クレヨンしんちゃんの映画は一度,多摩映画祭で見てはいるが,ロードショー中に映画館で観るのは初めて。もちろん,親子連れが多いのですが,親も楽しみにしている雰囲気で溢れています。細かいこと抜きで,本当に楽しかった。クレヨンしんちゃんの映画にどんな人が関わっているのかは知らないが,本作は京極尚彦という人が共同脚本と監督を務めている。多摩映画祭で観たのは「新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」だったが,それより格段に脚本が面白かった。やはり脚本家や監督によって違うのだろうか。Wikipediaによると,アニメ映画で監督は2作目(1作目は『ラブライブ!』2015年)で脚本とともに務めるのははじめてらしい。今年10歳になる息子がクレヨンしんちゃん映画を今後観たいというかどうかは分からないが,今後も楽しみにしたい。
https://shinchan-movie.com/

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ドラえもん・サバイバル!・おしりたんてい

2020年86日(木)

立川キノシネマ 『グレース・オブ・ゴッド』
コロナ騒動になる前は,一人の時間を作って映画を観に行くときは,まず吉祥寺のアップリンクをチェックしていたが,さらに私の行動範囲は縮まり,最近は立川が多くなった。しかも,シネマシティよりもキノシネマを利用するようになってきた。いくつか候補作品はあったが,フランスの監督フランソワ・オゾンの最新作を選んだ。
オゾン監督がゲイであることはよく知られている。また,教会の聖職者が幼い男児に手を出すというありがちな主題だが,事実を基にした映画ということで,この主題を今のオゾン監督が同映像化するのか,興味を持った。前半の中心人物を演じるのはメルヴィル・プボー。彼の作品はけっこう観ているが,最近スクリーン上で見ていなかったので40歳台で子どもを持つ父親役を演じる彼の姿は非常に平凡に見えた。本作の面白さは,中心人物が変わっていくところだ。教会で起こりがちな児童への性的虐待,そのものを訴えていくことにはならず,本作においては結局,特定の一人の人物の罪を追及するということだが,プボー演じる男が,遠い過去の記憶を掘り起こす。かつて自分に性的虐待をしていた神父が今も健在であるという事実を知り,行動を起こす。なかなか周囲はその件を認めようとしないが,さまざまな事実を集め,警察に告発する。そこまでで一旦彼の役割は終わる。しかし,その後の警察の捜査で幾人もの被害者がやはり遠い過去の記憶を呼び起こす過程で少しずつ運動が広がり,またプボー演じる男にまでたどり着く。
そういう,時間が経過するなかで,一つ一つの過去が,現在の人間の関係へとつながっていき,古い社会の体制を変えていくというダイナミクスを目の当たりにすることのできる素晴らしい作品。
https://graceofgod-movie.com

 

2020年811日(火)

府中TOHOシネマズ 『のび太の新恐竜』
コロナ騒動で公開日が延期する前に前売り券を購入していた。いつかいつかと待ち続けて,ようやくですね。土日は混み合うことが予想されたので,息子の夏休み期間だったので,私と娘の保育園を休みにして観てきました。映画館も一席ずつ空けているので,家族で行くときは不便。ポップコーンは一人前でも親子三人でちょうどよいのに,一席ずつ離れたら難しいです。ジュースもいつもはケチって子ども2人で1つなのですが,11つにし,ポップコーンは持参したビニール袋に分ける。
さて,今回も川村元気さんの脚本だったので,あまり期待はしていませんが,恐竜者というドラえもん映画の原点に立ち返るテーマなので,一方では期待したりして。ということで,今回はかなり良かったと思います。いわゆる敵だと思われた存在がすぐにそうではないと分かり,人間同士で争うシーンがなかったのがよかったのかもしれません。しかも,大胆な進化の仮設(学問的にはありえないが)がオチだったりして,むやみにドラえもんの道具に頼っていない所もいいですね。
https://doraeiga.com/2020/index_pc.html

 

2020年820(木)

渋谷東映 『人体のサバイバル!/がんばれいわ!!ロボコン』
息子の小学校は夏休みを16日に短縮しているので,なるべく一緒にいられる時間を作りたいと思った。この日は夕方から研究者のZoom会合があったので,午前中は息子と出かける。博物館などいろいろ提案したが,好きで読んでいるサバイバルシリーズの映画がやっていたので,渋谷まで出かけた。
こちらも数日後に観ることになる『東映まんがまつり』と同様,短編集。タイトルにあるように,ロボコンが1本目,2本目は「スプリンパン」という娘が喜びそうな乙女チックなCGアニメでとても短い。ロボコンはもちろんオリジナルは私の世代ですが,どんな内容だったかは全く覚えていない。よって,今回のがオリジナルに似ているのかいないのか,まったく分かりませんが,とにかくハチャメチャくだらない。幼い子どもはこういうので喜ぶのだろうか。
とりあえず,他の2作品に対して,「人体のサバイバル!」に割かれた時間が長かったのはよかった。とはいえ,原作を読んでいた息子によればかなり詳細な部分がカットされているとのこと。また,原作とは違う展開もいくつかあったという。小さくなって人の体のなかで旅をするという展開はかいけつゾロリでもあったが,こちらではなんと脳の中まで行ってしまうところがすごい。なかなか楽しめる作品でした。
https://survival-robocon.jp/

映画の後は昼食がてら,息子を連れて渋谷の街を少し散策。まずは渋谷東映からほど近いところにオープンしたばかりの宮下公園。私が渋谷に来るようになった30年前。そのころから渋谷東映はあったはずだが(ビルに入っていたのがビックカメラだったかどうかは覚えていない),まだタワーレコードもなく,この方面に足を延ばすことは少なかった。ただ,宮下公園の近くに大盛堂書店があり,当時としては珍しく,複数階に及ぶ書店で, 25千分の1地形図を揃えていることもあり,大学生の頃にはよく利用していた。その手前に山手線の線路をくぐる小さなトンネルがあり,そこを抜けると宮下公園だったが,当時からホームレスが住んでいて,近寄りがたい雰囲気があった(実際にその先の公園に足を踏み入れたことはなかった)。それからずいぶん経って,タワーレコード(私がかつて利用していた頃のタワーレコードは東急ハンズの近くにあったが)ができ,その先を右折して山手線をくぐった先にはcocotiというビルができ,その上階にシネアミューズという映画館(現在はヒューマントラストシネマ)ができ,またさらに青山通りまで行くとイメージフォーラムがあり,よく通うようになった。ということで,明治通り側からは宮下公園の近くを頻繁に通るようになり,時には歩道橋から公園に足を踏み入れることもあった。こちら側は開放的なので,近寄りがたい雰囲気はなかった(時代も少し経過していますが)。大学院生になって本格的に社会科学に首を突っ込むようになり,それ以前は多少敬遠していた現実社会の社会問題や政治的な側面にも関心を持つようになり,宮下公園で起こっている問題も知るようになった。先ほど書いたタワーレコードの先の山手線をくぐる道の北側が先にフットサルコートになったようだ(なお,この場所は公園だった認識はない)。
長くなってきたので,宮下公園の歴史は割愛します。とにかく,最近はこの新しくオープンした商業施設をめぐって,twitter上でいろんな情報を目にしていたので,行ってみたかった場所。なお,私がtwitterでフォローしているのは「反五輪の会」だが,宮下公園の動向についてリツイートしている。それによれば,この商業施設は屋上を今まで通りの渋谷区立宮下公園と称している。しかし,オープン当時は入り口に警備員を常駐させ,いかがわしい人を立ち入れないようにしていたという。「いかがわしい人」とはひどい表現だが,つまりホームレスの人々やかれらを支援する社会運動家,そういう人たちのことだ。そもそも,ここ宮下公園は渋谷をデモ行進して代々木公園に集まり,さまざまな政治集会を行っている人々の集結する場所となっていたという。
私たちが行った時は警備員が2人いましたが,特に威圧的な雰囲気はありませんでした。商業施設内のカフェを併設した書店で息子と2人で昼食を取り,その後息子が書店で立ち読みをしている間に一人で屋上に上ってみました。
屋上はまあ,最近の商業施設の屋上によくある感じのベンチが置いてあります。そして,一番南側にスケートボード場が,次にビーチバレーコート,それに隣接してボルダリング施設がありました。いずれもフェンスがあり,鍵が閉まっていました。どういう場面で使うものか分かりませんが,いずれにせよ公的な公園とはとても呼べないものになっていました。北の方に移動すると管理事務所があり,その室内でも何かできるようになっているようです。

 

2020年823日(日)

府中TOHOシネマズ 『東映まんがまつり』
息子は昨年から野球を始めた。今年の前半は活動自粛で,大会も延期されたので,最近は毎週末野球の予定で埋められている。この日は午後からの練習ということで,朝一に観たがっていた映画を観に行った。昨年から復活した「東映まんがまつり」。「おしりたんてい」がメインで,昨年から引き続きの「りさいくるずー」に加え,今年は「仮面ライダー電王」「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」という4本立て。冒頭の「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」は非常に正統派の漫画で面白い。原作を読んでみたい。続いては「まんがまつり」というのに実写の仮面ライダー。まあ,元祖は石ノ森章太郎の漫画だからいいか。もうすっかりギャグになっていて面白い。着ぐるみ(?)の気持ち悪さはもう敵味方の区別がつきません。「りさいくるずー」は仮面ライダーを受けてのものになっていて,これがまた面白かった。そして,最後の「おしりたんてい」も安定した面白さを維持していますね。テレビアニメの回数もかなり重ねていると思いますが,アニメーションのクオリティが高いです。とはいえ,最近のアニメはすごく丁寧で,ある意味では「北斗の拳」とか,回を重ねる度にアニメの質が落ちていくような時代ではないんですね。
https://www.toei-mangamatsuri.jp/

 

2020年828日(金)

立川キノシネマ 『海辺の映画館:キネマの玉手箱』
またまた一人で観るときはキノシネマを選択。いくつか観たい作品はありましたが,今年になってなくなった大林亘彦最新作を観に行く。20年ぶりに監督が尾道に帰って来た,と謳っているが,実のところは空想的すぎて戦時期の尾道は少し想像できるものの,現実感はあまりない。晩年の彼の作品は独自の表現に達していて,横尾忠則的フォトモンタージュならぬシネモンタージュというべき手法。映画の最新技術的にはもっとこなれた滑らかな画面を作れるのだろうけど,あえてゴツゴツした画面で観る者に訴えかける。そして,なによりも本作の出演者の豪華さ。個人的には成海璃子さんと,TOHOシネマズの冒頭でしかなかなかお見かけしない山崎紘菜の出演が嬉しい。ちょい役では,中江有里や寺島 咲などの登場も嬉しいですね。3時間近い大長編でしたが,大林監督の最後の作品を観られて良かった。
https://umibenoeigakan.jp/

 

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2020年前半に観た映画

これだけblogをお休みしていれば,紹介していない映画もさぞかしたまっていると思う人もいるかもしれませんが,4つしかありません。しかも,そのうち一つは懐かしの作品の再映です。

 

2020年25日(水)

立川キノシネマ 『嘘八百 京町ロワイヤル』
前作『嘘八百』はファンである今井雅子さんの共同脚本作品ということで楽しく観た。いつの間にやら続編ができていて,また観に行くことにした。今回は原作を読む前に観ることになりました。地味な作品ながら続編ができるということで,副題「京町ロワイヤル」や,広末涼子がマドンナ役など,気合の入りようが分かるが,あまり気合が入りすぎると空回りする可能性あり。
と,こちらは気楽に観てみると,程よい塩梅で,気合の入れ具合のちょうどよさが大人映画ですね。大人映画といっても基本はシリアスではなくコメディですから,肩の力を抜いて楽しめる映画です。とはいいながら,実は地味にシリーズ化を狙っているような雰囲気も醸し出しています。気長に待ちましょう。
https://gaga.ne.jp/uso800-2/

 

2020年38日(日)

調布シアタス 『天空の城ラピュタ』
もう忘れてしまったが,調布シアタスで映画祭っぽいイベントの一環で,宮崎 駿の『天空の城ラピュタ』が再上映されることになった。前回2月に映画館に行った時とは違って,コロナ騒ぎが始まって,ちょっとものぐるしい雰囲気のなか,イベントは中止にはならずに上映された。ちょうど巷でマスクが品薄になっていて,入場に際しマスクの着用は義務付けられなかったし,この頃は一席空けてという配慮もなかった。ただ,イベント主催者が希望者にはマスクを配布しており(このことをSNSなどでアップしないでくださいといわれていた。さすがに4ヶ月すぎているのでもういいですよね),私も受け取っておいた。
さて,この作品の公開は1986年。私が高校生の時ですね。おそらく,私はこの作品はスクリーンで観ていない。しかし,実は公開前に今はなき渋谷パンテオンで開催された記念イベント(試写会ではなかったはず)に参加したのだ。埼玉県鷲宮町に住んでいた私は,渋谷に行くのはほぼ初めて。イベント参加券を握りしめ,今思うと渋谷駅周辺は複雑なので,駅近くの映画館でありながら,散々迷った挙句たどり着いた。どんなイベントだったかは思い出せないが,ともかくイベントに行ったことだけは覚えている。
さて,今回はやはり子どもたちにこの作品をスクリーンで観させてあげる絶好の機会と思い,チケットを購入した。司会のイベント主催者が,熱い思いを語り始める。私よりかなり年下で,ようはこの作品をリアルタイムで知らず,ビデオやテレビで何度となく鑑賞したのだという。彼自身もスクリーンで観たいがためにイベントを開催したみたいな話でした。やはり5歳の娘にはストーリーは難しかったし,一部怖かったシーンもあったようですが,2時間近い上映時間をしっかり観きりました。一方で,十分に楽しんでいる10歳の息子はいつも通り,かなりの頻度で奇声を上げ,展開を予想するような語りをし,前に座っていた女性に何度も「しーっ」と怒られていました。

 

2020年314日(土)

吉祥寺アップリンク 『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
まだ映画館が臨時休業に入る前,半日一人で過ごせる時間があったので,お気に入りのアップリンク吉祥寺へ。とはいいつつ,アップリンクがワンマン社長のパワハラが蔓延していたとは知らなかった。それはともかく,魅力的なラインアップではあったが,決め手に欠け,この作品を選んだのは上映時間の都合や,何となくその日の気分で邦画よりも洋画,ホンワカ系よりもすっきり,みたいな感じで,サスペンス的な作品を選んだ。
オルガ・キュリレンコが出演していたのも大きいかもしれない。本作は世界的ベストセラー作品の各国同時翻訳をめぐるお話。なかなか設定が面白い。世界同時発売をするために,フランス語の原著を発売する際に,各国も同時発売をするということで,内容が外部に漏れないように,世界中から選ばれた9人の翻訳家が監禁状態で作業をするという設定。原作者自身が社会的にその存在を謎とされていて,そこも最後はどんでん返し的なストーリー。なぜか,こういう物語最近作られないですね。小説としてはあるのだが,映画化されないだけなのか。
https://gaga.ne.jp/9honyakuka/

 

2020年613日(土)

新宿シネマカリテ 『燕Yan
オフィスシロウズ制作のこの作品。実は私の妻が縁あってこの会社の制作作品のお手伝いを何度かしたことがあって,今回は出演者の一人,一青窈さんの言葉の指導をしている。日本での仕事だったが,この映画自体は日本と台湾とを行き来する。私の妻は台北出身だが,映画では高雄が舞台。
一青窈さん自身も台湾人の父,日本人の母に生まれている。本作では日本人の男性との間に2人の男児を生み,兄と台湾で暮らし,弟は父と日本で暮らし,父親は再婚するという設定。弟が父からの書類を届けるために高雄の兄を訪れるというストーリー。主演は水間ロンという大連出身の俳優。兄を演じるのは山中 崇。監督はカメラマンだという今村圭佑ということで,写真家らしい言葉より映像で見せる映画。妻の名前はちゃんとエンド・クレジットにも大きく映し出されました。
http://www.tsubame-yan.com/

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2020年もよろしくお願いします

2019年12月22日(日)
府中TOHOシネマズ『映画 妖怪ウォッチJam 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』
子どもたちに観に行くと約束していたものの,いつの間にか公開されていて,急遽観に行った。うちの長男はけっこう怖がり屋で,「妖怪ウォッチ」は幼い頃にアニメを1話観ている途中で怖くて観られなくなり,その後積極的には観ていなかった。ようやく最近になって新しいテレビシリーズを動画サイトで1週間遅れで妹と一緒に観るようになった。私も当初はやはり水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」が民俗学にも貢献しているのに対し,「妖怪ウォッチ」は妖怪をキャラ化しすぎていると食わず嫌いだったが,観てみるとやはり面白い。ということで,「妖怪学園Y」は本編とは少し違いますが,初の映画版を観に行くことになりました。
今やっているテレビアニメは25分の1話をオムニバス形式で放映していますが,映画となると当然長編です。脚本もしっかりしているし,なんといっても最近のアニメは絵がきれい。私の時代にも「北斗の拳」などが映画化されていましたが,原作の絵が丁寧すぎるために,アニメになると雑に見えて仕方がなく,子どもながら(まあ,もう中高生ですが)にその辺が残念で仕方がありませんでした。ともかく,本作も大人も十分に楽しめるものでした。
https://www.eiga-yokai.jp/


2019年12月31日(火)
冬休みに入り,子どもたちと毎日3人で過ごしている。妻の仕事も前日で仕事納めだったので,この日は少しは気が抜けると思いきや,仕事仲間と忘年会とやらで朝帰り(未就学生を含む2児の母が朝帰りってすごいですね。しかも,年に数回はあります)。ということで,急遽映画で時間つぶし。幸い,この日はTOHOシネマズが会員サービスデーをしていて,1400円で観られるということで,子どもたちに作品を決めてもらう。
府中TOHOシネマズ『ルパン三世 THE FIRST』
ついに,ルパンもフルCGになりました。ルパンの映画は宮崎 駿の『カリオストロの城』などもあり,その世代の人々は理想形がある。声優に関しても,やはりドラえもんが大山のぶ代でなければならないように,ルパンは山田康雄でなければならない。ただ,日本の技術も向上してきたCG作品ならば,別物として楽しめるのではないかということで観ることにした。5歳の娘が渋っていたのだけが気がかりだが。
「THE FIRST」とタイトルにあるように,ストーリーはルパン三世のおじいさん,アルセーヌ・ルパンとの関連が組み込まれている。なんと,ヒトラーがブラジルで生きていた!かもしれない,という設定の下,古代遺跡にとてつもない破壊兵器か巨大なエネルギー発生装置かといった,壮大な物語です。まあ,そこそこ楽しめました。娘も怖がる場面もありましたが,なんとか最後まで観てくれました。
https://www.lupin-3rd-movie.com/


2020年1月1日(水)
この日は妻が子ども2人連れて,栃木に住む自分の母親に1泊で会いに行く。以前は私も同行していましたが,その家のわが家用の寝具が不足していて,寝心地が悪いというのを最大の理由として数年前から私は行かなくなった。そんなことで,約2日間,1人で過ごせるということで,元日はとりあえず映画。行きは遅いということで私も映画の時間を合わせ,一緒に新宿へ。早めのランチを家族4人そろって食べて,私は映画館へ。
新宿シネマカリテ『家族を想うとき』
ケン・ローチ監督最新作。私はきちんと認識していなかったが,ローチ監督は前作で引退を表明していたという。なんといっても私の母と同い年の83歳というから驚くしかない。ともかく,作品を観るだけではその衰えはみじんも感じられない。キャストの紹介を読むと,その多くが映画初出演。4人の家族をリアリティを感じさせながら,それ以上の希望溢れる姿として描く手腕は感服するしかない。
主人公の男性は50歳になって新しい仕事を始める。中学生(高校生?)の息子と小学校高学年の娘がおり,妻は訪問介護の仕事をしている。これまで職を転々としていた主人公は,宅急便の会社と契約を結び,個人事業主として働く。とはいえ,仕事内容はほぼ会社に支配され,ノルマをこなせないと制裁が科される,そんな仕事。一方で,かつては成績優秀だった息子がグラフィティに目覚め,学校をさぼり,問題を起こす。毎日かつかつで生活しながら,バラバラになりつつある家族を何とかつなぎとめようとする物語。優等生の娘が家族のつなぎ目として頑張るが,ハッピーエンドとはいえない結末。前作『わたしはダニエル・ブレイク』では,単身の高齢者で生活保護を受けるかどうかというような状況だったが,本作は働き盛りで未成年の子どもが複数人いる家族の物語。特定の状況の人の生活だけでなく,多くの人がそれぞれの事情で生活に苦しんでいる現代社会を見事に描いている。なお,原題は「Sorry We Missed You」となっている。Weが誰で,Youが誰かを考えさせられる。
https://longride.jp/kazoku/


2020年1月2日(木)
年末に献血がしたかったが,かなわず,この日の予約はもう締め切られていたが,ダメもとで立川に来てみた。だめだったら映画にする予定。自宅を出るのが少し遅くなってしまい,映画を先に観ることにした。そういう予定なので,作品にあまり選択肢がなく,何となく選んだ作品。
立川キノシネマ 『テッド・バンディ』
実在した米国の連続殺人鬼を描いた作品。1970年代が中心である。予告編では主人公が殺人犯であるような描き方だが,本編はそうではない。以下はネタバレを含みます。主人公は法学校に通っていた過去があり,裁判では最終的に弁護士を解任し,自らが弁護を買って出る。警察の証拠はすべて状況証拠であり,この頃から激しくなってきた過熱報道を逆手に取り,全米各地の未解決事件を全て自分と結び付けようとしていると,視聴者に訴える。米国で初めて彼の裁判で法廷にテレビカメラが入る。観る者は,犯人は彼かもしれないけど,そうではないかもしれない,と思い(私だけか),後半で「唯一殺されなかった女」とされる恋人が「初めに彼を通報したのは私だ」と後悔の念にさいなまれるシーンがあるが,それによってさらに彼は冤罪だとの思いを強くさせられる。しかし,死刑施行前の彼女の面会での彼女のセリフですべてが解決する。彼女の存在がフィクションかどうかは分からないが,よくできた脚本である。とはいえ,彼女が当初から確信をもって主人公のことを信じていなかったかどうか,もしそうだとしたらなぜなのか,その辺は丁寧に語られない。
http://www.phantom-film.com/tedbundy/

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子どもと映画を観る楽しみを覚えました

2019年1124日(日)

パルテノン多摩小ホール 多摩シネマフォーラム「ファミリー・デー」
翌日は,多摩シネマフォーラムの子ども映画2本立てに子ども2人を連れて行った。
『映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 失われたひろし』
午前中はクレヨンしんちゃん。以前はあまり興味を示さなかったクレヨンしんちゃんですが,保育園の運動会か何かで映画のエンディング曲が使われたようで,急に興味を示し,行くことになった。私も映画版を観るのは初めて。これまでもいくつか予告編は観ていたが,とりあえず本作に関してはなかなかよくできていて,大人が観ても十分に楽しめました。もちろん,子ども2人も大満足。子ども映画は通常の映画館でもまあ,それほど周りを気にするわけではありませんが,こういう映画祭でかつ映画館ではない場所での上映だと,わが家に限らず子どもたちも思う存分笑って,楽しめます
『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』
昼休みはあまり時間がなく,しかしいい天気だったので,パルテノン多摩の階段状になっているところで,事前に買っておいたおにぎりでお昼ご飯。同じような考えの人が多かったです。
さて,午後は名探偵コナン。こちらも映画は初めて。というか,怖がりの長男は一度アニメを観た時,残忍な殺人シーンを目の当たりにして以来,コナンを見ることはなかった。9歳になった今回は克服できるでしょうか。そして,5歳になった長女は全編観られるでしょうか。シンガポールを舞台にした今回の映画。なんと,前半の多くが字幕でした。これはちょっと予想外。コナンって対象年齢は小学生だと思うけど,小学生で字幕ってどうなんでしょう?ともかく,文字を読めるようになってきたばかりの長女には厳しいですね。しかし,なんとか最後まで席には座ってられました。長男もそれなりに楽しんだ様子。私もシンガポールに言った気分で楽しみました。
https://www.tamaeiga.org/

2019年121日(日)

調布シアタス 『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』
そして,翌週も映画サービスデーということで,話題になっていたすみっコぐらしの映画をまた子ども2人を連れて観に行きました。長女もキャラクターとしてのすみっコぐらしはかなり好きなようです。さて,映画がネットで話題になっていたのはもっぱら大人が観て癒されたという感じのもの。観てみてちょっと納得。なかなか脚本が凝っていて,ちょっと幼い子ではその内容のちゃんとしたところまで理解できないかも。とはいえ,ストーリーは理路整然としているわけではなく,子どもらしい訳の分からなさもあり,私は少し眠気を催す感じでもありました。なので,意外にも長男が一番楽しめたようす。でも,最後の最後で私が楽しみました。エンディングが流れ,どこかで聞いた歌声。原田知世さんだ~と思いながらもじっくり聞くとそうでもないような。でも,やはり原田知世さんでした。そして作曲は伊藤ゴローさん。そうそう,私が10年以上前にライブ通いをしていた頃,知世さんはあの辺の人たちと一緒に音楽をしていたんですよね。私の手元にも『music & me』なるアルバムがあります。参加ミュージシャン情報は詳しくエンドクレジットに出てこなかったけど,きっとチェロは徳澤青弦さんだ,なんて思いながら聴いていました。
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=sumikkogurashi

2019年125日(木)

今年度は息子の小学校の保護者会に出席していなかったので,この日は有給休暇をとって,行くことにした。午前中は映画。
立川シネマシティ『ドクター・スリープ』
何を観ようかと悩んだ結果,なんとなく骨がある映画を観たいなと思い,こちらを選択。なんと,スタンリー・キューブリック監督作品『シャイニング』の続編。原作はスティーブン・キングで,『シャイニング』の40年後を描くという。主演は私の好きなユアン・マクレガー。『シャイニング』はよく覚えていないが,劇場では観ていない。大学生の頃によくある感じで,みんなで誰かのうちに集まり,お酒を飲みながらビデオで観る,そんな感じだったと思う。もともとホラーなどは好んで観る方ではないが,本作はともかく怖かったことだけ覚えている。なので,『シャイニング』ファンが喜ぶような細部の登場という仕掛けはあまり楽しめなかったが,単独でも十分楽しめる作品。それほど筋を複雑にしていないところがいいですね。観た後にすっきりとさせてくれる作品で,この時の私にちょうど良かったです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/doctor-sleep/index.html

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体調不良で久しぶりに3日間ゆっくり過ごしました

タイトルと内容は関係ありません。

2019年116日(水)

立川キノシネマ 『真実』
立川の高島屋にいつの間にやらできていた映画館。10月にオープンしましたが,ちょうどオープンしたての頃,同じ階にある室内遊び場に娘を連れてきたので知った。この日,いつも観る立川シネマシティに観たい作品がなかったので,こちらの映画館をウェブで改めて確認すると,なんと配給会社(制作会社?)のキノ・フィルムズがやっている映画館だとのこと。しかも,水曜日はサービスデイ1,200円。観ようか観まいか迷っていた是枝作品を観ることにした。まず,タイトル。ストレートすぎて観たいなという気分にさせない。フランスでの撮影ですが,カトリーヌ・ドヌーヴ主演ということだけでおなかいっぱいだが,それにジュリエット・ビノシュ,さらにイーサン・ホークまでついてくる。日本人の監督がどう演出するのだろうか。興味よりも懐疑心の方が先にくる。河瀨直美監督の『ヴィジョン』を思い出してしまう。こちらもジュリエット・ビノシュを起用したが,私的にはイマイチだった。
だが,結果的にはとても良い作品だった。かつての栄光を持続したい大女優という設定はちょっと古臭く感じるが,その古臭い設定をドヌーヴは見事に演じ,その陰の素材としての娘を演じるビノシュは私がフランス映画で観てきた普通の人間を自然体で演じている。そのアメリカ人配偶者としてホークは,これまたステレオタイプ的な役どころだが,その娘を演じる子役とともに,いい味を出している。ドヌーヴの共演者である若き女優を演じるマノン・クラヴェルという女優がまた魅力的で,その劇中作品にはなんとリュディヴィール・サニエ(『焼け石に水』以来のフランソワ・オゾン作品のミューズ)まで出ている。こちらは残念ながら加齢に伴いその魅力を半減させているが,役どころとしてはぴったり。「真実」というタイトルについても一定の方向性が示されている脚本であり,またフランスの映画制作の現場を感じさせてくれる。その真実とは映画に象徴される人間社会の役割論的なあいまいな存在として設定されている。
https://gaga.ne.jp/shinjitsu/

 

2019年1123日(土)

この日は子どもを妻に見てもらって,久しぶりに多摩シネマフォーラムに行った。この映画祭は今回で29回目ということだが,始まったばかりの時に行ったことがある。その時は不便な場所にある多摩市役所に隣接する市民ホールのような場所を会場にしていた。その時観たのは,一般公開のないような作品群だった記憶がある。その後も多摩センターにあるパルテノン多摩小ホールで上映される,一般公開後の作品を何度か観ているが,それはこの映画祭のものだったかどうかは記憶が定かでない。今回は永山駅近くにあるベルブホールという会場に初めて行った。図書館も併設された公民館でなかなかいい施設だ。これまで多摩地域に30年住んでいるが,訪れなかったことを公開するくらい。

永山ベルブホール 多摩シネマフォーラム「地方で映画を創造する」
今回私が選んだのは,トークゲストに柳 英里紗さんが登場するセッション。26分の短編から67分の中編までが4本。午前中から昼過ぎまでの長丁場だ。
YEAH』(2018年,45分,鈴木洋平監督,柳英里紗主演)
水戸市の若宮団地というところで撮影された意味不明な作品。トークショーを聴いていなければ「なにこれ?」で終わってしまう作品だった。監督等の話を聴いてみると,茨城県出身で今でも水戸市在住の監督が幼い頃から電車で水戸に出る際に沿線に気になっていた団地だとのこと。その後,仲良くなった変な友達の出身がことごとくその団地だったりして,ともかくおかしな雰囲気を醸し出す団地だとのこと。柳英里紗さんの話でも,ほとんど人気のない団地だが,出会う人がことごとく奇妙な人なのだという。英里紗さんは,『ローリング』の撮影地が水戸であったことから,水戸を好きになり,頻繁に訪れていたという。そんななかで,鈴木監督と出会い,本作にいたったとのこと。
VERY FANCY』(2018年,30分,柳英里紗監督)
このセッションは「地方」と銘打っておきながら,本作の舞台は代官山に表参道,世田谷区をロケ地に選んで「めちゃくちゃ東京らしい風景を選んだ」と監督はいう。監督自身が本人役で主演し,監督して映画を作るというそのまんまの設定。しかし,レズビアンで5人の女性たちをたぶらかすという設定はフィクション(?)。とはいえ,同性愛とかがテーマではなく,ともかくコンセプトとして監督が好きなもの,美しい思うものをこれでもかと集めてフィルムに収めたという作品。こちらも,トークショーの内容で,より見方が多元的になる。このトークショーには鈴木氏と柳氏の他に,後半2本のプロデューサーである杉原永純氏が参加した。この人がまたおしゃべり好きで,それでいて本質的な発言が多かった。3本目は俳優の染谷将太が監督をしているが,俳優が監督をするときの視点について語ったり,東京を舞台にしていたって列記とした地方映画だと思うなどと発言する。彼が着目するには,この柳映画はいくつか斬新な試みがあり,その一つが,映画のなかの自分に対して,他の女優さんがアフレコでセリフを入れているという点だったりする。ともかく,柳氏の映画愛の詰まった作品である。
『ブランク』(2017年,26分,染谷将太監督)
プロデューサーの杉原氏はこの時期山口氏のYCAMというアートセンターに勤めていて,そこはもちろん映画に特化した施設ではないが,年に1本映画を制作するという計画で撮られたもの。本作はそのYCAMの施設を利用して撮影されたもので,なんと脚本は染谷氏の妻である菊地凛子が担当している。そして主演はなんと山本剛史。といわれてもピンとこないだろうが,山下敦弘監督の初期作品の常連俳優である。と偉そうに書きましたが,私が彼の作品を観始めたのは『』(年)からです。ただ,当時から彼の作品が好きな友人がいて,山下監督,山本剛史主演の『その男狂棒に突き』という2003年の作品を観たことがあった。その作品はなんと主演の役どころが汁男優というハチャメチャな映画。この山本剛史という俳優はその印象が強すぎて,本作でその顔を見た瞬間に思い出して笑ってしまった。ストーリーはうだつの上がらない中年警備員が夜のアートセンターでの警備の一夜を描いたもの。「ブランク」というタイトルはフランス語の白を意味するblancのことか。主人公は白い全身タイツの男に付きまとわれるが,その存在を知覚するわけではない。そして,それは他者でもなく最終的にはそれに同一化してしまう。という哲学的な内容。
『ワイルドツアー』(2018年,67分,三宅 唱監督)
実際にこのYCAMというアートセンターで青少年向けに行われているプログラムを追ったドキュメンタリー風の作品。はじめから完全なドキュメンタリーではないなと思いながらも,フィクションとも言い切れない雰囲気のなか作品は進んでいく。途中で,色恋沙汰が表に出てきて明らかなフィクションだと気づくという設定。この作品がどのあたりを狙っているのか,プロデューサーの口から聞きたかった。トークショーでは唯一話題にならなかった作品。
https://www.tamaeiga.org/

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長男は9歳になりました。

2019年1019日(土)

府中TOHOシネマズ 『映画トゥインクルプリキュア星のうたに想いをこめて』
そろそろ5歳になる娘は,特にプリキュアにはまっているわけではない。アニメとしては,アイカツやプリチャンは観ているが,4歳上の兄と一緒に男の子向けのアニメもよく見ている。映画もよく見ます。そんなことで,アイカツもプリチャンも最近は映画がないので,プリキュアを観に行くことにしました。たまたま,この日は妻が仕事で,息子は児童館に行くというので,公開初日に2人で映画館に。ところが,客席は思ったほど埋まっていません。プリキュア人気はどうなんでしょうね。グッズはともかく,歯ブラシから何から圧倒的にプリキュアものが多いですが。
プリキュアについては,子どもを連れて行く医者の待合室によく置いてあって,ストーリー展開は大体分かっていました。絵本で見るよりはさすがに映画は作りこまれていて,十分に楽しめました。娘も満足のようです。
http://www.toei-anim.co.jp/tv/precure/news/2019062401.php

 

2019年10月20日(日)

吉祥寺アップリンク 『タレンタイム~優しい歌~』
翌日は一人で行動。また吉祥寺のアップリンクに行きました。なんとマレーシア映画です。ヤスミン・アフマド(1958-2009)という女性監督の遺作とのこと。高校が舞台で,高齢で行われる芸能コンテストをめぐる顛末を描く。多民族国家であり,他宗教でもある。さまざまな事情を抱えた高校生たちが,自らのルーツを意識しつつ,楽器を演奏し,歌を歌い,舞踊を踊る。登場人物の一人は耳が聞こえず,一人は母子家庭でその母親を病気で亡くそうとしている。まっすぐに生きる若者たちの姿をみずみずしくスクリーンに残している素晴らしい作品。
http://moviola.jp/talentime/

 

2019年1027日(日)

新宿武蔵野館 『ある船頭の話』
なんと,オダギリジョー監督作品。撮影にクリストファー・ドイル,衣装にワダエミを迎え,浅野忠信や蒼井 優,草笛光子や細野晴臣を贅沢にもちょい役で登場させ,主要なメンバーは柄本 明,村上虹郎,永瀬正敏という面々。そこに川島鈴遥(りりか)という17歳の若手をオーディションで選んだという。謎めいた少女を演じ,その魅力をみせつけている。もっと淡々と,キム・ギドクの『春夏秋冬そして春』のような作品を想像したが,思いのほかストーリー展開があり,長い映画ではあるが,飽きさせない。結局,柄本 明演じる船頭が善人なのか,悪人なのか,その素性や経緯は語られず,謎を残したまま,エンドロールの間続くエンディングを迎える。撮影は新潟県の阿賀野川で行われたとのこと。時代を感じさせない見事な風景の中で,作品世界が造り上げられました。
http://aru-sendou.jp/

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日本映画3本

2019年922日(日)

府中TOHOシネマズ 『アイネクライネナハトムジーク』
妻が子どもを連れて出かけてくれるというので,事前に前売り券を買っていた,公開したての作品を観た。もちろん私の目当ては多部未華子さんですが,相手役が『君に届け』と同じ三浦春馬君というのも嬉しいキャスティング。原作が伊坂幸太郎というのもいいですね。しかし,この原作が曲者だった。予告編ではこの2人がメインという感じなのだが,それぞれの登場人物の心情を描くという意味で,多部未華子の登場シーンはあまり多くはなかったのだ。そこだけが残念だった。
一方の三浦春馬は出ずっぱりで,改めていい俳優だな,年齢を追うごとにそれ相応の演じ方ができるようになっているように感じた。相変わらず美しい貫地谷しほりさんとか,高校生役の若き俳優たちも輝いています。うがった見方をすれば,個々人の悩みには触れながらも人生の輝かしい部分だけ描いているような気もしますが,フィクションだからそれでいいような気もします。
https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/

 

2019年929日(日)

立川シネマシティ 『おいしい家族』
2
週連続で1人で映画を観ることができました。いくつか魅力的な作品はありましたが,板尾創路はあまり好きでないものの,若手の女性監督(ふくだももこ)のオリジナル脚本ということに惹かれてこの作品を選択。浜野健太も俳優としては結構好き。ところで,主演の松本穂香という女優は,予告編でも別の主演作品をやっていたり,最近人気のようだ。しかし,残念ながら私にはその魅力は分からなかった。確かに,最近では少し珍しいはっきりとした顔立ちで,化粧は映え,すっぴんでもいける,という外見の魅力は分かります。演技も下手というわけではないし。個人的な好みですかね。それはともかく,この作品では非常に控えめな演技で,先立たれた妻の洋服を着るという設定の板尾創路は,親戚のおばさんの言葉「似合っているから別にいいんじゃない」というセリフがそのままで,とてもいい。そして,対照的な浜野健太のくどい演技が,この離島の風景,社会とコントラストをなし,素晴らしい作品。そういえば,撮影には新島を使っているようだが,調布飛行場から飛行機路線もありながら,映画では船で移動しており,設定的には『天気の子』とダブっている。東京の離島を取り上げる映画ってそう多くはないと思う。そこがこの映画の肝でもある。女装をする高校の校長先生。それに反発するが実はあこがれていたことが最後に分かる,男子高校生。狭い閉鎖的な社会でありながら,さまざまな異端的人間を偏見なく受け入れていく地元民と,そういう寛容さを学んだはずの東京で暮らす主人公とのコントラストを描いている。
https://oishii-movie.jp/

 

2019年102日(水)

大学が始まりましたが,後期は午前中の東京経済大学だけ。数年前までは国分寺から戸塚まで移動して2コマをこなしていたが,その分の給料が減り,家計が厳しいので,午後は会社に出勤しようかとも考えていたが,妻が正社員に転職するというので,自分のために使おうと思う。とりあえず,伸び切った髪を切るために調布に行くので,ついでに調布で映画を観ることにした。なお,通っている美容院は西調布に引っ越した時から行っているので,もう10年近くになる。その頃は,鏡の下部に埋め込まれたモニターにDVDから上映される映画を観ながらの散髪でしたが,最近はJASRACの取り立てが厳しいらしく,上映はやめてしまった。世知辛い世の中です。

調布シアタス 『宮本君から君へ』
時間的な制約で,選んだ作品はこちら。予告編は観たが,あまり積極的に観たい感じではない。池松壮亮も何となく好きになれない俳優。ただ,蒼井 優ちゃんが体を張って頑張っている作品なので,観てあげることにしましょう。タイトルからなんとなくは感じていましたが,観始めて改めて『モーニング』に連載されたマンガが連載ということを実感しました。痛くてとても観ていられない雰囲気。それを見事に実写で表現しています。まあ,それだけでいいでしょう。ちょこっとだけど,久しぶりに松山ケンイチの姿を観られたのは嬉しかった。
https://miyamotomovie.jp/

 

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今日は久しぶり一人の休日

2019年94日(水)

吉祥寺アップリンク 『メランコリック』
久しぶりに一人で行動。どこで何を観るか,とりあえず最近お気に入りの吉祥寺アップリンクの上映作品を調べると,『火口のふたり』も上映していたが,迷った末,もう少しマイナーな作品を選択。皆川暢二という俳優が演じる,東大卒でありながらさえない人生を送っている男が主人公。ど近眼眼鏡をかけてまさにさえない男を演じているが,眼鏡をはずすとかなり男前,そしてこの作品のプロデューサーでもあるという。監督は田中征爾というが,こちらも初長編作品だという。たまたま行くことになった銭湯でバイトを募集していて,働き始めると,その先頭で夜中,殺人が行われていたという展開。床屋で殺人が行われたというアメリカ映画『スウィーニー・トッド』を思い出す。主人公が初めて銭湯に行ったときに,吉田芽吹という女優が演じる高校時代の同級生と再会し,さりげなくアタックされて付き合うようになってしまうところとか,かなり不自然な物語展開もありますが,そこそこ楽しめる作品。個人的には最後のシーンがとても良かった。
https://www.uplink.co.jp/melancholic/

 

2019年916日(月,祝)

府中TOHOシネマズ 『天気の子』
今回はあまり積極的に観たいと思っていなかったが,4歳の娘が観たいというので,あまり乗り気でなかった8歳の息子と3人で観に行くことにした。上映開始からかなり経っていますが,まだ14回の上映で,私たちが観た11時台の回もほぼ満席でした。本作もそこそこヒットしているようですね。今回もネタバレでいきます。
息子が乗り気でなかったのは,拳銃が出てくるシーンがあること。案の定,はじめのシーンでは「だから観たくなかったんだよ」とシートに顔をうずめていました。幸い,主人公は銃を捨てて,物語は進行したので,そのまま見続けましたが,まさかの再び銃の登場。息子は号泣しながら悶えていました。かわいそうに。観終わった後私も本作における銃の存在について考えましたが,あのアイテムは必須条件だったのでしょうか?単に盛り上がりを作るためだけだったような気がします。改めて息子の感受性の強さを感じましたが,彼には悪いことをしました。銃が登場した2回目のシーンでは娘ももらい泣きをしてしまいましたが,『ライオン・キング』に続いての長編映画を,今回はトイレに立つことなく,観ることができました。子どもたちの記憶にどんな形でこの作品は残るのでしょうか。
さて,私の評価ですが,観る前にちょっとした評論文を読んでしまいました。相手役の女性の描き方が男性の欲望の反映だというもの。まさにそういう感じはありましたね。主人公を中心とした予定調和的な印象は否めません。ちなみに,今回は山本二三さんも参加しているようですね。気象に関する知識や,今回は古い神社に伝わる人柱の話は,『言の葉の庭』の時と同じように,古い日本文化への参照ということでしょうか?そして,近年のゲリラ豪雨や異常気象といわれる将来的なものへとつなげていく視点は,右翼化が進む現代日本に必要とされるものかもしれません。そういえば,外国人労働者やLGBTのような視点は全く欠如していますね。今回も舞台は『言の葉の庭』以降監督がこだわっている新宿・代々木付近で,今回はオリンピックも近いということで,千駄ヶ谷も含んでいて,建設中の新国立競技場がこれ見よがしに登場していました。それにしても,最後のシーンはよく考えると現実味がない。東京では3年間雨が降り続くとある。これは局地的なものであり,元々のゼロメートル地帯や,何らかの形での液状化や地盤沈下が起こるということはあり得るので,東京湾付近の一部が水没するという可能性はあると思う。しかし,映し出された上空からの風景は,明らかに海水面が上昇した場合の状況だ。局地的な雨が海水面を上昇させるわけではない。
https://tenkinoko.com/

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夏休みの映画

2019年724日(水)

新宿武蔵野館 『長いお別れ』
前期の大学講義最終日は午後の授業だけだったので,午前中映画を観る。蒼井 優の結婚報道があった後だったが,元々彼女の作品はよく観ているし,山崎 務が認知症を演じるというのは見逃せない。後で分かったことだが,監督は『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太。この日は本来の上映予定期間を延長しての上映だったので,上映後に監督の舞台挨拶があった。そこから先に書きましょう。監督は恐れ多くも山崎氏に出演を依頼したとのことだが,山崎氏は事前に原作を読んでいて,この作品の映画化の話があれば,自分に出演のオファーがあると確信していたとのこと。
さて,作品ですが,やはりとても丁寧に撮られていますね。日本アカデミー賞の各賞を受賞したという『湯を沸かす』を観た時もそう思いましたが,秀作という言葉がよく似合う作品です。これといって,特別な芸術性とかそういう驚くべき体験をさせてくれるような映画ではありませんが,これはこれで映画の神髄というか,スタンダードな映画の良さを伝えてくれます。蒼井 優ちゃんの魅力も存分に楽しめます。
http://nagaiowakare.asmik-ace.co.jp/

 

2019年728日(日)

府中TOHOシネマズ 『ペット2
前作『ペット』を私は観ていないが,妻と息子で観にいったこともあり,息子が観たがって,娘も連れて観に行った。特に前作はあまり観たい感じではなかったが,今作は少しスケールアップしていて,それでいて前作を観ていなくても十分楽しめる内容だった。とはいえ,この辺りの作品群はすでにおとぎ話化している感があり,普遍的な物語展開というか,悪く言えば紋切り型の物語という言い方もできる。
https://pet-movie.jp/

 

2019年810日(土)

渋谷シネクイント 『さらば愛しきアウトロー』
この日は妻が子どもたちを連れて自分の母親の家に連れて行っていたので,久しぶりに一人の自由行動。久しぶりにライヴでも行こうかとも思ったが,家族旅行を前に金欠だったので,映画1本にしておくことにした。久しぶりに渋谷の街でも散策することにしよう。シネクイントはパルコ・パート3の上階に入っていた映画館だが,何となくそうじゃないかなと歩いて行ったら,やはりパルコは全巻建て替え中。スマホを持たない私は途方に暮れて一通り歩いて駅前の交番で聞いたら,丁寧に教えてくれました。かつての「シネパレス」がシネクイントになったんですね。選んだ映画はロバート・レッドフォードが俳優として最後の作品にしたというもの。実在した老人窃盗団を描く作品。スリを繰り返す老人というのはよく報道でも出てきますが,こちらは銀行強盗。しかも,被害に遭った行員は皆声を合わせるように,その紳士的な犯行に感心している。とある刑事がこの小さな銀行強盗を負い始める。最終的には彼を追い詰めていくわけだが...ロマンスあり,刑事の家族の物語あり,主人公のとんでもない人生ありの飽きさせない展開。そして,まさしくレッドフォードの俳優人生にも置き換えられるような,演技の集大成。そういえば,この作品はNHKの朝のラジオの土曜日版の一コーナー,緒川たまき「シネマ指定席」で紹介されていました。

2019年91日(日)

府中TOHOシネマズ 『ライオン・キング』
実写の「ライオン・キング」なんて,と予告編を観た時は思いましたが,なんと今年小学3年生の息子が学校の学習発表会で,学年の演劇の内容が「ライオン・キング」となった。ディズニーのアニメ版もあるようだが,わが家で契約している動画サービスでは配信されていないようだし,せっかくこの時期に上映しているので,実写版を観に行くことにした。娘も行きたいというので,上映時間2時間の作品に初挑戦。
実写ということだが,当然実際の動物に演技をさせるわけではない。しかし,何をどうやって作っているのか全く分からないほどの技術で動物たちが違和感なく演技をしている。もちろん,子連れなので観たのは吹き替え版であり,時折ミュージカル仕立ての本作で,そこに違和感が全くないわけではない(とはいえ,吹き替えの歌声もなかなか素晴らしかった)。私はストーリーを全く知らなかったが,コメディ要素も多いんですね。その主要人物(動物?)の吹き替えが佐藤二郎だったりして,こちらも楽しめました。案の定,娘が事前にトイレに行ったのに,予告編からジュースを飲みすぎて,途中でトイレに行ったことが残念でしたが,とても楽しめる作品でした。
https://www.disney.co.jp/movie/lionking2019.html

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